おはなしきっき堂

引越ししてきました。
お話を中心にのせてます。

地元応援

2020年07月20日 | 絵日記


今日は、朝の用事を済ませてから農協に。
先週の木曜日に買いに行ったので、急がなかったんだが、明日はもしかすると雨が降るかもしれず、そして水曜日は定休日、そして後半は連休でおとーさんが休みなので、今日しか行けないと判断した。
それと、もう一つ理由が・・・。


少しストレスマックスで、「美味しい物が食べたい」「好きな物が食べたい」という気持ちになり。
歯医者が思っていたよりずっと安くで済みそうなので、ちょっとケチ子を封印することにした。

で、本当は道の駅とかサービスエリアに行きたかったんだけど、とりあえず自分で行ける農協の直売店に。
地元や近隣の物を買おうと思った。


ちょっと写真が切れているけどお醤油も購入。
加西の洋食ソースが前に買って美味しかったので、チリソースも購入。
お醤油も加西市のだった。




こんなところでお醤油を作っているって知らなかったな~。

マーガリン(1キロ)と牛乳は、隣の市の牧場のもの。


お味噌は近隣で作っているものだ。

ただ、黒豆茶は「丹波産の黒豆使用」で、製造しているのは佐賀だったけど・・・(まあ販売元はこちらのお茶の販売店みたいだ)

いつもは、実は安い野菜しか買わないので、こういったのをじっくり見て買うのは初めてだ。
この他にも野菜を数点購入した。

ただ、本当に残念なのはちゃんと混んでいる時間をさけて、野菜は少なくなるけどこんな特産品を買おうと行ったのにそこまでゆっくりと見られなかった。

何故なら「うるさかったら」
この前からタイミングが悪いんだろうけど、入り口付近でギャン泣きしている子どもがいた。
えらく長く泣いているな・・・お母さんどうしたのかな?と思っていると
「Bad Boy!Bad Boy!」という言葉が・・・
振り向くとああ・・・。
集団(親族?)でいつも移動しているある国の方たちだった。
中国・東南アジア・欧米じゃないよ。
マスクもされてなく、お店の入り口付近で大きな声で子どもが泣き叫んでいる。
そして、それを無視してお互いにほぺったにする挨拶を交わされて、長く話をされていた。
外でだったらいいよ。
でも、そこお店の入り口だけど・・・。
入ってくる人たちの邪魔になる。

もう、国の違いとかの問題じゃなくて、この集団前から行儀が悪い。
前にバスの中であった事があるんだけど、子ども数人は動き回り、大声で叫ぶ。
それをまったく注意しない。
大人たちはおしゃべりに夢中。
乗り合わせた事を、とても後悔した。

他にも多分野菜が安いからだろう、研修生か留学生の(こちらは東南アジアだな)男性が来ていたけど、ちゃんとマスクをしていて買い物を黙って済ませてそっと帰って行った。

コロナ以前の問題だなと思った。
日本人だって、こういった風景を見る。
駅前のスーパーは、生協の方はまだいいんだが、もう一軒の方は大抵入り口付近で話している人多い。
なので、こちらはコロナ以前からあまり好きではなく買い物は避けている。
ただ、最近は「一人」で買い物に来る人が多く、小さい子ども連れの人もいるけど、ちゃんと手をつないで足早に買い物を済ませて、会計を済ませる人の方が多い。
そして、前はよく見かけたけど友達同士で買い物には来ていない。

最近は減らしている買い物を楽しくゆっくりしたかった。
子どもが泣くのは仕方ないと思うけど今日は本当にタイミング悪かった。
でも、レジの人が「重いので気をつけてくださいね」と言ってくださり、なんだかほっこりした。
そうだよな・・・お店の人の方がきっと嫌だろうな。

ゆっくりは、当分ネットでしか無理なのか・・・。

カルディで注文した。
もう半年ぶりぐらいに購入するものばかり。
1時間ほどいろいろと楽しみながら見た。
ああ、こっちの方が楽しかった。
実は、今週に業務スーパーに行こうと思っていたんだが、混雑しているだろうし、おとーさんと行くときっと無駄な買い物が発生すると思い、長くカルディに行っていないなと思いちょっと高くてもいいかと思った。


