馬鹿も一心!

表題を変えました。
人生要領良く生きられず、騙されても騙されも
懸命に働いています。

胃ろう

2010-03-14 00:07:43 | 日記
3月11日(木) 彼の転院先病院、診察結果を聞くため
いつもより早く7時に飲み屋で待つ。
私が先に到着した。
ビールを飲み始めると直ぐに彼は入ってきた。
メモ紙に「明日金曜11時に麻酔かけて胃カメラを入れる
結果次第では、そのまま手術する」
「妹も立ち会う」
書いたメモを私に渡すと、日本酒を飲みだす。
かなり呼吸が荒い。
互いに言葉とメモのやり取りは無く
ひたすら酒を飲む。
食べ物は喉の痛みがあるので
殆ど食べず。
40分程で息遣いが更に荒くなる。
自ら帰ると言う。
彼の必需品のメモ紙とボールペンを忘れて出ていった。
飲み屋店主と「今日が最後の酒かも知れない」と
うなずきあう。
夜 10時 携帯に彼からメールが来る
「すまん、情けない」
3月12日(金) 午前8時半 彼のマンションに向かう
ブザーを押す、玄関扉開く
寝巻き姿でやつれた表情だ
「入れとうながすが」断る
「今日の診察結果を妹様から連絡欲しい」と伝える
そのまま駅に向かう
何気に振り返り 彼のマンション住まい3階の角部屋を見る
窓からじっとこちらを見つめている。
午後3時 妹様から携帯に電話が入る
「胃ろうの手術しました。兄は眠っています」。
遠慮がちに「入院する保証人になっていただけますか」
私は「もちろん」と答える
これで彼は食べることは少なくなり胃に直接
栄養分を送ることになる。
その夜、顧客が事務所に来て打ち合わせと飲食
23時 飲み屋に行き店主に彼の状況を伝える
日本酒2合を飲み、客のいない店内に、ひかわきよしの
「ときめきのルンバ」が流れる。
店主とかなりの沈黙時間
11時帰宅 明日は私も午前中治療で日本橋まで行く