あれこれ思い悩んだ挙句のパンターD。製作は思いのほか早いペースで進行中。というか、早く作れるところから組んでるからか。インストの順番なんか関係なく作るのがいつものパターンですからねぇ。
D型の特徴であるゴミ箱型キューポラは、段々積みで組み立てるパーツになっており、分割線が出来るのでパテ埋めする必要あり。
ドイツ戦車の鬼門、千鳥型転輪と連結キャタピラを組みあげていきます。今回は、後の塗装工程を考えて、「ロコ方式」で足回りの製作を進めていきます。まず、転輪をシャーシーに仮固定。
キット標準のマジックトラック。パーツ切り出しの手間が無いのは、時間的・精神的な負担を軽減するのに本当に助かります。
このように4つずつ組みあげ、そのワンセットをまた繋げていく、という方法で一気に行います。
キャタピラは前後の向きを間違えずに取り付けます。特にD型は滑り止めパターンが無く、注意が必要。この前後向きの取り違えは、Ⅲ号・Ⅳ号系の作例でたまに見ますね。気を付けたいポイントです。
たるみの微調整を行い、キャタピラと転輪が接触する部分に接着剤を流し込み、放置。起動輪・誘導輪も同様。インストには片側81個との指示がありますが、嘘。85個位じゃないと繋がりません。
左側も同じ要領で進めます。一番外側の転輪だけ外しておきます。しかしこの後、驚愕の事実が判明。
なんと数コマ足りないのである(オイ!)。右側で使い過ぎたという事は無い。81個じゃ足りなかったんだから・・・
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仕方なく、2コマ予備用のものを転用。フル装備にしたかったのに、イタイなぁ・・私のキットはもしかして不良品(個数不足)だったのかもしれませんが、勘弁してくれよ・・・
キャタピラと転輪の接着が済んだら、このように取り外しが出来るので、後行程の塗装時に楽なはず。
ただし、接着後は必ずパーツ同志の間隔が収縮しますので、位置決めを確実にするために、一晩は車体側に仮付けし、乾燥させておきましょう。
パンターのキャタピラは起動輪からの垂れ下がる美しいカーブが大事なので、キャタピラの浮きが生じないよう、センターガイドの上下は必ず接着しておきましょう。
よく作例であるでしょう、キャタピラがピンと張ったパンターが。あれは接着の収縮を計算しないで作ったからなんです。
追伸:キャタピラのコマ数が少ない件ですが、良く見るとインストには起動輪付近の8コマを予備用(としか考えられないパーツQ)のパーツを使うよう指示が。しかし、それを使うと今度は車体後部側面に付ける予備キャタピラがゼロになります。う~ん・・・やっぱりおかしい。
幸い、グンパンの余りモノがあるから流用出来るものの、設計者、何考えてんの?