徳島駅から約1時間の山の中にある、平均年齢54.97歳、高齢化率44.96%の四国で一番小さな町。それが徳島県勝浦郡上勝町です。
ところが、そんな田舎の小さな町が、ただ今、全国各地の注目を集めています。
この町で、全国の注目を集めている特産品は、中山間の田舎町ならどこにでもある「山野の草花」です。
ここのお年寄りたちは、パソコンを駆使し、競争原理の元、日々の市場流通に敏速に応えて、なんと月収100万円以上、年収2000万円を稼ぐスーパーお年寄りも出現しています。
この「山野の草花」、料亭や高級レストランが料理に添えて季節感を演出する、笹の葉や紅葉、梅の花といった、演出用の小道具のことで、これを業界では「ツマもの」と言うのだそうです。
この「ツマもの」を、「彩(いろどり)」というブランドで商品化して、全国シェアNO.1にまでなったのが、この上勝町にある(株)いろどりです。
この会社、年商2億5000万円を稼ぎ出します。
このビジネスの主役は、地域の高齢者、特に高齢の女性たちの活躍です。
苦節25年、産業のない農山村の町に、まったく新しい市場を創出することで、地域のお年寄りたちがプライドを持って自立しました。
最近は、都市部に出て働いていて定年を迎えたその息子たちのUターンだけでなく、Iターンの人たちも増え、後継者や町づくりの主役たちも、新しい顔ぶれが育っているといいます。
それだけではなく、環境への取り組みでは、2020年までにゴミを0にする、というゼロ・ウェイスト宣言を議会で議決。期限付きの宣言は全国初ということで、その先進的な取り組みが注目されています。
もっともここのゴミ回収の現状は、35種分別、毎日回回収(ただし住民がして居場所に持参)、リサイクル率80%なんだそうです!
実はこの町、これだけではないのです。国が募集している特区に、次々と新しいアイデアで挑戦したりして、この先、どこまでいくんだろうか、と、今後の動向も目を離せません。
しかし、やはりもとはといえば、事業の発案から市場調査、営業、商品開発、生産者への受発注システム、市場への発送、収益の回収、製品のPR、新製品の開発などなど・・・、すべてを手がけているキーマン、(株)いろどりの取締役副社長の横石知二さんがいたからこそのこと。
この方、平成14年度アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー日本大会特別賞受賞、
平成15年度日本ソフト化大賞受賞、という経歴を持ちます。
発想も、行動力も、粘りも・・・只者ではありません。
しかし、ここまで来るには、まさに身も心も、私財もなげうって、死に物狂いで地域おこしに奔走してきたそうです。
横石さんは、上勝町発の地域外職員第一号としてこの町のJAに就職した人です。
上勝町にとっては、まさに地域を救った逸材との出会いでしたが、智縁、血縁の濃い人間関係で長いこと暮らしてきた地域で、よそ者が認められるのは、相当のご苦労だったそうです。
何よりも、収入をすべて投げ打って奔走する横石さんを支えてくれたのは、他ならぬ奥さんの理解があったからこそでした。
横石知二ストーリーはこちら。
中山間で、高齢者が自立して収入を得ることができるこの仕組みは、まさに未知の需要をキャッチして創出した、まったく新しい市場。
今では、意識改革に挑む大企業などからも講演依頼が殺到しているし、全国各地からの視察も後を絶ちません。
でも、中には「視察」という名の経費消化、寄り道としか認識していないような訪問もあるそうですが・・・。
私は、ある研究会の学習先として、総勢十数人で伺いましたが、それはそれは熱心な視察態度でした。
そのせいか、横石さんもお忙しい中にもかかわらず約束の時間を超過しての、熱心に質問にお答えいただきました。
ここにも、出会いを大切にし、果敢にトライし、粘り強く誠意を尽くして継続する、本物のベンチャー・マインドが輝いていました。
そして、横石さんの絶えることのない挑戦は、時代の先端のITさえも積極的に取り込み、次の未知のステップへと留まることなく躍進中です。
うーん、今回、ほんとに元気をいっぱいもらえました
(株)いろどりのみなさん、いろいろお世話くださった方、そして一緒に参加してくださった研究会のみなさんに、心からお礼申し上げます。
