長居植物園大池の東花壇。
その大池の側でコムラサキ(小紫)が、薄紫色の小粒の実を付けていました。
この色合いが何とも魅力的です。
小紫の実は、植物園に飛来する様々な鳥たちの大好物のはず。
鳥が実を啄むシーンを期待して暫く待ちましたが、残念ながら一羽も現れませんでした。
長居植物園大池の東花壇。
その大池の側でコムラサキ(小紫)が、薄紫色の小粒の実を付けていました。
この色合いが何とも魅力的です。
小紫の実は、植物園に飛来する様々な鳥たちの大好物のはず。
鳥が実を啄むシーンを期待して暫く待ちましたが、残念ながら一羽も現れませんでした。
ヘメロカリス園のソテツが、日差しが強いながらも、どこか秋を感じさせる
カラッとした風に吹かれていました。
シコンノボタン(紫紺野牡丹)はブラジルを原産とする樹木です。
名の通り紫紺の五弁の花ですが、”一日花”で朝に咲き夜の訪れとともに枯れ落ちます。
そして翌日、次の蕾が開き、花を咲かせます。
11月頃までこの営みを繰り返し、比較的長期間、
見る者を楽しませてくれる花です。
今週に入ってから、今までの猛暑が嘘のように涼しくなりました。
空気が澄んでいるためか、久しぶりに青空が広がっていました。
サンゴ樹が赤い実を枝中に付け重そうに風に揺られていました。
実の付き方が、丸く加工された赤い珊瑚の飾りに似ているところから
サンゴ樹と呼ばれるようになったと言われています。
はち切れそうに膨らんだ赤い実。
このサンゴ樹の赤い実は、
私にとって季節の移ろいを知らせてくれる大切な木々の一つです。
毎年、長居植物園のサンゴ樹が赤い実をいっぱいに付け始めると
「あぁー、今年の夏も、もうすぐ終わりだなぁー」と、思います。
そして、かすかな秋の気配を、吹く風にも感じられようになります。
冷房が効いた高山植物室で十分に涼んだ後、再び順路の最初の入り口に戻り熱帯花木室へ行きました。
(なお、咲くやこの花館は見学順路が決められています。
熱帯雨林植物室→熱帯食虫植物室→熱帯花木室→サボテン・多肉植物質→高山植物室です。)
ハワイやタヒチで、レイによく使われている花だそうです。
花弁の外周から順に、薄いピンク→ホワイト→イエローと見事なコーディネート、
これならレイに使いたく花だと納得した次第です。
余談ですが、熱帯花木室は、設置されている温度計が39.5度を表示していました。
早々に退散して再び高山植物室へと避難と相成りました。
高山植物室で、このフワッとした青紫色に目を奪われ撮りました。
名は、カンパニュラ・ロツンディフォリアとありました。
和名では糸沙参(イトシャジン)ともありました。
てっきり高山植物だと思っていましたが、必ずしもそうではなく
北半球温帯に広く分布しているようで、園芸品種でもあるとのことでした。