すいません、村武精一さんの『祭祀空間の構造ー社会人類学ノート』(東京大学出版会)
でした。しかも、沖縄ではなく奄美でした。そして、「祖先のお墓、または「御嶽(うた
ぎ)」からの道」ではなく、「ウントネ(一番地)からの道」でした。(「ウントネ」とは
「宗家」の事のようです、、、。)この図です。
図の中央の「ウントネ(一番地)」からカーブして海の方に続く道に「カミの道」とあります。
そして本文に次のような文章があります。
宗家トネヤには、門がふたつある。一つは世俗の人びとのためのもの
であり日常的門である。他はカン・ヌ・ミチ(神の道)に通じる門であ
って、神霊のためのものである。つまり、非日常的門である。
この図は鹿児島県奄美市名瀬大字根瀬部ですから、方位は地図で確認すると、図の下の
海側が北と思われます。白い砂云々は、お盆の時に、ご先祖様をお迎えするのに、家の前
の道に白い砂を云々の別の記述が、私の中でゴッチャになっていたようです。「祖先のお
墓、または「御嶽(うたぎ)」からの道」云々も同様です。すいません。
それにしても普段はどんなに遠回りで不便でも「キシミチ」を歩いていたのでしょうか?
出入り口が二つ、と言うのは建築の設計の仕事をしていると凄く良く判ります。ビルの
地下の店舗などで、階段が1つしかなくて出入り口も1つしかないと、そこで左官屋さん
が床の仕事など始めてしまうと、他の職人さんは誰も出入りできなくなってしまいます。
工期がない時など非常に困ります。(でも現代のマンションはみんなそうです。かろうじ
て火災の時などバルコニーの、隣との仕切りのスレート板などを蹴破ると、行き来出来
るくらいです。ですから、仕切りのスレートは工事の最後の最後に取り付ける筈です。
住宅の設計でも、最後に棺桶を出す窓ー出来ればテラス戸ーの事を考えてしまいます。)
私は、神社の境内や寺院の伽藍、後で出てくると思う福井県若狭の「ニソの杜」などの
神域には、表の出入り口とは別の、「後戸」なり「烏(からす)道」などの、もう1つの
出入り口があるのではないかなと睨んでいます。
『神・共同体・豊穣』ー沖縄民俗論ー(未来社)は当時は2500円、『祭祀空間の構造ー社会
人類学ノート』(東京大学出版会)は当時は1800円でした。宜しかったら、お買い求め下さ
い。ありがとうございます。
追記 この図の「神の道」は「ニライカナイ」のような海からの「来訪神」の為の通路なの
かも知れません。(つまり、山ではなく、海の方からやってくる、、、。)でも
そうすると、お盆などに、山側の祖霊の墓地からやってくるご先祖様は、どう
なっちゃうんでしょうか、、、、?
追記の追記 根瀬部の集落です。本文の図とは南北が逆です。
でした。しかも、沖縄ではなく奄美でした。そして、「祖先のお墓、または「御嶽(うた
ぎ)」からの道」ではなく、「ウントネ(一番地)からの道」でした。(「ウントネ」とは
「宗家」の事のようです、、、。)この図です。
図の中央の「ウントネ(一番地)」からカーブして海の方に続く道に「カミの道」とあります。
そして本文に次のような文章があります。
宗家トネヤには、門がふたつある。一つは世俗の人びとのためのもの
であり日常的門である。他はカン・ヌ・ミチ(神の道)に通じる門であ
って、神霊のためのものである。つまり、非日常的門である。
この図は鹿児島県奄美市名瀬大字根瀬部ですから、方位は地図で確認すると、図の下の
海側が北と思われます。白い砂云々は、お盆の時に、ご先祖様をお迎えするのに、家の前
の道に白い砂を云々の別の記述が、私の中でゴッチャになっていたようです。「祖先のお
墓、または「御嶽(うたぎ)」からの道」云々も同様です。すいません。
それにしても普段はどんなに遠回りで不便でも「キシミチ」を歩いていたのでしょうか?
出入り口が二つ、と言うのは建築の設計の仕事をしていると凄く良く判ります。ビルの
地下の店舗などで、階段が1つしかなくて出入り口も1つしかないと、そこで左官屋さん
が床の仕事など始めてしまうと、他の職人さんは誰も出入りできなくなってしまいます。
工期がない時など非常に困ります。(でも現代のマンションはみんなそうです。かろうじ
て火災の時などバルコニーの、隣との仕切りのスレート板などを蹴破ると、行き来出来
るくらいです。ですから、仕切りのスレートは工事の最後の最後に取り付ける筈です。
住宅の設計でも、最後に棺桶を出す窓ー出来ればテラス戸ーの事を考えてしまいます。)
私は、神社の境内や寺院の伽藍、後で出てくると思う福井県若狭の「ニソの杜」などの
神域には、表の出入り口とは別の、「後戸」なり「烏(からす)道」などの、もう1つの
出入り口があるのではないかなと睨んでいます。
『神・共同体・豊穣』ー沖縄民俗論ー(未来社)は当時は2500円、『祭祀空間の構造ー社会
人類学ノート』(東京大学出版会)は当時は1800円でした。宜しかったら、お買い求め下さ
い。ありがとうございます。
追記 この図の「神の道」は「ニライカナイ」のような海からの「来訪神」の為の通路なの
かも知れません。(つまり、山ではなく、海の方からやってくる、、、。)でも
そうすると、お盆などに、山側の祖霊の墓地からやってくるご先祖様は、どう
なっちゃうんでしょうか、、、、?
追記の追記 根瀬部の集落です。本文の図とは南北が逆です。