気が付くともう、5月が終わろうとしている.
こちらに住み始めて半年が経ちました.
疾風怒涛・紆余曲折・試行錯誤・右顧左眄...
この6ケ月間は僕にとって、人生の転換期、これからの生活の基礎を立ち上げるための貴重な時間となりました..
その間にはまぁ、人に言えない辛い事も色々あって、独りで少し泣いた時もありました...
しかし、男は家を一歩出たら周りに弱みは見せられません.
何故か今、僕の心の中は穏やかです.
寒い冬が終わって、木の芽が地面からムクムクと出てきたような感じ.
地域に慣れ、職場に慣れ、暮らしに慣れ、別れや寂しさを乗り越えた末、自分的に一皮剥けた、という感触があります.
が、たまに経験不足からくる失敗などもポツポツあり...
凹む日もまぁ、それなりに頻繁にあったりして...
でも、仕事の失敗は仕事で取り返す!
同じ失敗は繰り返さないよう、緊張感を持って仕事に臨みます.
それが自ずと僕の場合、過剰に顔に出るんでしょうか.
「なんか怒ってませんか?」という問いには思わず、苦笑...
そんな感じで会社にも慣れて、最近は周りがよく見えるようになってきました. オフィスの空気にも少しずつ慣れ、近々私専用のデスクとPCが預けられる予定. 何せ、自分自身では低能(笑)だと思っているので、「役に立ってんのかな?」と自問自答する日々だったので. 「ぶっちゃけ、いつ頃までに地元に帰りたい、というのはありますか?」 と問われ、 「しばらくはこちらで頑張りたい、もう、いわきには戻らないつもりです」 と言ったのが好印象だった?のかもしれません. (帰りたい、という人が多いので) 外に飛び出した(飛ばされた?)自分のチカラが、どれだけのものなのか量ってみたい自分がいます. 季節的にも、稽古するには丁度良くなってきたし. 夏そろそろ夏に向けて少し身体を絞りましょうか. 僕は空手はまったくの未熟者ですが、同じ空手乃道を歩む者として、謹んでお悔やみ申し上げます. 先生の空手の源流は何か、キッカケは何だったのか、空手道とはどうあるべきか、聞いてみたい事がたくさんありました. 僕とは全く縁の無かった拳道ですが、極真時代に盧山初男先生の著書で知りました. 砂袋を使った部位鍛錬、基本を大切にする稽古、空手界(僕にも)に与えた影響は計り知れません. 僕の空手はグローブ着用の「ど突き合い」になってしまいましたが、拳道会の稽古は本当の空手だと思います. 素晴らしい. お弟子様方におかれましては、これからも中村先生の残した「拳の道」をひた歩んでいただきたいと思います.
(今までは末席の末席、人のデスク・PCを共有して使用していたのです)
ああ、これで僕も自分のデスクを預けられるんだなぁ、と思うと、それはそれでやはり嬉しい事です.
この間、会社で行う定期の面接の際、上司に
僕にしてみればここは、もう大切な生活圏ですし、もっと知りたい物事、世界がある.
要するに、今までの生活より「刺激的」なのです.
何年住むか判りませんが、心情的にはもう「こっちの人」なので、とにかく栃木で頑張ります.
空手もしばらくサボってるしな~、身体を動かしたい!
(右の稽古着姿が僕です)
追伸:空手界の至宝・拳道会の中村日出夫先生がご逝去されました.
武道空手道 代表師範 ○○ユウ様