送料無料になるようにして、支払いはアトディーネにした。(後でコンビニ支払い)
手数料がかかるけど、ロハコで買う手数料より安く(ロハコもカルディのモールがある。送料無料になる金額は低いけど、品数が少ない)いつもバスで買いに出ていることを思うと、結局安いなと思った。

来月も注文しようと思う。
そして、農協で特産品を買う時は、野菜が売り切れている昼からに行こうと思った。
お醤油が楽しみだな。

帰り道、ちょっと別の道を通る。



買い物はしないでこうやってバイクで走るだけの方が、気分スッキリするかもしれないな。

帰るとコブちゃんが、待っていた。
残念ながらコブちゃんのもこれからはネット注文ばかりになる。
だから、お土産はないのよ。


ざんねーん。
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うーん、なんとも

2020年07月17日 | 絵日記

ピーマン、やっと赤くなったのよ。
普通の品種なので本当に長くかかった。
確かに、赤くなるまで待って収穫したら、利益出ないわ。
明日、食べてみようと思う。


みぃぃぃ~~~。




*********************************************************

これは、今日の空ではなく一昨日水曜日の空。
家に居て少しむしゃくしゃしたので、本だけ返しに図書館に。
本当は近所の公民館に返せばいいし、3週間今は借りれるし他の借りているので、必要がなかったんだけど・・・。
少し原付で走って外の風を浴びようと思った。

駐輪場に止めると横に返却口にがある。
ここなら中に入らずに返せる。
駐輪場では、少し恰好が変わった人がいて(よく見かける女性の外国人・・・微妙にファッションが違うのと言語が違うのでわかる)、大きな声でわめくように電話をしていた。
日本人の高齢の方も結構大きな声で携帯でしゃべっているので、なんとも言えないけど、わめくようではないなと思って、避けて通る。
この人、スーパーの前の植え込みで数人で大声でしゃべりながらタバコ吸っているのもよく見る。(まず携帯用の灰皿は持っていないから、植え込みに吸殻が落ちている)
その住んでいる所のルールを守ってほしいなと思う。
このあたりには、留学生や研修生がよくいるけど、やはり国によってすごく違いがある。
私が知っているベトナムからの研修生の子たちは、こんな感じではまったくなかった。

ちょっとだけ嫌な気分になり、中には入らず図書館を後にした。
駐輪場も駐車場も結構いっぱいだったのもある。
学生が入る時間帯なのもあった。

昨日は、歯医者に。
歯石取りというかクリーニングと歯磨き指導。
実は、こんな状態にまたなるとは思わずこれだけで行くのかどうか迷ったんだな・・・。
先週は、確かに行く必要があった。
でもな・・・と思いながら結局行く。
すごく感染予防をされているから。

途中で歩いていて、最近できたちょっとおしゃれなカフェの前を通ると女子高生4人ぐらいが楽しそうに向かい合って、お茶していた。
歯医者から出て、少し買い物をついでにしたあとまた通ったけど、まだいた。
ただ、歯医者は予約時間より15分早く行ったのにすぐに見てもらえた。
先週は、混んでいたのに・・・キャンセル出たのかも。
で、早く出てきたのもあるんだけど・・・。

このお店ちょっと前から気になっていた。
多分、田舎だからかまったく感染予防をしていない。
ああ、これだったら歯医者の方がましかと思ったが、わからない。

何が正しくて何が間違っているのか?
最近よくわからなくなってきた。
ガストなどの大手のチェーン店は、外側から店内が見えないようになっている。
でも、このお店開店してすぐに駄目になった別の業種のお店をそのまま使ったようで(横に弁当を販売する店を出していたので調理スペースはある)、外からよく見えるのだ。
風評が悪くならなければいいなと思う。

ここのところ思い出すのが、

 
これの中に入っている
「処刑」という話。

ある男性が、事件を起こしある惑星に処刑として連れていかれる。
銀の球体とタブレットを渡されるだけ(うろ覚えなのでちょっと間違っているかもしれないが)
その球体は、空気中の水分を取り込み水を作る。
タブレット(だった?)を溶かすとまあプロテインのようなものになる。

ただ、その球体は回数がランダムに設定してあり、いつかはボタンを押すと爆発するようなしかけになっている。
だから、いつも押すまでの葛藤がある。
飢える(または脱水など)危険と、爆発の危険・・・そしてその葛藤と、それが「処刑」なのだ。

