アーユーボーワン!(こんにちは!)
学生ボランティアの熊本県立大学吉田です。
今日はスリランカのお話を川口純子さんからお聞きしました。
川口さんは2年間青年海外協力隊として環境教育を行い、1月に帰国されたばかりです。
ここで、スリランカについてちょっとだけ紹介したいと思います。
スリランカはインドの南にある島国で、その形から「インドの涙」と言われています。宗教はほとんどが小乗仏教で、国旗の中にあるえんじ色は仏教を表しています。ちなみにカレー色はヒンドゥー教、緑色はイスラム教を表しています。このように、スリランカには様々な宗教の人々が共に暮らしています。そのためそれぞれに祝日があります。
川口さんは学校や幼稚園で環境教育の授業をされたり、「タカクラ式コンポスト」と呼ばれるごみの処理装置の普及のため、活動されました。スリランカの人々はごみ問題に対して関心があまりないそうで、とても大変だったとおっしゃっていました。
スリランカは比較的治安がいいと言われているそうですが、川口さんには「不幸の10月」という時期が訪れたそうです。スリに2回あったり、バスから落ちたり、デング熱にかかったりととても大変だったそうです。けれども、川口さんはスリランカを嫌いにはならなかったそう。それはスリランカに行く前、訓練所で知ったスリランカ2代目ジャヤワルダナ大統領の言葉を思い出したそうです。
「憎悪は憎悪によってやむことはなく、慈愛によって止む」
スリランカ人の人のほとんどは仏教で、この教えを心の中に持っているとたびたび感じることがあったそうです。スリランカのためにスリランカの人々のために!
そんな熱い思いを感じるサロンでした。