兄 突然の感染症(破傷風
続きです
ブログは前後して、8月19日の早朝6時少し前に戻ります。
19日(土)寝床でスマホが鳴る。
兄の名が表示
直ぐに切れる。
再び鳴る。
直ぐに切れる。
こちらから架ける。
切れる。
再び鳴る。
繋がる。
女性の声だ。
兄の娘(次女)の切迫した声。
「父がトイレで倒れ動けません」
「母と二人では運べません」
経緯を尋ねるが混乱状態で理解し難い。
秦野にいる友人に電話して向かわせると伝えた。
更に、次女に言った。
「救急車を呼べ」
次女
「父は、拒否して睨みつけます」
「いいから、呼ぶんだ」
怒鳴る。
「拒否しても、乗せるんだ」
ここで、注意しなかればならないのは
本人の同意、及び親族の同意が無ければ
救急搬送ができないことだ。
次女に言った。
「これから、そっちに向かう」
「3時間 かかる」
歯磨き、顔洗いも食事もせず飛び出す。
京成電鉄、都営新宿線、新宿駅で小田急線に乗車する。
次女から電話が入るが車中で出れない。
乗換駅で電話する。
「今、救急車に母と乗っています」
「何処の病院へ向かっているかわかりません」
電話は切れた。
新宿駅で再び電話する。
「伊勢原の東海大学付属病院です」
急行電車に乗っている。
厚木駅を過ぎると、青い峰の丹沢山塊が見えだす。
続きです
ブログは前後して、8月19日の早朝6時少し前に戻ります。
19日(土)寝床でスマホが鳴る。
兄の名が表示
直ぐに切れる。
再び鳴る。
直ぐに切れる。
こちらから架ける。
切れる。
再び鳴る。
繋がる。
女性の声だ。
兄の娘(次女)の切迫した声。
「父がトイレで倒れ動けません」
「母と二人では運べません」
経緯を尋ねるが混乱状態で理解し難い。
秦野にいる友人に電話して向かわせると伝えた。
更に、次女に言った。
「救急車を呼べ」
次女
「父は、拒否して睨みつけます」
「いいから、呼ぶんだ」
怒鳴る。
「拒否しても、乗せるんだ」
ここで、注意しなかればならないのは
本人の同意、及び親族の同意が無ければ
救急搬送ができないことだ。
次女に言った。
「これから、そっちに向かう」
「3時間 かかる」
歯磨き、顔洗いも食事もせず飛び出す。
京成電鉄、都営新宿線、新宿駅で小田急線に乗車する。
次女から電話が入るが車中で出れない。
乗換駅で電話する。
「今、救急車に母と乗っています」
「何処の病院へ向かっているかわかりません」
電話は切れた。
新宿駅で再び電話する。
「伊勢原の東海大学付属病院です」
急行電車に乗っている。
厚木駅を過ぎると、青い峰の丹沢山塊が見えだす。

まもなく伊勢原駅だ。
青の山並み、大山を背後に
白の東海大学付属病院が一際は高く聳えて立つ。
駅から、遠くだ。
タクシーに乗る。
病院、受付で申し出る。
救急待合室があり向かう。
時刻は11時だ。
待合室で兄夫人と次女に状況を聴く。
「只今、手術中です」
「破傷風菌が傷口から侵入したそうです」
「8月13日、お盆で横浜の実家に線香を上げに行き
帰りに駅階段を踏み外して脚を怪我した」
放置していて、昨夜、脚が膨らみました」
上階のレストランで食事をすることにした。
食べ始める、次女で連絡が入る。
救急受付窓口から至急、医師から話があり
食事を放り出し戻る。
緊急手術室へ向かう。
重い鉄の扉が開かれ、
兄がストレッチャーでまどろんでいる。
目を開け、私に、言いかけるるが舌が回らない。
3時間余の施術を終えたところだ。
私は、胸が張り裂けそうだ。
目から、涙が飛び出すのを必死に堪える。
これから、再び3時間の手術が始まる。
私達3人は、医師との面談説明があり
小部屋に通される。
感染症担当の女医が、
パソコンディスプレイ大型画面が表示される。
続く
破傷風
://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/tetanus/index.html
続く