夢を見るのはよいことか。下手に夢を与えると、能力も無い奴がその気になり、努力のあげく敗北する。
モンスターペアレントは自分に学問が無いから学問が何かをしらず、したがって敬意を払わない。能力のない教員とことなかれの校長は、こぞって子供ちやほやゴッコをする。
モンスターはつけあがる。親、校長、教員。三位一体となり教育を破壊する。それは高校まで続く。とくにアッホ教員の多い何ちゃって高校いおいては。
学問をしている高校には、モンスターの居場所はなく、いたら、バカ恥をさらすだけである。
ボランティアはやめたはずの僕が、ちょっとした会に出る様になった。西鉄電車で行く。乗客を見渡すと、僕が40年前受けた試験と同じ試験の試験勉強をする若者がいた。いまはラストスパートの時期だ。
僕の本能だな。心の中でエールを送った。「くじけるなよ。」
僕の頃は、過去問とか、予想問題集とか、解説本とか一切なかった。だが、条件は同じだ。昔は、皆、例外なく無かったし、今は皆、例外なく教材を揃えたり予備校に行くのが可能だ。特権階級はいない。
いや、むしろ難易度は上がったか。アホノミクスのおかげで景気は良くなったそうだが、そしたらなぜ皆官吏になりたがる。ああ?安倍。
読者。おまいらも給料上がったんだろうね。
チェッカーズという歌のグループがいた。僕はその中の一人の担任だった。僕のことをよく覚えてくれて授業をしない先生とか定期考査の範囲が10行だったとかいってた。テレビで。
だが奴らは本当は優秀で、僕のレトリックを理解しよく本質をつかんだ。
大学よりはるかに楽しい時代であったし、僕の人生の一番楽しい時期になるだろう。
たいした大学ではないが、その大学の中に立命館大学というのがある。かつては狂犬ぞろいの大学だったが、このごろは飼いならされた羊が通う。
上の段で書いたチェッカーズの頃、聖子ちゃんの頃でもある。立命館を目指す生徒がいた。途中は省略して・・・彼は3浪した。
昔のことだ。携帯だ、スマホだといった、繋がらないと不安な時代はまだ来てない。合格通知は格好の学生のアルバイトだ。
発表を見て、あらかじめ入試の時とかに申し込んでおいた受験生に、合否の電報を送る。そんなシステムがあった。入試のとき、校門に机を並べ2回生3回生が受け付けていた。
昔のことだ。しかも超アナログ。学生は合格発表を見て電報を打とうとしたとき、その3浪生の合格を見落としてしまった。
3浪生はもう耐えられなかった。自宅で首をつった翌朝、届いたのは合格通知だった。