退屈しないように シニアの暮らし

ブログ巡り、パン作り、テニス、犬と遊ぶ、リコーダー、韓国、温泉、俳句、麻雀、木工、家庭菜園、散歩
さて何をしようか

終の棲家を探して

2015-12-12 04:57:27 | 旅に出る


引越ししました
終の棲家だと決めて函館に暮らし始めましたが函館といえども北海道、
雪は降るし、寒い、、、
これから年を重ねていくのに段々自信がなくなり
もっと年をとってからではもっと大変になるだろうと
いっそ沖縄、九州、四国
などと考えもしましたが
いろいろな周囲の事情も生じて、
千葉県に引越ししました
天気予報では北海道では
クリスマスに向かって準備が進んでいるようです
ここは雪の気配はまったくなく
道端に水仙が咲き始めました
庭にはみかんや柚子の柑橘類が黄色に色づいています。
もずっと屋外でできます

でも、
外の気温は北海道よりもずっと高いのに、
朝起きた時、家の中は北海道よりも寒い
のはどうしてでしょうか
家のつくりが北海道とは違うようです
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幸福な世界 9

2015-12-12 04:55:22 | 韓で遊ぶ

夫の先生
夫が会った人生の先生は、暖かい土の匂いがする人です。草取り一つ出来ない夫に、仕事の方法を親切に教えてくれた人、、、。他でもない隣に暮らすおばあさんです。
夫が始めて農業をするという話を切り出した時、私は耳を疑いました。
「何ですって。農業をするですって。」
農業の農という字も知らない人が、ちゃんとした職場をやめて、生涯、土に携わって生きていくというのに、空笑いしか出ませんでした。夫が最後まであきらめなかったので、家族全員、田舎に来てからいつの間にか8年、、、。農夫として立派にやっている隣の家のおばあさんが、長い時間をかけて夫が定着できるように助けてくれたのでした。
農業について知っている事がほとんどなかった初めの頃、失敗が続く夫は、このまま夢を終わらせなければならないのか悩みました。その時、流れ者農夫になると大口を叩いた夫の目の前にジャジャーンと現れた幸運の女神が、隣の家のおばあさんでした。
「唐辛子がこんなに赤くなっているのに採らないで何をしているんだ。」
「一度も採ったことがなくて。」
人情にあふれたおばあさんは、農作業が下手な夫を手伝ってやると袖を捲り上げました。その後も、どんなに気を使ってくれたか、箕で穀物をふるう方法も教えてくれて、町内の人と仲良くできるように力を尽くしてくれたおばあさん、、、。
「村の人たちと心を開くのが大変だろ。少しだけ我慢しなさい。真心は通じるものだ。」
おばあさんは愛情のこもった助言を惜しまず、あれやこれでしゃばることはしませんでした。私達が自ら悟ることを望んだのでしょう。私達家族の心強い助力者であり情け深い隣人のおばあさん、、、、。
「タヨンの家に光が明るくついていれば、私の心まで明るくなるよ。」
何もわからず田舎に来て、おばあさんに会って、私達家族は大地がくれる祝福を学びました。パサパサした都会の人から徳の厚い田舎の人として新しく生まれ変わり、生きていく喜びと味を感じました。そのすべての幸福の中には、母のように暖かく、大地のように豊かな心の持ち主、隣のおばあさんが一緒にいます。
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