ところが、そんな田舎の小さな町が、ただ今、全国各地の注目を集めています。
この町で、全国の注目を集めている特産品は、中山間の田舎町ならどこにでもある「山野の草花」です。
ここのお年寄りたちは、パソコンを駆使し、競争原理の元、日々の市場流通に敏速に応えて、なんと月収100万円以上、年収2000万円を稼ぐスーパーお年寄りも出現しています。
この「山野の草花」、料亭や高級レストランが料理に添えて季節感を演出する、笹の葉や紅葉、梅の花といった、演出用の小道具のことで、これを業界では「ツマもの」と言うのだそうです。
この「ツマもの」を、「彩(いろどり)」というブランドで商品化して、全国シェアNO.1にまでなったのが、この上勝町にある(株)いろどりです。
この会社、年商2億5000万円を稼ぎ出します。
このビジネスの主役は、地域の高齢者、特に高齢の女性たちの活躍です。
苦節25年、産業のない農山村の町に、まったく新しい市場を創出することで、地域のお年寄りたちがプライドを持って自立しました。
最近は、都市部に出て働いていて定年を迎えたその息子たちのUターンだけでなく、Iターンの人たちも増え、後継者や町づくりの主役たちも、新しい顔ぶれが育っているといいます。
それだけではなく、環境への取り組みでは、2020年までにゴミを0にする、というゼロ・ウェイスト宣言を議会で議決。期限付きの宣言は全国初ということで、その先進的な取り組みが注目されています。
もっともここのゴミ回収の現状は、35種分別、毎日回回収(ただし住民がして居場所に持参)、リサイクル率80%なんだそうです!
実はこの町、これだけではないのです。国が募集している特区に、次々と新しいアイデアで挑戦したりして、この先、どこまでいくんだろうか、と、今後の動向も目を離せません。
しかし、やはりもとはといえば、事業の発案から市場調査、営業、商品開発、生産者への受発注システム、市場への発送、収益の回収、製品のPR、新製品の開発などなど・・・、すべてを手がけているキーマン、(株)いろどりの取締役副社長の横石知二さんがいたからこそのこと。
この方、平成14年度アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー日本大会特別賞受賞、
平成15年度日本ソフト化大賞受賞、という経歴を持ちます。
発想も、行動力も、粘りも・・・只者ではありません。
しかし、ここまで来るには、まさに身も心も、私財もなげうって、死に物狂いで地域おこしに奔走してきたそうです。
横石さんは、上勝町発の地域外職員第一号としてこの町のJAに就職した人です。
上勝町にとっては、まさに地域を救った逸材との出会いでしたが、智縁、血縁の濃い人間関係で長いこと暮らしてきた地域で、よそ者が認められるのは、相当のご苦労だったそうです。
何よりも、収入をすべて投げ打って奔走する横石さんを支えてくれたのは、他ならぬ奥さんの理解があったからこそでした。
横石知二ストーリーはこちら。
中山間で、高齢者が自立して収入を得ることができるこの仕組みは、まさに未知の需要をキャッチして創出した、まったく新しい市場。
今では、意識改革に挑む大企業などからも講演依頼が殺到しているし、全国各地からの視察も後を絶ちません。
でも、中には「視察」という名の経費消化、寄り道としか認識していないような訪問もあるそうですが・・・。
私は、ある研究会の学習先として、総勢十数人で伺いましたが、それはそれは熱心な視察態度でした。
そのせいか、横石さんもお忙しい中にもかかわらず約束の時間を超過しての、熱心に質問にお答えいただきました。
ここにも、出会いを大切にし、果敢にトライし、粘り強く誠意を尽くして継続する、本物のベンチャー・マインドが輝いていました。
そして、横石さんの絶えることのない挑戦は、時代の先端のITさえも積極的に取り込み、次の未知のステップへと留まることなく躍進中です。
うーん、今回、ほんとに元気をいっぱいもらえました
(株)いろどりのみなさん、いろいろお世話くださった方、そして一緒に参加してくださった研究会のみなさんに、心からお礼申し上げます。
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