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近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

医大病院での再検診

2017年05月25日 00時00分01秒 | 紹介

 大腸内視鏡検査は、組織を採取し、ガンの可能性を調べる通常検査という目的と、内視鏡によるポリープの切除というオペレーションの両方を持つので、患部が癌化し、悪化していれば、直ちに開腹手術へ進む場合もあり、その判断は、検査を行う執刀医に任されている。もちろん事前の調査を経るわけであるが、検査の受診前には、切除に関する同意書を求められる。もちろん、すべての場合が開腹するわけではないが、内視鏡先端に設置されている輪をかける電気メスの大きさによって、焼き切るポリープ大きさであれば切除される。

 

 それ以外では、開腹手術に進むが、良性の場合には、何度かに分けて内視鏡で切除を繰り返すことになる。自分の場合はそちらの方向に進むようであるが、良性であってもガン化する場合もあるので、微妙な判断を要する。どちらにせよ、検査も手術もよいものではないし、できうるならば経験しないに越したことはないが、早期発見による適切な処置で、存命率は高まることは疑いようもない事実である。

 

 さて、今回の受診で女性の罹患率が高くなっている状況を見た。受診者の半数が男性とばかり思っていたが、8割に当たる受診者は女性であった。たまたま受診日がその割合であったのかもしれないが、大腸に関わる罹患は男女差が変わりない比率なのであろう。それとも最近の傾向かどうか、統計等で調べてみようと思っている。

 

 食物摂取による日本人と欧米人とを比べると腸の長さが異なり、日本人の方が腸は長いようである。長いのは食生活に繊維質が多い食物を食べるせいともいわれているが、最近は欧米化している。 実際に胃がんや大腸がんの発生は動物性たんぱく質や脂肪の摂取が増えたことに比例して多くなっている。

 

 肉類が中心の欧米人とさほど変わらなくなっているのかもしれない。しかし、そうであっても、腸の長さの関係ばかりではなさそうである。ポリープの発生原因の一つに、ストレスの影響があると聞いたことがあるが、胃や十二指腸潰瘍との結びつきの方が強いように感じていた。飲酒、喫煙習慣や、遺伝なども影響しているともいえるが、人体の罹患の精神的な影響は無視できない要因の一つであろう。

 

 どのような病でも、できうるならば規則正しい生活、暴飲暴食をやめ、ストレスをためないようにといわれる。そのような生活が難しい世になっているのかもしれない。