か ら け ん


ずっと走り続けてきました。一休みしてまわりを見ます。
そしてまた走ります。

バブルもあながち悪くはなかったよ

2018年11月06日 | 社会・経済

数十年ぶりに洗濯機の操作盤を開けた。冷静になると洗濯機ごときに操作盤はいらない。何しろ全自動なんだろ。今風に言えばAIか。バカコケ。AIの自動運転が数百件の事故を起こしているじゃないか。違うというなら今年から交通事故は激減するだろ。責任持てよ。

 

そう考えると、今から30年以上前にできたこの洗濯機は電子的なものは少なくほとんどメカニカルだ。、だが全く故障なくVBeltを一回替えただけだ。ヨットから帰ると洗濯槽は汚れ物であふれ上から足で踏みつけるときもあったが、洗濯機はよく耐えた。

PANASONICがNationalだったころの愛妻号だ。メカ的に水位と洗濯物を測定し洗濯物の偏りを自動で直し水量を決める。「メカ的に」が大事だ。だからこそ配線図さえあればほとんどの調整はできる。

洗剤の自動投入とか消費者を馬鹿にした機構もあるが、全体として輝きを失わない筐体、制震鋼板をふんだんに使ったバブル様様(さまさま)の仕様。

掃除機をかけ30年分の埃を吸い出し再びテープで密閉した。テープをしないと洗濯物が引っ掛かり蓋が無理をする。

バブルが来なかったら庶民には決して入手できなかった優れものだ。今のドラム式を見ると悲しい。不便だとわからんのか。あまり洗濯などしないんだろ。腰を曲げて洗濯物を取り出す。そのうち子供が入りミンチになる。

こんな事故は多いじゃないか。どうしたAI。水も洗剤も電気代も食う。どこが省エネだ。メーカーのまやかしデーターではなく本当にどうかを確かめるべきだ。

うちの愛妻号は値段が高く重たく電気を食う。しかし致命的故障をして買い替えるよりはるかに省エネで音が静かだ。僕の子供が死ぬまで娘の愛妻号はある。なぜならNationalには部品があるからだ。PANASONICにはない。

 


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