ネタバレで申し訳ないが、いろいろな葛藤の末男性は、ある境地に達する。(狂ったのか・・・)
風呂に入ろうとその球体のボタンを押し続け、水を出し続ける。
自分の感想か書いてあったことかすっかり忘れてしまったが、ひとはいつ死ぬかなんてわからないって事で、だからいつ爆発するかなんて気にすることなんかないと。
最後は・・・また興味のある人は読んでほしいし、私ももう一度ちゃんと読んでみようと思う。
実家に残していたと思うんだが、星さんは言葉は時代によって古くなるからと、時代に合わせて文章を少し書き直していたというの読んだ覚えがあり、再度購入して見てもいいかもしれない。
だって、実家の本は私が小学生の時の本だから。

この話を今の日本の状況と重ね合わせる。
なんとなく。
男性が処刑される原因は、確か今の世の中に重ねると「事故」で決してここまで裁かれる事ではない。
だから、対策をしていないカフェも、その中にいる高校生も大声でマスクなしで話している海外の方(煙草のポイ捨ては駄目だよ)も平時なら、そこまで非難される事なんだろうかと思うが、世の中の状況によってこうなってしまった。
自粛している人は、自粛しているけど、関係ないと言う人もいる。

でも、「ボタン」はどちらに対してもどこで爆発するかわからない。
たった、1回でかそれとも収束するまで何回も押しても大丈夫なのかは・・・。

この「ようこそ地球さん」の中でこの話は「殉教」とセットで名作だと思っている。
何回も何回も読んだなと懐かしい。

今日も、少し歩くかしないと。
少し日を浴びないと考え方が、あまり良くない方向に行きそうな気がする。

ああ、そうそう歯はとても綺麗になったし、久しぶりですっきりはした。
もう一度だけ、クリーニングしましょうと言われたので、じゃあ来月にと予約を取った。
「忙しいの?」と言われたけど、いやそうではなく・・・。
とりあえず自分自身が、今月末に伯母の法事に行くので(県内で会食はなし)ちょっと間をあけたいと伝えた。
しかし、これもどうなるのかわからないな。

うーん、なんとも。

家に帰ると息子からLINEが来ていた。
「暑い!」と言うメッセージと共に、この日みた歯医者さんのスタッフさんと同じ格好(フェイスガード&マスク)をした息子の写真が添えられていた。
公共事業で地方で住民説明会らしいが、東京から行くのもあり感染予防のためこのような恰好に。
そして、密になるのを避けるために一人一人に説明。
まばらに来るので恐ろしく時間がかかり、また地方に行っているため、帰るのは深夜の1時らしい。

皆様、お疲れ様です。
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茜色のお花畑 9(作る)

2020年07月15日 | 茜色のお花畑


昨日、昼から少し歩く。
正直に言うと本当に久しぶりだ。

近所のこんな誰も通らない道を通るのは、全然デメリットはないんだけど、どうも出る気にならず。




人も通らないけど車もあまり通らない。


たまに見かけるのは私と一緒の散歩の人。

なんでこんなに出歩かなかったのかというとひとえに忙しいというのが、ぴったりかも。
以前、在宅仕事をしていた時には一日中座っていることが多かったけど、仕事を辞めた今、結構動き回っている。
母に電話をかけると「する事がなくて暇で暇で」と言うが、私は家でする事が多々あり、またこの機会にと思っている事もあるので、時間が足りないぐらいだ。

あまりにも歩いてないので、きっと足が痛くなったりするもと思ったが、全然だった。
家の中で動き回っているからだろう。
ただ、少しこれからの季節は、買い物以外で外に出ないとと思う。
ずっと天気が悪かったので、運動不足というより日光不足で気分がちょっと沈みかけていた。

今日は、この後歩くのではなく少し原付で走ってこようと思う。
買い物はしないで、本だけ返しに行こうかと。
いつも書いてますが・・・
長いので興味がなかったら読み飛ばして下さい。
それと、読み直して修正したりするのでたまに後で少しだけ内容が変わったりします。




