か ら け ん


ずっと走り続けてきました。一休みしてまわりを見ます。
そしてまた走ります。

もうよせ、帰って寝ろ。・・・頑張るほど痛ましい。

2013年02月10日 | 旅行

と、そのまえに言っておきたいことがある。韓国みたいな不誠実な国の言葉を勉強するなんて、と非難をうけるようになった。これは日本人の教養のなさをよくあらわしている。

隣国の言葉を話せない国民は世界でも珍しい。フランス人はほぼ全員、ドイツ人は全員英語が話せる。戦争中はそのような人間はアメリカ軍から重宝された。

敵だからこそ知らねばならない。低質な敵愾心は持つ必要ない。両国関係で、ことの本質がどこにあるのか考えるときバイリンガルの人間は貴重な存在だ。残念ながら東京外語や大阪外語は十分に学生を育成していない。ほかの大学はカルチャーセンター程度だ。ただ話すだけなら帰国子女で十分だ。ものになる論文が書け読め議論できるかが問われる。

そもそも外人なのに自国の文化を研究してくれる人には敬意を払うべきだ。思いもよらぬ視点を提供してくれる。ベネディクト、ライシャワー、キーン、グリーン、ダワー。アメリカだけでもきりがない。低能金田一を軽妙に切って捨てるロバートキャンベルはテレビでもよく見る。

ネトウヨはもう少し大人になってほしい。漢詩の一つも作れんでよくもまあ中国をバカにするよ。第一お前の漢字は正確か。綺麗か。辞書なしに手紙の一つも書けん奴が漢字の国の批判がよくできたもんだ。哀れなマネはよせ。せいぜい僕のブログに妬みひがみ脅しを書いてバカをさらせ。

いま目の前にある危機を解決するには千年の歴史の遡行が必要だ。目の前の「ふ」をとり合う哀れな鯉達に問題解決の能力はない。

で、本題。

蘇州の共産党のお偉いさんがリードして子供たちのステージを見にいこうと誘ってくれた。僕は講堂のような広いコヒーショップで待っていた。僕は広東語なんてできやしないのに、少し単語をつないだのを聞きつけた広東から来ているこれまたお偉いさんが、手がちぎれるように握手をしてくれた。

この5,6人でガキのお遊戯を見に行くことになった。ところがこの共産党。時間を守らない。僕はあきらめて夜の街にくり出そうと思って食事をし部屋でシャワーを浴びた。9時30分。僕が外出する寸前、彼らは来た。

田舎の小学校の講堂の様な劇場についたときはすでに10時を過ぎていた。この講堂がレトロで実にいい。僕はいっぺんで機嫌がよくなった。ライトや階段の手すりや売店の陳列ケース。ごっそり持って帰ったらいい商売になる。

売店は夜遅いのにジュースを3本ぐらい並べて白い服を着たおばさんがニコニコして販売していた。考えようだ。コンビニで気違いになって売りまくるよりここでジュースを売る方がいいかもしれぬ。

会場に入ろうとすると隊列を組んだ子供たちがラッパで迎えた。実に面白くない公演を見てまた出口に向かった。もう12時を過ぎている。みんな共産党を待っていたから遅くなったんだ。

出口でまたラッパの歓迎をあびた。痛ましい。夜半を過ぎるまで子供を立たせておくなんて。

もうよせ、帰って寝ろ。

 

Posted at 2012/12/19

 

 

 

 

 

 


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