
今が旬の「空豆」、ソラマメって名前も好きだけど、何と言ってもあの形

サヤはかたくて食用にならず、成熟しないうちに食べるのですが、サヤを割ると、スポンジみたいなフワフワのクッションの中に、可愛く寝かされていて、まるでパッキングの見本みたいな豆です。
所さんの目がテンとか、お料理レシピなど、ソラマメに関する情報って意外に多い。
それらによると、「空豆」といわれるのは、実のはいったサヤが直立するように空に向かって伸びるからなのだそうです。
意外だったのが「蚕豆」と書いてソラマメと呼ぶということ。
これは、蚕(かいこ)が繭(まゆ)を作る頃に美味しくなるためとか、若い豆のサヤがサナギになる前の蚕に似た形をしているからとのことです。
このほかにも「四月豆」とか、「五月豆」と言われるのは、4~5月頃が旬なので、収穫時期にちなんでの名前だそうだし、大和(奈良県)で多く作られたので大和豆とも言い、西の方では唐豆、また夏豆、がん豆などの呼び名もあって、それ以外にも日本各地に、地方色が感じられる色々な呼び名があるようです。
俳人としても有名な鈴木真砂女さんのお店としても有名な銀座「卯波」のHP、卯波真砂女歳時記には、商売用語で「天豆」と呼ぶことや、実りきった「蚕豆」のてっぺんにできる黒い筋のことを「おはぐろ」ということなどが書かれています。
昔の女性は、夫以外の男性には見向きもしない証に結婚すると「おはぐろ」と言って歯を黒く染めたことから、ソラマメもおはぐろをつけるようになると、最盛期も終わったということなのだとか。
そうそう、スーパーなんかで売っている「於多福豆(オタフクマメ)」は、ソラマメを黒く着色した煮豆なのだそうです。

ソラマメは西アジアからアフリカ北部が原産と言われ、古代エジプトやギリシャの時代から食用にされてきた歴史の古い作物で、日本へは中国から伝わったらしい。
(うーん、なかなか壮大なイメージがひろがのますねぇ・・・

8世紀とか、聖武天皇の時代に伝わったとか、17世紀に伝わったとの記述があるとか、行基が試作したとか、いろんな説があるけれど、江戸時代に渡来したというのが有力で、明治初年には欧米系の品種が導入された・・・そうです。
こんなことをコツコツ調べている人もいるんですねえ。
有名なのは、中国四川省の名産で、中国料理に欠かせない唐辛子味噌「トウバンジャン」もソラマメから作られていることですかね。
ソラマメはビタミンC、ビタミンB2、植物性タンパク質、炭水化物が豊富で、ソラマメに含まれているビタミンCは、毛細血管を丈夫に保ち、皮膚や骨や歯を整え、風邪を引きにくくするのだとか。
また、ビタミンB2は血液の循環を良くして肌を生き生きさせるんですって。これは、せっせと食べなくっちゃ。
ソラマメは野菜と豆類の中間的な存在で、タンパク質が豊富なのだそうです。
タンパク質は体の細胞を作る上で不可欠な栄養素をいろいろ含んでいて、酒を飲む時に胃に負担をかけないようにしながらタンパク質をきちんととると悪酔いしないそうです。
ソラマメの花と実の映像はこちらと、こちらから
私の知り合いも振り回されたみたいです、豆の問い合わせで、電話が朝から鳴りっぱなしになったらしく、彼はこれは金になると思い、至急、豆の種の手配をしたら、次の日にはキャンセルが相次いだらしい。
下痢をした人は、ほんとに豆知識をもって豆を食べたのかな・・・・・・・???????
すぐやってみる人って、多いんですね。
私はこの「空豆」を塩ゆでして、
ビール飲んじゃいました。
ダイエットから程遠い、豆の利用です。
「空豆」…いい名前ですよ。
(^^)
そうかぁ。「天に向かってね。」メモしておこう。
空豆は大好きなんですよ。でも知らなかったですね。
こういうところを押さえておくと「大人」にみられますよね。大人な豆知識デスね。
-(や)-
編集長には及びませんがちょっと調べて見ました。
それにしても、空豆って、けっこう人気なんですね
お料理レシピなんかもいっぱいありました。
父と祖母が「しんが」って言ってました。
けど二人以外は一族全員初めて聞いたとか・・。
単純に新芽をしんがというのか、
昔から言われてる言葉なのか、
調べてみてもひっかかりません。
「しんが」ってなんか、心に残る名前ですね。
新芽でしんが・・・・
私はむしろ「空豆」を「蚕豆」と呼ぶことなどから
蚕、つまり蚕蛾(カイコガ)のことかな?
と思いましたが、いろいろあるんですねぇ・・・