Light in June

文学やアニメ、毎日の生活についての日記。

上昇

2013-03-07 19:48:13 | Weblog
体調が快方に向かってきました。昨日あたりから熱っぽさもなくなり、味覚も次第に回復。やはりなるべく外に出ないでとにかく暖まっていたのが奏功したかな。

でも、学校を休んでいたら、先生から電話がかかってきてしまった。木曜日の授業を休んだのはまだ一回目なのに、電話をくれるなんていい先生だよね(今週は他の曜日も休んだのをその曜日の先生から聞いていたのかな?)。
「風邪を引いてしまいまして」
「ごにゃごにゃ(聞き取れず)」
「え、なんですか?」
「次の授業では待ってるわ」
「はい」
「ではさようなら」
「さようなら」

・・・・・・・・・・・・

最近、『耳をすませば』のサントラをよく聞いています。それにしても感慨深いのは、まさか本当に自分が外国で雫の歌う「カントリーロード」を聞くようになるとは思いもよらなかったってこと。人生というのはどう転ぶか分からないですね。しみじみ。

冒頭の「丘の町」はいいなあ。タイトルもいいし、メロディもいい。引き込まれる。・・・やばい、聞き入ってしまっていた。

ロシアの学位論文

2013-03-07 02:46:04 | 文学
少し時間の空いたときに、この前入手したロシアの学位論文を読んでみました。が・・・ひどい。最初の3ページほどの間に、事実関係の誤りを二つ見つけました。一つはただの調査不足とみなせるもので、まあ許せますが、もう一つは滅茶苦茶と言っていいほど見当違いなミス。この論文を入手した当初、ざっと目を通した段階では、多くの参考文献を調査していてすごいなあとすっかり気落ちしてしまったのですが、改めて最初から読んでみると、かなりレベルの低い論文であることが分かりました・・・と言ってもまだ10ページ強しか読んでいないのですが・・・でもこういうミスを連発しているようでは、たとえこの先どんなことを提唱しようとも、それは事実に基づいていないのではないか、という懸念を払拭しきれません。論文の書き方にも問題があります。あるところではAという文献を引用元にしているのにもかかわらず、別のところでは、同じテキストからの引用であるにもかかわらず、Bという文献を引用元にしていたりするのです(つまり、例えば『坊っちゃん』から引用するときに、あるところでは新潮文庫から、別のところでは岩波文庫から引用している、ということです)。ありえない。ロシアの学位論文ってこんなにレベル低いの?よくこんな論文が審査通ったな。というか、なんで通したんだ。この人の論文がたまたま大外れだったのかもしれませんが、ロシアの学位論文のレベルを疑ってしまう。

「学位論文」という書き方をしてきましたが、たぶん日本でいう「博士論文」に相当するものだと思うのです(そうでなければ電子図書館に保管してネットで販売しないだろうし)。ロシアの大学のシステムがどうなっているのかいまいちよく知らないのですが(と無知を告白)、「アスピラント」と呼ばれる人たちが書くのがこの「学位論文」で、そしてその「アスピラント」は日本における博士課程の学生に大体のところ相当するようです。でもあれかな、修士課程と博士課程の中間点くらいの位置づけなのかな。

ちょっとねえ、ぼくの読んだ学位論文のレベルが低過ぎて、ロシアの大学システムについて関心が出てきてしまったよ。

ぼくのやっている研究は、日本では今のところ東大生か有名大学の教授しか学術論文を書いていないので(卒論やレポートは除外)、その質だけで言えば、ロシアよりもレベルが高いのかもしれないなあ、なんて思ったり。もちろんロシアには大変立派な論文があるわけですが、実はそうでないのもある、というのは当たり前のことかも。要は個人差か。