クルマ生活を愉しむ者としては、車内は常に清潔にしていたいものです。
ほこりは雑巾で、ゴミなどは掃除機で対応出来ますが、カーペットやシートに付いた「シミ」や「匂い」などは、後から処理しようとしてもなかなかやっかいです。
特に、シート。
中古車のサイトなんかを覗いてて、「内装の状態」をクリックすると、「なんじゃこりゃぁ!」と、思わず松田優作調で叫びたくなるような、ひでぇ汚れ方をしたクルマがあります。
そうならないよう家族には、旅行やスキー等、長距離の移動を行う場合を除き、``鉄の掟``として基本的に私の車の中での飲食を禁じております。
この辺は、気にしない人は気にしないのですが、飲食物は必ず汚れの原因になります。つまり、クルマは食事する場所じゃない、という。
ただ、車に乗る時に靴を脱ぐなど神経質になり過ぎる人も、はたから見ていてアレだと思ってる方なので、まずシートが汚れないようにするには何が一番手っ取り早いかといえば、シートカバーです。
シートカバーを付けておけば、大概の汚れや、それに起因する匂いの発生を抑制する事が出来ると考えられます。長く乗るつもりなら検討したいところです。
一昔前のシートカバーというと、ディーラーオプションのレースの半カバーとか、安っちい布地のやつとか、ダッサいイメージがあり、シートカバーを付ける事自体ダメなイメージがありましたが、時代は変わりました。
今は社外品で車種に合わせた多種多様なタイプのシートカバーが販売されており、布製から人工皮革、本革まであり値段もピンきり。
それで、エクシーガのシートカバーはどういうモノがあるか調査を開始しました。
意外と多くのメーカーから出ています。これはエクシーガのユーザーを、「走り屋」=レカロに交換するようなヘビーユーザー~として想定しておらず、ゆったり街中や高速を流すような人を対象としている事を伺わせます。
エクシーガ用のシートカバーの調査をおおむね終えるとと、ある共通点がある事が判ってきました。
それは、「前席パワーシート対応」のモノしか無い、という点でした。
つまり、クルーズパッケージ?とか、一部上位グレード、マイチェン以降の一部に標準の、パワーシートが付いてる車にしか装着出来ないという事、なのか・・・?
私のエクシーガは前席パワーシートではない(クルーズパッケージでない)ので、こりゃ困ったな、、、
が、更に調査するとそれらは、パワーシートでなくても付けられる、という情報を得て、この問題に俄然前向きに取り組む事ができました。
私のエクシーガにぜひ付けたかったのはコレ!↓
http://www.11i.co.jp/product/seat_quil.html
「クラッツィオ キルティングタイプ ブラック&レッド」です。
おお~、なんか変わった感じのシートカバーじゃないですか。
インテリアのイメチェンにもなりそうです。
シートの汚れ防止&インテリアのグレードアップのため、意を決し発注!
受注生産のため納期が3週間程度かかりましたが、無事納品され早速休みの日に取り付けにかかりました。
箱にもキルティング模様が。3列分のシートカバーが入ってますから、箱も巨大。
中には、シートカバーと詳細な取り付け説明書、取り付けヘラが入ってます。
これが現在の状態。けして悪くは無いのですが、汚したくない。
3列目にはカピバラさんが見えます。
まず、一番取り付けが簡単そうな前席から始めました。座面は、上からかぶせて底部にバンドをまわし、さらにフックで引っ掛けるという、なかなかしっかりした取り付け方になっています。
ドライバー席が完了。背もたれ部は、かぶせるにはかなりキツキツで、結構体力が必要です。ヘッドレストにもカバーが付いています。
懸案だった「パワーシートのみ対応」の件ですが、見れば判るように、特に問題は無いと思いました。
シート架台の形状など、そう違わないハズです。たぶん座面の上下を調節する、このでっかいレバーの有無が問題だったのではないのでしょうか。
いずれにしても、大丈夫です。
助手席側と見比べ。かなり印象が変わりますね!
取り付け方が判ると作業スピードもUP。助手席にとりかかります。
前席が完了。アームレストにもカバーが付いています。
カタログ写真で見たアノ感じになってきました。
2列目の座面は6:4の2分割なので、2つのカバーを取り付けます。
2列目の背もたれが一番キツかったです。側面のレバーまでは入るのですが・・・
生地を伸ばしながら少しずつかぶせていきますが、手荒に扱うと破れてしまうので、焦らずにやりましょう。
やっとかぶせる事が出来ました。こういった、四角でない形状のカバーは装着が難しいです。
2列目が完了しましたが、この時点でかなり汗だくの状態に(笑)。
「前席パワーシート」の場合は、2列目アームレストは「蓋付きタイプ」となり、そのカバーも入っているのですが、私のエクシーガはパワーシートではないので、アームレストのカバーは使えません。しかし同じような色なので、カバーを付けなくてもアームレストとシートとのバランスは崩れません。
ヒーヒー言いながら3列目に取りかかりましたが、ここで問題発生。
どう考えても座面の下に手が入らず、固定用のバンドやフックを掛けられません。
そのため、座席を取り外す事になりました。
座面を持ちあげ、茶色の樹脂カバーも外します。3列目は左右が一体になっていたのですな。
座面を上げていますので、バンド、ゴムひも+フックの取り付け状況が判ると思います。
力尽きそうになりつつ、3列目が完成。
5時間位かかり、ようやく完了。
想像していましたが、カバーの装着には苦労しました。
フィッティングがバッチリなので「遊び」の部分が無く、背もたれなどは取り付けにチカラが要ります。
しかし、裏返すとそれは高い品質を物語っており、装着を終えた今、あらためて「いい感じじゃん!」てなものです。
SUBARUらしくない、少し軟派系な雰囲気です。
・・・このシートカバー、何かに似てんな~と思ってたら、判りました。「トロン」です(笑)。