*********
【茜色のお花畑 9(作る)】

フリーマーケットが終わり、日常が戻って来て結構バタバタしている間にあっという間に2か月が過ぎ12月になった。
少し落ち着いてきたので、ネットでの販売をしてみようかと考え始めた。
まず、タクミに相談するとすぐにホノカちゃんと一緒にやってきた。

最近では、こういったハンドメイド作品を販売するサイトがたくさんあるらしい。
ただ、いろいろと注意をする事があるとホノカちゃんが、教えてくれる。
まず、「オリジナル」である事。
私が今まで作って来たのはだから駄目だという事。
生地などもブランドやキャラクターのものは駄目。

やっぱり難しいなと思っていたところ、ホノカちゃんが
「じゃあ、私がイラストを描くのでそれをおねえさんが形にしてみます?でもちゃんとイラスト料下さいね。」

チョサクケンとかシヨウキョダクジョウケンとかいろいろと訳の分からない言葉をホノカちゃんが言ってくれるのを、とりあえず真剣に聞いた。

あとタクミが
「まずそこまで作れないと思うしそんなに売れないと思うけど、こういったのの収入って枠があると思うんだ。そのあたりスタートした直後に誰かに相談した方がいいな」と。

私は、それならヤマダさんに相談するというと「それはいいね」と若い二人は、微笑みあった。
この子たちは、きっとお互いが大好きなんだなと微笑ましいのと少しうらやましくなる。
私は、恋なんて出来るんだろうか?と疑問だ。

そういえば、休日に最近ノグチさんからたまに誘われて数週間に一度
お蕎麦を食べに行く「蕎麦会」と言うのをしている。
タクミやホノカちゃんが一緒の時もあるし、二人だけの時もある。

別に何を話すのではなく、蕎麦を食べに行くだけだ。

「ねえちゃん、ノグチさんとはどうなの?」とタクミが聞いた。

「へっ?」
間抜けな声が出た。

ドギマギしながらも、結構頭の中は冷静でなんの感情もわかない。

「そうね・・・ヤマダさんとサトウさんと一緒でいい「お友達」って感じかも」と答える。

ホノカちゃんが
「やっぱりそうですね。でも、ノグチさんもなんかそんな感じでおねえさんと友達って感じがします。」

「ホノカ、なんでそんな事わかるんだよ」

「だって、女の子なんですもの。ねー、おねえさん。」

ホノカちゃんが、真剣に言うその表情がおかしくてみんなで笑った。

二人はその後、ハナとじゃれあって帰って行った。
ホノカちゃんは来週までに、イラストを描いてきてくれるらしい。

最近、仕事も早くなってきた。
図面を見るとどの部品をどの部分につけて組むかもわかって来たので、一人で仕事を任せてもらえることも多くなる。
サトウさんなどは、「アカネチンの方が、段々早くなってきたな~」と言ってふくれる。
単純にうれしい。
複雑な作業ではなく、ごく簡単な作業だけどちゃんと仕事として一人前に認めてもらえるようになるのはとてもうれしい事だと気がついた。

母が生きていたらどう言っただろう。
「服が汚れるような仕事なんて駄目よ!」って言っただろうな。
昔、この業界は3Kと呼ばれていたらしい。
「きつい」「きたない」「危険」
確かにと思う面もある。

私の仕事はきついにはあまり当てはまらない。
汚いというも、手先が汚れる程度だし、座って組み立てるのが主なので危険もない。
ただ、その分パートなのもあるけどお給料も安い。
もし、家賃などがいるところに住んだらきっと生活が出来ない。
だから、サトウさんとかは本当に頑張っている。
シングルマザーで児童扶養手当などが出ているが、本当にぎりぎりだと言っていた。
別れた旦那さんからの養育費は、ほぼ入ってこないらしい。
だから、社員になりたいんだと言っていた。

先日、アリサちゃんが小学校に入ったのもあり、会社に直談判したらしい。
その時に条件を出されたと。
今の組み立ての仕事では、社員には出来ない。
前にイノウエさんがやっていた曲げの作業をするなら、考えてもいいという回答だった。
サトウさんは悩んでいる。
最近、機械は良くなっていてそこまで「危険」はない。
それでも、やっぱり「注意一瞬、怪我一生」と毎朝言っているけど、危険はある。
そして、立ったままの仕事はとても「きつい」し、重い材料を持ったりするしその材料自体に油などがついているので、汚れる。

