鳥!連続写真!掲載中!

近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

車の整備で入庫

2017年05月17日 00時00分01秒 | マニュアル

 用事で都内へ行くことになり、女房も同乗したが低気圧の影響で、雨も降りだした。春とは思えない高温の日が続いていたので、気温の低下は敏感になっていた。室温を23℃に上げたが、室内は一向に暖まらない。しばらくして25度に上げてみたが、温風は変化せず、生ぬるい送風が続いていた。すぐに気が付いたことであるが、温度センサーが故障したかなと思い、すぐにディーラーに電話し、翌日点検を行ってもらうことにした。連休前には12か月点検で入庫したばかりであった。

 

 もう一つ気がかりであったのは、半月前に起こったスタート時のエンジンの高回転である。レッドゾーンにも及ぶような高回転で、何事が起ったのか不思議であった。この時もすぐにディーラーの整備工場での点検を行ったが、異常はないとのことであった。このときは、野ネズミが、エンジンルームに巣作りまではいかないが、出入りしている形跡があったので、ネズミの仕業も思いついた理由の一つであった。

 

 1時間経過後、整備が終わり、異常がないとの整備士の整備結果報告であった。今回のケースは車自体の異常は見つからず、エンジンを冷やす水冷液の温度は60数度と問題となる温度ではなかった。十分暖気が取り込めるとのことで、温度調節機能にも欠陥は見つからなかった。整備士の弁だと外気温と室内の気温差がない場合には、エアコンを入れた時のようにすぐには冷風が来るのとは異なり、高温の暖気の送風はない、また、ネズミの件は、整備ではどうすることもできないとのことであった。

 

異常がないことで安心して自宅に戻ったが、どうも気になって、ネズミの駆除方法についてネットで調べてみたが、特効薬はないようで、殺鼠剤は食べさせてネズミを駆除する方法や、昔ながらのネズミ捕りだけのようで、煙で追い出す方法も紹介してあった。諦めていたところ、セット販売で、ネズミの嫌いな成分を噴霧し、追いやるスプレータイプの噴霧方法による商品があった。犬を飼っているので、殺鼠剤は適さなかったため、このジェット噴霧スプレーを注文した。

 

成分を見るとネズミの嫌がる猫のにおい成分が入っているとのことで、試してみてしばらく様子を見ようと思っているところである。成分に猫の匂いとは、どこか漫画的であるが、実態からすれば追い出せればよいのであって、再び侵入してくるのを避けられれば成功である。これで効果がなければ、物理的なフェンスを置くぐらいしか対応策が見つからない。


ワードでの編集・印刷作業

2017年05月16日 00時00分01秒 | マニュアル

 ブログでご紹介したことがあるが、編集作業というのは思ったより時間がかかるものである。ワード操作に慣れるとさほどでもないが、ソフト制作者の意図が見えないため、試行錯誤を積み重ねることになってしまう。通常は、文章を書いて保存するだけで終わるが、編集するとなると、校閲機能が役に立つ。しかし、日本語の表現は、現代国語だけではないため、古文や漢文、英語なども入るため、指摘されると煩わしさを感じることがある。

 

 言葉は流行するので、常に変化しているともいえる。辞書に入っていない言葉や、口語などは使用する年代でも異なってくるし、語彙が逆転して表現される場合もあるので、標準語と言われていても変化している。それを踏まえていて使えばよいのであるが、辞書への登録にも手間がかかる。しかし、文章の揺れなどは校閲機能が有効に思える。

 

 編集作業には、テーマや分類、タグ付け等、後からでも付加できる機能があり、これによって整理することができる。自動的に作成年月日や方針日時などは文章に付加されるため、単純には時系列で検索できるが、件数が多くなると、分類・タグ・索引等が検索キーワードとして使える。

 

 製本する場合には、お金はかかるが、印刷業者に頼めば簡単であり、原稿を送ればなんとかなる。それでも、初校から責了までは発注者の関与がなければ進まない。そうなると、JISで決まっている校正記号も学んでおく必要が生ずる。あらかじめ、製本の体裁も必要である。フォント、目次、ページ番号、フッターやヘッダー、索引、引用文献、図表なども考慮しなければならない。これらはワードの機能として持っているので、使い方によってはある程度自動化できる。目次についてはレベルを見出し語につけるだけでレベルに応じてページ番号と連動できる。分冊、編、章、節などは、独自の工夫がいる。こうして出来上がった原本は校正に回される。

 

 次は印刷であるが、通常の文章だけであれば、プリンターに送るだけでよいが、製本となると、綴じ方が関係してくる。縦書き横書きでは綴じ方は異なるし、見開きや両面印刷などプリンターが持つ機能を利用する。プリンターによって操作は若干異なるので省略するが、CDDVDに焼き付ける場合は、焼き込みする別途ソフトが必要となる。エプソンのプリンターにはCDDVDのラベル印刷も可能な機種があるので、プリンターに依存する。ラベル印刷についてはエプソンから無料のソフトがついてくる。


合成の誤謬

2017年05月08日 00時00分01秒 | 緑陰随想

 ○○改革といわれる考え方や方針にはメリットとデメリットが混在し、傍から見ると良い方向を示唆しているように見えるが、実は先行して解決すべき問題が存在し、その問題が解決できなければ砂上の楼閣であり、意味をなさなくなる。これを誤謬(間違えの意の漢語的表現)、またはパラドックスという。パラドックスとは、一見成り立つように思える言語表現などが、それ自体に矛盾した内容を含んでいて、論理的には成り立たないこと、またはその種の判断のことである。

 

 広義では「逆説」をさす場合もある。張り紙厳禁と書かれた張り紙、いくら力説しても、人間は本来、うそをつかないことはないが、自分は一度も嘘をついたことがないという人間など、周りを見ればこのパラドックスの存在は多くある。

 

 最近の紙上のコラムに、安倍政権が推す働き方改革に関する見出しに「働き方改革のパラドックス」と書かれた短文が掲載されていた。以前、このブログで取り上げたことがある同一労働同一賃金なども合成の誤謬に値すると指摘した。働き方改革が現状の長時間労働を是正する方向を打ち出したことは評価できるところがあるが、そもそも労働と賃金という関係は、突き詰めていくと労働の質と量をどのように測定し、判断するのかという解決が難しい境界問題に遭遇する。

 

 また、女性管理職の男性管理職との割合は、残念ながら先進国の中で我が国は低迷している。この是正措置は、女性の優遇を打ち出せば、男性からは差別発言が噴出する。同様に、正規社員と非正規社員の労働条件を同一視し、同一賃金を払うというのも、一種の誤謬が存在している。労働条件が同一ならば、という前提が矛盾を孕んでいるからである。

 

 さて、コラムの中で取り扱った内容に触れておこう。

 (以下引用)新聞社の調査によれば、働き方改革を実施した企業の従業員に対し消費したくなくなった人の割合が、もっと消費したくなったと考える人を大きく上回ったとのことであった。残業代が減った働き手は、まず消費を手控え、その積み重ねは景気にとって逆風となる。企業収益の好転と裏腹に個人消費の停滞が続くと日本経済にとっては皮肉な構図である。

 

 働き方改革に足を踏み入れた以上、後戻りはできない。真の意味で生産性を向上し、労働の参加率を高める取り組みが直ちに伴わないと、雇用慣行の転換も日本経済の再生もあぶはち取らずになる。(一部引用、以下省略)