山岡荘八著の「徳川家康」の12巻・華厳の巻きが読み終わった。
丁度、全24巻の半分まで来た。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/75/85675792e829fa731f105f0c7795f307.jpg)
本巻は秀吉の妹朝日姫を正室に迎えた家康が上洛するという話。
その後、秀吉は九州征伐に向かい、家康は東国経営に乗り出す。
本巻の最後の茶屋弥四郎次郎と本多正信のやり取りを読んで、
何と正信は用心深いというか、疑り深いというかと思った。
また家康の家臣が正信を嫌っていたのは知っていたが、
茶屋までが正信のことを嫌っていたというのは知らなかった。
歴史小説を読むと、いい言葉や話がある。
本作品では、鳥居彦右衛門元忠がその祖父・伊賀守忠吉の言葉として、
息子・新太郎に度々聞かせている言葉で、次のようなものがあった。
「武人の勝負はその時々よりも平素にある。平素に油断がないのが一番の心構え。」
「家風というのは一代にして成らぬもの。厳しく普段に培えよ。」
また、家康が亡き築山殿とのことを回想して、次のよう言葉がある。
「相手の申し分が正しければ正しいほどに怒りを掻き立てられる。正しいことは、
時には少しも人間を幸せにはせぬものであった。」
なかなか感慨深い言葉である。
丁度、全24巻の半分まで来た。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/75/85675792e829fa731f105f0c7795f307.jpg)
本巻は秀吉の妹朝日姫を正室に迎えた家康が上洛するという話。
その後、秀吉は九州征伐に向かい、家康は東国経営に乗り出す。
本巻の最後の茶屋弥四郎次郎と本多正信のやり取りを読んで、
何と正信は用心深いというか、疑り深いというかと思った。
また家康の家臣が正信を嫌っていたのは知っていたが、
茶屋までが正信のことを嫌っていたというのは知らなかった。
歴史小説を読むと、いい言葉や話がある。
本作品では、鳥居彦右衛門元忠がその祖父・伊賀守忠吉の言葉として、
息子・新太郎に度々聞かせている言葉で、次のようなものがあった。
「武人の勝負はその時々よりも平素にある。平素に油断がないのが一番の心構え。」
「家風というのは一代にして成らぬもの。厳しく普段に培えよ。」
また、家康が亡き築山殿とのことを回想して、次のよう言葉がある。
「相手の申し分が正しければ正しいほどに怒りを掻き立てられる。正しいことは、
時には少しも人間を幸せにはせぬものであった。」
なかなか感慨深い言葉である。