やっぱり3Kかもしれない。

「私もヤマダさんのようにパソコンとか使えたら、他の就職先あるんだけどね」と。

「今から勉強したら?まだ、私よりずっと若いし」というと

「えーーっ、無理だよ。勉強嫌いだったら今ここにいるんだよ」と言ってケラケラと笑った。

私は組み立ての仕事が、決して単純な作業だとは思わない。
特にカミデさんのようにびっくりするほどのスピードとそして正確さがあるのは、職人なのだと思う。
でも、「単純な作業」「簡単な作業」そして「パートでも出来る作業」として扱われてる。

最近、マエダさんがよく休むようになった。
お姑さんの容体が悪化しているそうだ。
やめて介護をしようかと旦那さんと話し合っているのだと。
でも、そうなるとマエダさんだけの負担になる。
すでにそのような状態で、旦那さんと毎日口論になると。
子どもさんは独立されているとはいえ、家でお姑さんと二人でいるとかなりストレスがたまるから、出来れば短時間でも仕事は続けたいと言っていた。

女の人だけが、介護をしないと駄目なのだろうかと疑問だ。

1週間たった時に、ホノカちゃんがイラストを持ってタクミと一緒にやってきたので、マエダさんの介護の事話をした。

「おかしいですよ。だって、旦那さんのお母さんなんでしょ。自分の母親を奥さんに丸投げなんて。私だったら絶対に嫌!」

タクミが「俺なら絶対にお袋の世話をしてくれと言わないな。自分も頑張ると思う」というと二人は顔を見合わせて笑った。

ご馳走様ですと私が言うと二人は真っ赤になって同時に

「いや!そう意味じゃなく」と叫んだ。
ハナが何事!という感じで飛んできて、タクミにかじりついた。

「いたい!ハナ!やめろ~~~!」とタクミが叫ぶと余計にハナが齧る。

私たちは大笑いした。

ホノカちゃんが、描いてきてくれたのは2点。
マンボウと「ハナ」のデザインだった。



「単純でたくさん出来る方がいいかと思って」

いろいろと考えて、まずキーホルダーを作ってみたらという事になった。
とりあえず今週中にサンプルを作って、1ヶ月の間に5点、5点で10点。
あまり売れなかったら辞めようかと。
材料費も安く済むように考えた。

2人が帰ってから、ホノカちゃんの絵から、型紙を作ってみる。
あまり凝らないでそこまで立体にはしないように、考えた。
マンボウはパーツ事にいろいろと布を変えることに。
ハナは尻尾を別に縫い付けることに。

次の日が日曜日だったこともあり、1日中・・・いやハナが起きていない時間頑張った。
ハナがいると裁縫箱をのぞいたり、針を持っている手にじゃれたり、糸をからましたりするので危険。

うまく作れたと思っても綿を入れるとなんだか不細工になり、何度も型紙を書き直す。

最後に納得のいく出来になったのは、もう深夜12時をまわっていた。
「今日」は月曜日だ、仕事にいかないと駄目なので作業を終了した。

ただ、その後なんだか眠れなかった。
「仕事」とは「働く」という事は、とても大変でそしてとても大事な事だと。
サトウさんは、アリサちゃんを養うため女性にはとてもハードな仕事を選択しようか迷っている。
そして、好きだけでは仕事は成り立たないというのは、このネット販売でいろいろと分かった。
仕事量だけで言うと、マスコット1つ作るのにホノカちゃんのイラストから始まって、私の型紙作り、そして裁縫。
どれだけの時間がかかっただろう。
そして材料費やその後のネット販売での手数料や送料。
1つにかかる労働力や手間がとてつもなくかかっている。
100均で売っているマスコット。
あれは、手作業ではなくたくさん作りまた人件費をカットすることで出来ている値段。
もう、いろいろと考えすぎて頭の中がぐるぐるしてきた。

