般若寺は、秋には境内に植えられたコスモスが美しく咲き誇ることでよく知られています。
関西花の寺二十五霊場の17番札所に名を連ねる「花の寺」でもあります。
楼門
般若寺は、東大寺転害門の前を走る369号線を北に向かっていくと
奈良坂に差し掛かりますが、この坂を登り切ったところにあります。
本堂
訪ねた日は日頃の行いが最近どうもよくないことが祟ってか雨でした。
それでもご覧の通り大勢の方が参拝にお見えでした。
本堂の前の境内に咲くコスモス
負け惜しみ半分ですが、雨の日にしっとりと咲くコスモスの花も、
また風情があり楽しませてもらいました。
般若寺の創建は確実な資料が残されておらず詳しいことはわかっていませんが、東大寺正倉院文書などの記録などによると今から1200年前の奈良時代天平期以前には建立され、最盛期には七堂伽藍が備え、そして1000人もの学問僧がここで修行を励んだ奈良時代の有数の名刹であったことはわかっています。
ところが、般若寺はその後過酷な変遷を辿ることとなります。その原因は般若寺の立地がそうさせたと言っても過言ではありません。
この詳しいことは下記の私のホームページ「古寺巡訪 気の向くままに」に掲載しておりますので是非ご覧ください。