先々週のある日、毎朝の通勤路の途中、京葉道路高架下は日陰で船橋港から浜風吹き抜け、涼むには絶好の場所だ。
その日陰には二三人の老人かいつもいて何やら話している。先週急ぎ足で日傘を差して通り過ぎようとしたら老人の一人に話しかけられた。「あんたそんなに急いで何している」。
私は老人に近寄り「あんたら歳幾つ」と尋ねた。老人達は無言。ぼーっと私を見つめる。私は老人に言う。あんたらがこうやつて働かなくとも一日中、日がな涼む事出来るように社会保険払いあんたらに支給されれる年金のほんの少しお手伝いしています。
「暑いね・それじゃ行って来ます」。たぶん近くに住む引退した漁師だろう。
振り返ると私を茫然と見ている。
それから、毎朝 高架下を通ると老人達(私も同じだが)は
私が通ると木陰のセミが人の気配がするとぴたっと鳴き止むがごとき
話止め、固まってしまう。
それが可笑しくて通り過ぎるたびに偲び笑いしてしまう。
老人達は私の事一寸頭変なオジサンと思っていて
関わりたくないのだろう。
私はまだまだ老人達の余裕ある日々には至らない。
5日、日曜日だが展示会で使うコンセントを柳橋事務所にわすれてきたので
午後から日傘に短パン、ユニクロのポロシャツで取りに行った。
高架下に老人達はいなかった。

その日陰には二三人の老人かいつもいて何やら話している。先週急ぎ足で日傘を差して通り過ぎようとしたら老人の一人に話しかけられた。「あんたそんなに急いで何している」。
私は老人に近寄り「あんたら歳幾つ」と尋ねた。老人達は無言。ぼーっと私を見つめる。私は老人に言う。あんたらがこうやつて働かなくとも一日中、日がな涼む事出来るように社会保険払いあんたらに支給されれる年金のほんの少しお手伝いしています。
「暑いね・それじゃ行って来ます」。たぶん近くに住む引退した漁師だろう。
振り返ると私を茫然と見ている。
それから、毎朝 高架下を通ると老人達(私も同じだが)は
私が通ると木陰のセミが人の気配がするとぴたっと鳴き止むがごとき
話止め、固まってしまう。
それが可笑しくて通り過ぎるたびに偲び笑いしてしまう。
老人達は私の事一寸頭変なオジサンと思っていて
関わりたくないのだろう。
私はまだまだ老人達の余裕ある日々には至らない。
5日、日曜日だが展示会で使うコンセントを柳橋事務所にわすれてきたので
午後から日傘に短パン、ユニクロのポロシャツで取りに行った。
高架下に老人達はいなかった。