それとマエダさんちの介護問題。
マエダさんは、家でお姑さんと二人でいるより、たまには仕事に出た方が楽しいと言った。
息子さんが独立した今は収入以前の問題だと言っていた。
旦那さんは大手企業の社員だ。
残業残業で、家には深夜に帰ってきて何もかもマエダさんに頼りっぱなしだ。
ふとノグチさんの事を思い出した。
「蕎麦の会」が楽しいのだと言っていた。
ノグチさんは、自分の母親の面倒を見ている。
仕事もしなければならない。
でも、マエダさんのように義理のお母さんではなく、自分の母親だ。
ただ、仕事は正社員で労働時間はマエダさんよりはずっと長い。
誰が大変で誰が楽かなんてわからない。
マエダさんの旦那さんの言い分もあるんだろう。
ただ、ノグチさんのように独身だったら、自分でしなくてはならないんだ。
そうなった時にどうするのか。
そして、もし私だったらどうなるのか・・・。

ハナがわきの下で寝ている。
最近は、こうやって布団にもぐってくるようになった。
その寝息とぬくもりを感じていると、やっと眠りにつくことが出来た。

翌日、出来上がったマスコットを持っていろんな人の意見を聞くことにした。
雨だったのでヤマダさんが迎えに来てくれた。
このところ、小ぶりの時は自分で合羽を着て行っているんだけど、この日は結構な雨で前日から、ヤマダさんは天気予報を見て「迎えに行くから」と言ってくれていた。

マスコットを見せると
「これはいいわ!」と褒めてくれてうれしくなる。
そして、こういったのは副業になるのかと相談するとある一定の金額を越えないと大丈夫らしい。
会社にもその程度なら申請はしなくてもいいだろうという事だった。
増産は出来ないから、そこまでの収入は期待できないと言うと「そうだよね」と笑った。

ハナのご飯分ぐらいの収入になればというと
「それも結構大変よ」と言い「楽しんで出来る趣味だと思ってやった方がいい」とアドバイスをもらった。

組み立ての人たちにも見せた。
みんなそれぞれいいねと褒めてくれた。

カミデさんは、マンボウのマスコットを気に入ってくれて、出来上がったのをひとつ買いたいと言ってくれる。
「プレゼントしますよ」と言うとダメダメ~と言ってほっほと笑った。

その日の帰り、ヤマダさんがまた送ってくれる。

ただ、なんだか表情が暗かった。
「アカネチン、最近の世間の状況ってわかっている?」と聞くので、うーんと考える。
そういえば、どこかの国の何かが倒産したんだとテレビで言ってたような。
あまり自分には関係のない話だと真剣に見ていなかった。
株価がどうのこうのって、よくわからないし。

ヤマダさんが
「ずっと景気が悪かったけど、どうやら本格的に悪くなるみたい。最近仕事少なかったでしょう」と。

そういえば、今日もマスコットの話をしながら倉庫の整理をしていたんだっけ。
最近、仕事がすごく少なくなって手持ち無沙汰になって、今まで出来なった整理をしようという事になったんだっけ。

「ちょっと、覚悟をしておいた方がいいみたい。アカネチンは独身だし若いから大丈夫だと思うけど。危ないのはカミデさんとマエダさんかな・・・。サトウさんは正社員になりたいと言っていたけどどうだろう。曲げに行ってもなれるかどうか・・・と言うか、残る条件で曲げにと言われるかもしれない。それに私も危ないかもしれない。今の時点ではサブのポジションだから、上司だけ残るかも」

最初、よく話がわからなかった。
???と言う目をすると、ヤマダさんが「リストラで人員整理」と。
「融資の条件」で銀行から提示されたらしい。

リストラで人員整理・・・。

ええええええ~~~。

目の前が暗くなった。

                               <続く>

****************************************

正直、この話を書き始めた頃、こんなイレギュラーな不況がまたやってくるとは思わなかった。
今回は多分私が以前いた業種より飲食業や旅行業者などが大変だ。
夫は、その私が以前いた会社と同じ業種に勤めている。
これは、失業したときに私がチラシで見て、同じ業種だしどうだろうと勧めたところで、どうやら夫には合っていたようで、今は給料が安いながらもそこそこ楽しそうに行っている。
夫も、実は大学を出てから勤めていたところは、合っていなかったのだと今は思っている。
最初から、今より少し大手の企業に勤めていたらきっと続けていただろう。

ただ、今後どうなるかわかない。
現在も給料が減っているし、実は高齢の方がやはり「リストラ」ではなく、契約が・・・と言うので切られた。
ある程度の年齢になると契約という形になっているらしい。

