松尾寺は奈良県大和郡山市山田町にある真言宗のお寺です。
法隆寺の真裏に位置する松尾山の中腹にある山岳寺院です。
古くより厄年に当たる人の厄除け祈祷をしていただけるお寺として有名です。
その歴史は古く、今から約1300年前の養老2年(718)に、
有名な日本書紀の編纂責任者であった舎人親王が、
その日本書紀の無事完成と自分の42歳の厄を払うことを願って建立されたと伝わっています。
北惣門です。正門はこの反対側にある南惣門ですが、
車で訪ねるとこの門から入山することになります。直ぐに108あるという石階段があります。
108段の階段の途中に閼伽井屋が右手にあります。
本尊厄除観音にお供えするためのお水はここから創建以来使用されているとのことです。
自然湧水で、不老長寿、健康のために良いとされ、昔から松尾水(まつのおのみず)と呼ばれいます。
本堂です。当日、境内にはカサブランカの植木鉢が多数置かれていました。
毎年7-9月に行われているようです。
建武4年(1337)に再興された建築物で国の重文に指定されています。
三重塔です。
境内から少し高台にあり、高さは15mあります。明治21年に再興されました。
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