3月11日(木) 彼の転院先病院、診察結果を聞くため
いつもより早く7時に飲み屋で待つ。
私が先に到着した。
ビールを飲み始めると直ぐに彼は入ってきた。
メモ紙に「明日金曜11時に麻酔かけて胃カメラを入れる
結果次第では、そのまま手術する」
「妹も立ち会う」
書いたメモを私に渡すと、日本酒を飲みだす。
かなり呼吸が荒い。
互いに言葉とメモのやり取りは無く
ひたすら酒を飲む。
食べ物は喉の痛みがあるので
殆ど食べず。
40分程で息遣いが更に荒くなる。
自ら帰ると言う。
彼の必需品のメモ紙とボールペンを忘れて出ていった。
飲み屋店主と「今日が最後の酒かも知れない」と
うなずきあう。
夜 10時 携帯に彼からメールが来る
「すまん、情けない」
3月12日(金) 午前8時半 彼のマンションに向かう
ブザーを押す、玄関扉開く
寝巻き姿でやつれた表情だ
「入れとうながすが」断る
「今日の診察結果を妹様から連絡欲しい」と伝える
そのまま駅に向かう
何気に振り返り 彼のマンション住まい3階の角部屋を見る
窓からじっとこちらを見つめている。
午後3時 妹様から携帯に電話が入る
「胃ろうの手術しました。兄は眠っています」。
遠慮がちに「入院する保証人になっていただけますか」
私は「もちろん」と答える
これで彼は食べることは少なくなり胃に直接
栄養分を送ることになる。
その夜、顧客が事務所に来て打ち合わせと飲食
23時 飲み屋に行き店主に彼の状況を伝える
日本酒2合を飲み、客のいない店内に、ひかわきよしの
「ときめきのルンバ」が流れる。
店主とかなりの沈黙時間
11時帰宅 明日は私も午前中治療で日本橋まで行く
いつもより早く7時に飲み屋で待つ。
私が先に到着した。
ビールを飲み始めると直ぐに彼は入ってきた。
メモ紙に「明日金曜11時に麻酔かけて胃カメラを入れる
結果次第では、そのまま手術する」
「妹も立ち会う」
書いたメモを私に渡すと、日本酒を飲みだす。
かなり呼吸が荒い。
互いに言葉とメモのやり取りは無く
ひたすら酒を飲む。
食べ物は喉の痛みがあるので
殆ど食べず。
40分程で息遣いが更に荒くなる。
自ら帰ると言う。
彼の必需品のメモ紙とボールペンを忘れて出ていった。
飲み屋店主と「今日が最後の酒かも知れない」と
うなずきあう。
夜 10時 携帯に彼からメールが来る
「すまん、情けない」
3月12日(金) 午前8時半 彼のマンションに向かう
ブザーを押す、玄関扉開く
寝巻き姿でやつれた表情だ
「入れとうながすが」断る
「今日の診察結果を妹様から連絡欲しい」と伝える
そのまま駅に向かう
何気に振り返り 彼のマンション住まい3階の角部屋を見る
窓からじっとこちらを見つめている。
午後3時 妹様から携帯に電話が入る
「胃ろうの手術しました。兄は眠っています」。
遠慮がちに「入院する保証人になっていただけますか」
私は「もちろん」と答える
これで彼は食べることは少なくなり胃に直接
栄養分を送ることになる。
その夜、顧客が事務所に来て打ち合わせと飲食
23時 飲み屋に行き店主に彼の状況を伝える
日本酒2合を飲み、客のいない店内に、ひかわきよしの
「ときめきのルンバ」が流れる。
店主とかなりの沈黙時間
11時帰宅 明日は私も午前中治療で日本橋まで行く