幸いなことに息子(勤務地東京)の業種は大丈夫なようで、毎日忙しく過ごしてるのだけど、やはり今は在宅から出勤に戻り、尚且つ県をまたいで移動している。
夫が毎日息子の会社の株価を見ているんだが、落ちてはいない。

さて、このアカネがやろうとしている事、私も実は考えていろいろと調べてみた。
ところが、経理をしていた関係で、もう損得の計算が見ているだけで、すらっと計算されてしまう。
在宅の仕事をもらうまでいろいろとチャレンジしたけど、この期間に学んだのは
「好きな事だけしてお金をもらうのは大変というより不可能」という事。
依頼を受けて描くという事もしたことがあるけど、提示された金額はびっくりするほど低く、材料費さえ出ないというより、送料などを考えると私がお金を出してもらっていただいているという状況になった。
仕事が入ってくるわけではなく営業力もいるし、やはり勉強もいる。
嫌いな事もこなしてやっと仕事と言う形になる。
そして好きな事と出来ることは違うという事。
この期間に理想だけでは仕事には出来ないという事をはっきり知った。

その後、在宅の仕事を紹介してもらう。
雇用形態が「在宅パート」という形で。
事務の仕事をしていた時は、入力する仕事は嫌いじゃなくまた早かった。
その頃に、独学でいろいろと学びいろんな事がパソコンで出来るようになった。
ああパソコンだけさわってられる仕事だったらいいなとずっと思っていた。
これが、かなった。
嫌いじゃなくて続けられて、ちょっと好きかもって仕事が在宅で出来るようになったのだ。
とてもラッキーだった。
ただ、どの仕事もそうだけどデメリットも多々あった。
締め切り前は、胃がキューとしたし間違っていないかも掲載されるまでドキドキした。
それとわからない事があっても気軽に聞けないというのが最大の問題だった。
自分で解決しないと駄目で、それを調べるの時間は「お金にならない」
間違いチェックも結構念入りにしていたけど、これもお金にならない。
これは、後で自分で間違いチェックの一発検索を言うの作り、時間がかなり省けるのと正確になったが、その作っている時間もタダだ。

好きな事は、ちゃんと他で収入を得てそしてそれからするというのが、今の私の考え。
今は私自身は収入は得ていないから、まず家の事を先にしてからだと思っている。

そうそう、間違いと言えば・・・。
全部完成してチェックも済ませたので、席をたってトイレに行って(我慢していた・・・笑)戻ってきて保存して送付したのが間違っていた。

多分・・・コブだと思う。
これ以降は、先にちゃんと保存してから席を外すようにした。

息子が以前大学時代に、ある事務所にインターンシップで行った時にそこの事務所内に猫がいたらしい。
「えーー、この猫たちパソコンにのりませんか?」と聞くと
「そんな事しないよ」と言われたと。

猫もいろいろ。
息子は、昔宿題をしていて途中でトイレに行って戻ったら、コブにノートを破られていたって事があった。
セロテープで貼って提出した。

油断ならねー。


コブちゃんの寝床がまた変わってきている。
ここは玄関の下駄箱の上。

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見ているだけ

2020年07月13日 | 絵日記
雨だけど収穫。




何故なら・・・。

最近、枝が折れているようになっておとーさんが紐で固定したらその紐に止まって採りやすくなったらしく余計に来るようになった。
細長い形のミニトマトなのでちょうどくちばしに挟めるらしい。
偶然、持って行くのを見る。
ただ、挟めないものはその場で食べるようで、下に皮が落ちている。
ちゃんと綺麗に熟したものを食べる。

