4年前に購入したディスクトップのパソコンが突然停止してしまい、原因がわからないままどうにもならない状態となってしまった。一瞬であるがモニターは真っ黒になってしまい、メーカーへ連絡するようなメッセージが白文字で表示されたようであった。通常は再起動することによって、ほとんどの場合は復帰する。そのようにしてみたが、再起動できずに固まってしまう。
トラブルの多くは、埃、電気系統の接触不良、コードの断線、雷による高電圧によるリークなどがある。今回の場合は通常の使用状態で、突然であったため、原因が不明であった。まずは、パソコン本体に接続しているコード類をいったん全部外し、モニター、キーボード、マウスだけにし、パソコンに送る電源コードも取り外し再接続を行った。これだけでWindowsが立ち上がれば、原因は付属している外付けハードディスクや音響機器等の不良が考えられる。しかし、Windowsは立ち上がらなかった。
初期画面は短時間であるが、パソコンの電源スイッチを押せばメーカーのマークが出る。その次に、システムのチェックを行い、問題がなければWindowsファイルを読みに行き、Windowsが立ち上がる。普段、正常に起動していれば、あまり考えもしないが、この短時間にパソコンの内部では多くのことを行っている。キーボードの上部にはファンクションキーがあるがそれぞれ異なった機能を有していて、メーカーによって異なるが、自分のパソコンでは、F2がBIOS(セットアップユティリティ)、F12(起動オプション・起動デバイス変更)である。
システムの異常を知るにはメーカーのマークが出たらすぐにファンクションキーを連打すると設定画面に到達する。BIOSを見れば、異常個所が見つけられる。メーカーのマークが出なければ、本体の故障が考えられ、チェックも難しい。幸い、今回のクラッシュは、Windowsは立ち上がらなかったが、F12からパソコンを構成する内部部品の診断ができるため(Diagnostics)、そのプログラムを実行した。検査終了までには時間を要するが、テスト結果が明示され、どの部品が正常でないかがわかる。大変優れもので、今回の場合は特に有効であった。
その結果は、ハードディスクが認識されていないことがわかった。その意味は、認識されていなければ、外部機器からの故障修理、または内蔵HDの代わりをする外付けのHDやCD/DVD等からの起動が考えられる。または内蔵HDを信頼できる新品に取り替えることである。(次回へ続きます)