Light in June

文学やアニメ、毎日の生活についての日記。

日々に追われて

2013-03-31 19:39:46 | Weblog
ちょっと変則的な時間に投稿。

日々の些事に追われて、自分のやりたいことについて考えることができないでいます。一日中空いているのは日曜日だけになってしまったのはあまり言い訳にはならないのですが、ともかくじっくりと考え事をすることができません。もともと、基礎がないところに抽象的なことを考えるのは苦手なのですが(つまり、本を読んでの感想とかではなくて、漠然と将来のことを考えたりすること)、最近はその傾向に拍車がかかっています。

将来どうするのか、どうしたいのか。研究職を志すのならば、今どうすべきか、また何を研究したいのか。志さないのならば、どうすればいいのか。ロシアで自分は何をすればいいのか、したいのか。こういう諸々のことをぼくは一生懸命考えなければいけないのに、全然できていません。ただ目の前にある最低限の課題を淡々とこなしているだけです。

来年の今日、ぼくは大学を卒業(退学)しなくてはいけないので、それからのことを考えなければいけないのに、逼迫感がないというか、真剣に考えようとする気持ちが湧いてきません。走るだけならば、だらだら走ることはできますが、だらだら考えるということはできません。考えようとしても、一向に思考が進んでいかないのです。同じ所をぐるぐる回り、2,3分後にはまるで関係ないことを空想してしまっています。

何かについて調べて、それを基に空想することは好きだけど、何もないところから何かを考えるのは苦手です。というか、考えるのは疲れる。文章を書きながら考え事をするのは好きだけれど、文章を書かずに考え事をすることは自分にはできません。

そういえば、自分は考えるという作業をこれまでほとんどしてこなかったなあ。あああ、自分は何がしたくて、何ができるのか。これからどうやって生きていけばいいのか、皆目分からない。

幾つかの話題

2013-03-31 03:54:45 | Weblog
今朝は頭が痛くて目が覚めてしまいました。首や肩を揉むと痛くなくなるので、もしかしたら肩が凝っているのかもしれません。でも、一日中なんとなく体調が優れない日でした。

授業に出たら、自分一人だけでした。したがって(贅沢な)個人レッスン状態。しかも通常の時間よりも大分早めに終了。ラッキーなんだかアンラッキーなんだか。

昨夜に引き続き、今夜も外食。チキン南蛮を食べました。けっこう美味。ただ、二日間で1000ルーブル使ってしまったので、来週は節約しないとなあ。でも食事の質は落としたくないなあ。

おもしろい話を書きたかったのですが、いまいちネタがないのです。ネタがなくても、つまらない話をおもしろく仕立て上げるのが腕の見せ所ってものでしょうが、そんな技術はないわけで。

そういえば、映画『外套』観ました(ノルシュテインじゃないです)。モノクロの古い映画。最後、(原作では)「亡霊」が外套を盗むシーン、(映画では)強盗が外套を盗んでいて、なるほどと思いました。記憶が定かではないのですが、たしか原作では亡霊が外套を盗むという噂が立っている、という指摘に留まっていて、実際に盗んだのは誰なのかが判然としていないのですが、これに対してナボコフは、これは強盗の仕業であると喝破していました。映画はそのナボコフの主張と一致していますね。

ところで、中学生に家庭教師をしていたことがあるのですが、そのとき英語の教材でなぜかこの『外套』が紹介されていて、ぼくは教え子に尋ねたものです、この小説知ってるかい、と。そうしたら、「外套」という単語それ自体を知らないのでした。外套って死語なのか。・・・あれ、この話、随分前に書いたことがあるような気がします・・・