↑心温まるCMだなぁ...(本文とは関係ありません)
先般お伝えしたエクシーガのトラブルですが、原因が判って無事、正月前に手元に戻ってきました。
エクシーガを引き渡し、「明日、連絡いたします」と前日聞いていたのですが、お昼を過ぎても連絡が来ない。
「年内の復活が無理な程の深刻なトラブルなのか...!?ヽ(´Д`;)」
と心配していたのですが、夕方16:20頃にスバルから「修理が終わりました」との連絡があり、その際、原因についてちょこっと聞いたのですが、昼寝をしていた事もあり頭がボ~っとしており、よく分かりませんでした。
ディーラーに車を取りに行き、メカニックの方にトラブルの原因の詳細を改めて聞いて、
「そういう事だったのか!」
と得心しました。
まず、僕のエクシーガにはHKSのスポーツフィルターを仕込んでいました。
(表側・右は純正品)
結論から言うと、これがトラブルの原因だったそうです。
HKSのスポーツフィルターはスポンジタイプで、純正品で用いられているような不織布ではありません。
このフィルターの裏側~つまり吸気ポートへ向かう側のスポンジの「ほんの一部」が、劣化によりエアフローメーターの熱線に付着し、その結果、空気の流入量が正しく検出されず、エンスト・ハンチングを繰り返したようです。
エアフロメーターはエンジンに吸入される空気の量を検出するセンサーです。
ECUはエアフロメーターの熱線の冷却量から空気量を算出して「基本燃料噴射量」を決定します。
大抵のセンサーは「燃料補正」に関連しますが、エアフロメーターは「基本燃料噴射量」を決定するためのセンサーですから、故障すると走行に大きな問題が発生します。
エアフロメーターが正常に機能しなかったため、燃調に異常をきたした故の故障でした。
これは、2012/8/25に初めてフィルターを装着する時の裏側の写真です。(右が純正品)
鮮やかな蛍光色のグリーンです。
そしてこれが、今回の件で取り出したフィルターの裏側の写真です。
色も変り、明らかに劣化しています。Σ(゜Д゜;)
このスポンジのほんの一部がエアフロメーターの熱線に付着していたそうです。
メカニックさんの話では、過去にもこういった事例が報告されており、
「どうもスバルの車とHKSの製品は相性が悪い様で...ァ '`,、'`,、('∀`) '`,、'`,、」と苦笑いしていました(笑)。
過去、アペックスのフィルターに関しても同様の事例があるそうです。
また、ブリッツのフィルターは全体の寸法が若干小さいため、エアクリBOXの僅かな隙間から「空気の渦」が発生し、何か悪さをしてしまうという話もしておりました。
高出力・高性能エンジンの車に乗ると、必要も無いライトチューンとして、こういった吸入抵抗の少ないフィルターに交換してしまいたくなるのが人情、というところなのですが、粉塵の吸入ではなく、フィルター自体によるこうしたトラブルが発生するとは...想像も出来ませんでした。
ちなみにこちらは表側の写真。
一応、塵などはキッチリとトラップしてくれてはいるのですが。
スポーツフィルターに交換すると、吸気音が良くなるんですよね( ´・ω・`)
HKSに交換したのはそういう理由もあったからなんですが。
まぁ、何でもそうなんでしょうが、純正品が一番って事なんでしょうねぇ。
HKSもここまで劣化するまでは特にトラブルも無かったんですが。
もう少し早めに交換すれば防げたトラブルでしたね。
というわけで、センサーの熱線の清掃はサービス、修理代金は純正フィルターの代金(約3300円程度)だけで済みました。
あ~、良かった!\(^o^)/
スバルの皆様、営業最終日の夕方までキッチリとプロの仕事をしていただきまして、本当にありがとうございましたm(__)m
これで家族とジジババを乗せて、正月ドライブが可能となりました!
めでたし、めでたし。