けいた と おちぇの親方日記

わんこと暮らす、のんびり日記

小説「暗殺の年輪」(藤沢周平)

2015-09-08 18:00:00 | 書籍(コミック)
藤沢周平さんの「暗殺の年輪」を読んだ。

本作は第69回直木賞受賞作品で、
児玉清さんも絶賛していた作品である。



本文庫本には、「黒い縄」、「暗殺の年輪」、「ただ一撃」、
「冥い海」、「囮」の順で短編が5篇収められている。

藤沢さんの作品は初めてなので、
まずは直木賞作品の「暗殺の年輪」から読み始めた。

海坂(うなさか)藩士・葛西馨之介は、
18年前に藩の重臣暗殺に失敗し、父親が横死している。
しかし、お家取り潰しにはならなかった。
それはなぜか?

その馨之介に中老の暗殺の依頼が。

書評には「武士の非情な掟の世界を、
端正な文体と緻密な構成で描いた直木賞受賞作」とあるが、
自分にはそこまで感じられなかった。

このなかでは、自分は「黒い縄」が一番面白かった。

出戻り女の“おしの”、元岡っ引きの地兵衛、
そしておしのの幼馴染みの宗次郎。

時代劇によくある話であるが、なかなか面白かった。

「ただ一撃」は面白く読めたが、
どうしてそうなのか理解できない作品であった。

「冥い海」は落ち目となった葛飾北斎が、
上り調子の安藤広重に嫉妬するというもの。

最後の「囮」は数頁を読んで止めてしまった。

まだ自分には藤沢さんの作品の良さは、解らないようである。

そして、今日のおまけ。
これは、おちぇが何歳のときでしょうか?



丸くなっているせいもあるけど、小さいね。



おかんに撫でてもらっているうちに
更に小さくなってきたね。



あらら、寝てしまった。



答えは6歳と5か月。先週末の夜のことである。

小さいときと変わらないね。
いつまでも可愛い仔犬のままだね。
コメント
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