そうそう、コブちゃんは見ているのだけなのよ。





ここのところ土日のどちらか一方は「作る」事が多い。
この土日は2日間ともミシンを動かす。

土曜日にこれを。


あの本に載っていたサルエルパンツ。(昨日はいてみて今日は洗濯して干している)
私用にちょっと短くしたのが少しだけ失敗感。
ただ、楽だ。
家用の作業着に。

本に載っていたようにくりぬいた部分で、鍋つかみもついでに作った。



ああ、この形・・・猫にかぶせたくなるよね。
でも、うちの猫はきっと無理。


作ると言えば、このコブちゃんの爪とぎも。
セットで買った箱を切って、二つ入れたら大喜び。
大成功だな。

そして、日曜日はこれを。


おとーさんのコンビニ用の袋と「風呂敷」
おとーさんにビニール袋を数枚カバンに入れていたら・・・と言ったら、それなら作ってくれないか?と言うので。
薄い生地でA4が入る大きさで作った為、折りたたむとハンカチよりちょっとだけかさばる感じになるぐらい。
くちゃっと入れても大丈夫。
そして、風呂敷は・・・これから「紙袋」まで有料になるので。
日本には素晴らしい文化があるじゃないかと。
本当は和柄で作りたかったが、手持ちの大判の布がなかったのでこれで。
折りたたんで持っていれば、袋にも出来る。
簡単に袋に出来る方法を検索中。




この日は、おとーさん用のマスクをもう1枚作った。
ミシン、よく使うんだけどあまりにも安いのを買ったため、使いにくい。
軽くてすぐに出せるのがいいんだけど。
特に、糸巻がちゃんと上手く出来ない。
買い替えをするかは、うーんだ。
この私のミシンブームが終わったらきっとしばらく使わなくなるから。
土日にこうやって別の部屋で何かに集中していると、おとーさんが1日中テレビを見ていても気にならなくなった。
もっと暑くなるとこの部屋はエアコンを設置していないから、また考える事になるが・・・。
ミシンじゃなくてもしかすると前から考えていた、防音のイヤーマフを買うかもしれない。

平日は、他の事をというより本を読もうと思う。
先週、買ったのもあるし実は図書館で数冊借りてきた。

1週間のリズム。
オンとオフをちゃんと切り替えないとな。

おまけ
コブちゃんは、竹のラグとかフローリングではゴロゴロしない。
お嬢様なのだ。

かわいそうなので、小さいマットを置いてみた。
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おかしいだろっ!

2020年07月10日 | 絵日記


ちょっと留守にしただけなのに
「どこに行っていたの~、寂しかったよ~」とばかりに甘える。

今日は、何年かぶり(いや十年以上ぶり)に歯医者に行った。(予約して)
ご飯食べていたら詰めていたのが取れたので。
ただ、この機会にいろいろと気になっているところを治してもらおうと決心(すげー歯医者嫌いだから)
今日、その部分はすぐに治療は終わったが、次は歯石を取りましょうという事に。
綺麗にしてもらおうと思う。
だから、しばらく通う事になる。
私の給付金はここで一部使う事にした。
今日、支払ったのは3500円ぐらいなり。

通り道に居たチビコブちゃん。(おとーさんと勝手にそう呼んでいる)
多分、ここのおうちで飼われていると思う。



コブちゃんも大柄ではないけど、このチビコブちゃんがもっと小さい。
さて、行く前にものすごーく雑に描いていったのを。

おかしいだろっ!
母の痛みの度合いがわからない。
何もしなかったら痛くないらしい。
歩くと痛いんだと。
だったら、歩いて5分とはいえ坂道の途中にある医者におまけに雨降っている時に杖ついてでも行く?

神戸市が杖をくれたんだって(本当?)
強力な痛み止め注射を打ってもらい、強力な1日1回しか貼ったらいけない湿布薬をもらったと言っていた。

前に書いたけどすごく太っていたから、足に負担が来たんじゃないかと思う。
昔にくじいたところが痛いらしい。

妹は雨がやむお昼からにしたかったらしい。
神戸も午前中まで結構などしゃぶりだったから。
須磨とか長田で土砂崩れが起きている。
いくら車とはいえ妹の気持ちはわかる。

母はでも「すぐ」じゃないと気がすまないから。
「だってね、雨やんでいたのよ」とか言う。
雨雲レーダー見ていたんだが、母が行った直後猛烈な雨雲がやってくるようになっていた。
だから、妹はもうちょっと待てと言ったんだ。
「帰る時は確かに雨降っていたわね」だと。
妹は慌ててそのどしゃぶりの中を迎えに行ったのだろう。
キノドクナ・・・。

行ってよかったわ~、早く楽になったわ~と言った。
アキレカエル。

さて、ちょっと安心したので、午後からは今日こそはゆっくりとしよう。
来週からはもうちょっと丁寧に描きます。
コメント (2)
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