5月28日(土曜日)
台風2号と梅雨前線が重なって今日から雨がひどくなるらしい。
カミさんは東京の妹の経営する美容院と姪の出産祝いに出かけた!
おかげで孫が遊び相手の的を私に絞ってつきまとう。
トランプやPCでゲーム・変な字を描いたりで
付き添っている方は付かれる・・・よ!
(ママは怖いのでこっちの来てるのかな?)
********************************************************************
雨の日は読書。



先日借りた”志村ふくみ”さんの本を読む。

志村ふくみ 経歴1924-(大正13-
エッセイ”白夜に紡ぐ”の内容を読むと教養あふれる方なんだとつくづく思う。

(人間国宝)
滋賀県近江八幡に生まれる。2歳で父方の叔父の養女となり、
少女時代を上海と行き来して過ごす。
17歳の時に、柳宗悦(やなぎむねよし)の民芸運動に参加していた実母に
初めて機織りを習う。
1955年離婚した後、実家の近江八幡で母の指導を受けながら、
植物染料による染色と紬糸による織物を始め、本格的に織作家の道を歩き始めた。
母と親交の深かった黒田辰秋や富本憲吉らの薫陶を受け、
57年第4回日本伝統工芸展に初めて出品して入選。
以後伝統工芸展に出品を続けて、奨励賞、文化財保護委員長賞などを次々と受賞。
工芸の枠を越えた清新な表現は常に人々の関心を集めた。
日本工芸会の蕃査員、理事をつとめるが近年退会。
90年には「紬織」の重要無形文化財保持者に認定され93年には文化功労者に選ばれている。
エッセイストとしても評価は高い。
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染色家と聞いてもピンと来ないが
次の文章を読むと、なるほど奥が深いんだと思う。
ーーーーーーー
志村さんは色をつむぎ出す時、
その色を生み出す、植物のいのちを思う。
特に、高校の教科書にかつて載った、
桜色を生み出す彼女の気づきは圧巻だ。
美しい、花びらで行っても、灰色になるばかり。
全く、色にならない。
サクラの色を生み出すのは。、サクラの根だ。
しかも春を迎える直前でなくてはならない。
なぜ、なら。
そこにいのちの息吹があるのだ。
その時期でなくては、サクラの桜色、
は生み出せない、と彼女は言う。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
こう言っている彼女が気に入ってるドイツの詩人
ノーヴァーリスの詩がお気に入りなのだ。あまり日本ではしられていないが・・・・

すべての見えるものは、見えないものに触っている。
聞こえるものは、聞こえないものに触っている。
感じられるものは、感じられないものに触っている。
おそらく、考えられるものは、考えられないものに触っているのだろう。
一寸 深いですねえ~!
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台風2号と梅雨前線が重なって今日から雨がひどくなるらしい。
カミさんは東京の妹の経営する美容院と姪の出産祝いに出かけた!
おかげで孫が遊び相手の的を私に絞ってつきまとう。
トランプやPCでゲーム・変な字を描いたりで
付き添っている方は付かれる・・・よ!

(ママは怖いのでこっちの来てるのかな?)
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雨の日は読書。




先日借りた”志村ふくみ”さんの本を読む。

志村ふくみ 経歴1924-(大正13-
エッセイ”白夜に紡ぐ”の内容を読むと教養あふれる方なんだとつくづく思う。

(人間国宝)
滋賀県近江八幡に生まれる。2歳で父方の叔父の養女となり、
少女時代を上海と行き来して過ごす。
17歳の時に、柳宗悦(やなぎむねよし)の民芸運動に参加していた実母に
初めて機織りを習う。
1955年離婚した後、実家の近江八幡で母の指導を受けながら、
植物染料による染色と紬糸による織物を始め、本格的に織作家の道を歩き始めた。
母と親交の深かった黒田辰秋や富本憲吉らの薫陶を受け、
57年第4回日本伝統工芸展に初めて出品して入選。
以後伝統工芸展に出品を続けて、奨励賞、文化財保護委員長賞などを次々と受賞。
工芸の枠を越えた清新な表現は常に人々の関心を集めた。
日本工芸会の蕃査員、理事をつとめるが近年退会。
90年には「紬織」の重要無形文化財保持者に認定され93年には文化功労者に選ばれている。
エッセイストとしても評価は高い。
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染色家と聞いてもピンと来ないが
次の文章を読むと、なるほど奥が深いんだと思う。
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志村さんは色をつむぎ出す時、
その色を生み出す、植物のいのちを思う。
特に、高校の教科書にかつて載った、
桜色を生み出す彼女の気づきは圧巻だ。
美しい、花びらで行っても、灰色になるばかり。
全く、色にならない。
サクラの色を生み出すのは。、サクラの根だ。
しかも春を迎える直前でなくてはならない。
なぜ、なら。
そこにいのちの息吹があるのだ。
その時期でなくては、サクラの桜色、
は生み出せない、と彼女は言う。
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こう言っている彼女が気に入ってるドイツの詩人
ノーヴァーリスの詩がお気に入りなのだ。あまり日本ではしられていないが・・・・

すべての見えるものは、見えないものに触っている。
聞こえるものは、聞こえないものに触っている。
感じられるものは、感じられないものに触っている。
おそらく、考えられるものは、考えられないものに触っているのだろう。
一寸 深いですねえ~!

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