私の愛機、東芝RD-XV44が壊れました。
現在、世の人々がどれだけ、TV番組を録画・保存しているのかよく判りませんが、主流になってきているのはやはり、HDD(ハードディスク・ドライブ)内蔵型DVDレコーダーではないでしょうか。
私はどちらかというと、番組をリアルタイムで見る人間ではなく(その時間はたいがい他の事をしている)、録画予約して後で見るタイプなので、デッキ選びには昔からウルサイ方でした。
ビデオデッキに関してはビクター派で、映像の綺麗さで長らく色んな機種を愛用してきましたが、数年前に革命的な録画機種が誕生。
それがHDDデッキです。
これにはビデオにはないメリットがいくつかあり、挙げてみると
①かさばるビデオテープがいらない
②ビデオテープのように、メディアの保管場所・保管方法に気を使わない
③長時間番組を録画できる(録りっぱなし)
④毎週予約が可能(テープの出し入れも不要)
⑤ビデオでは面倒な編集が可能
しかしデメリットもあり、
①HDDに録画した番組はそのデッキ(がある部屋)でしか再生出来ん
②壊れるとHDD内のデータが全てパーになる
③編集には少し専門知識が必要
④映像的な再現性ではビデオテープに劣る(最高はD-VHS)
⑤アナログ派、年寄りには難しい操作(横文字多い・メディア使わない)
私もHDDに移行する際は苦労しました(東芝RDだけになおさら)。
ビデオは、初めて買ったその日から操作が出来る簡単さ・単純さがラクでしたが、HDDではそうはいきません。
「VRモード」「プレイリスト」「ADAMS」などなど・・・「はぁ?」(笑)という言葉が羅列された分厚い説明書を3冊読破し、更にはDVD1枚に保存するにはビットモードをいくつにしなければ入らないとか・・・
東芝のRDシリーズは主に、編集をするようなマニアに向けた機能が売りとなっており、一般の人が使いこなす事はほぼ不可能・・・というかその性能をフルに引き出す事はまずしないでしょう。
しかしひとたびその性能に惚れ込んだ者は、決してパナソニックやシャープなどのメジャーどころには買換えられなくなります。
私もその中のひとりなのですが、この度5年ほど頑張って働いてきた愛機・東芝RD-XV44がついに壊れました。(VHS・HDD・DVDの3in1)
前兆はありました。秋口頃から、本体の中からと思われる「ブーン」という異音が聞こえ始め、その少し前には、再生時に「再生できません」というウインドウが画面に出てきたり・・・
そしてつい最近は、電源を入れて数分後には勝手に電源が落ちるという事態になり、なんとか通電するようになったと思ったら、今度はHDDが死んでる!
はぁ~・・・まいった。溜めておいたHDD内の珠玉の番組類が全てパーに・・・
ボーナスが出たら買い換えようと思って、それまでは壊れないでくれ!と祈っていたんですが(笑)。
HDDデッキの一番危険なパターンでの壊れ方をしました。
VHSとDVDプレーヤーは未だ死んでないんですが。
修理してもデータは復旧しないので、買い換えるしかないでしょう。
新しいデッキを買う、会社で誰かにその相談をしたくても、会社の人間は野球を見ながら酒を飲めればいい、あるいは録画という行為自体をしない人ばかりという、とても相談相手にならない「ダメだこりゃ」状態。
東芝は、RDのコアなファンが渇望していたブルーレイのデッキを今年発売しましたが、その実態はレグザ(TV)と抱き合わせて買わせるための、単なる録画機。
マニアックな編集などとても出来ないような普及機らしく、ファンを心底からガックリさせました。
似たような性能ではSONYからも発売されていますが、SONYの製品は高性能だけども壊れやすいとか、使いづらいというイメージがあり、しかも高い。
東芝はDVDの規格戦争に敗れてから、デッキ(バルディア)の価格が急降下。
価格的には今ではお買い得となっています。
ただ、私的には一般社会でこの先ブルーレイが普及するとは考えにくい(ディスクが高い・HDDで見たら消すというパターンが定常化しているから)ので、高価なBDデッキとはせず、これと同じように普通のデッキを買おうと思ってます。
今まで250GBでしたので、1TB位のを今物色しています。
・・・まったく、予定外の出費だよなぁ~。