日々雑感

豊かな四季の移ろいを記憶にとどめて行きたいと始めたフォトブログです。暫しご笑覧下さい。

湖南三山・長寿寺境内のかわいい「お地蔵さん」(2)

2012年12月23日 | 古社寺巡訪・滋賀

 湖南三山・長寿寺の続きです。

本堂には、本尊である子安地蔵尊が安置されています。 

 多分、古いお地蔵さんだと思います。
風雨によって全ての角が取れ丸くなったお姿とかすかに残るお顔の表情。
どれだけ、人の世の儚い移ろいを、見てこられたことでしょうか。

 水車小屋とカエルの親子。小屋の上に乗っている五つの小さい置物は鳩でした。
こんな所にも、とっくり(?)に差した赤いお花が供えられていました(右下)。

 ほとんど落葉してしまった境内の”もみじ”ですが、まだ踏ん張っているものもありました。

このお地蔵さんは、ほんの最近に安置されたのではないでしょうか、

 狸の親子も長寿寺の本尊・地蔵菩薩に、家内安全と子狸の長寿を祈願しに来たのかもしれません。

 長寿寺は、今から約1300年前に聖武天皇の命によって
東大寺の初代管主を務めた良弁僧正が建立した
と伝えられているほどの古刹です。
にも拘わらず古刹にありがちな格式ばったところがなく、逆にほのぼのとした雰囲気を持ったお寺でした。
これは多分に今のご住職方々のお人柄がそうさせているのだと、
境内の沢山の小さいお地蔵さんが教えてくれました。

それでは最後にもう一度「聞きます地蔵」さんをご覧下さい。



END

 


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湖南三山・長寿寺境内のかわいい「お地蔵さん」(1)

2012年12月21日 | 古社寺巡訪・滋賀

 先週、紅葉で有名な湖南三山(常楽寺・善水寺・長寿寺)の長寿寺を訪ねました。「11月のシーズンは大変な参拝者でした」と受付の方が仰っていました。文字どおりの季節外れの参拝となりましたが、閑散とした静かな境内と、そこかしこに祀られている小さなかわいいお地蔵さんなど、久しぶりに心安らかな時間を持つことができました。(負け惜しみ半分)

山門

本堂(国宝)

「聞きます地蔵」さんは、先程のものと二種類あるようです。このお顔がいい。
「長寿寺」の銘を入れて販売すればと思うのですが。。。
直ぐにこういう俗な発想をする者には、さすがのお地蔵さんも、
「聞く耳持たん」とそっぽを向かれることでしょう。

このお地蔵さんの他にも面白い置物が多々ありました。次回、掲載します。ご覧下さい。

つづく

 


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