トホホおやぢのブログ.....

アンチエイジング、自転車、ダイエット、スイム、ラン等々、徒然なるままを・・・

台中出張・・・・

2010-05-20 18:06:00 | 自転車事情
新島トライアスロンの応援から帰った翌日17日に成田から台湾に飛ぶ。

カラミータやACORの生産予定の確認と新製品開発の打合の為だ。
たまたま窓際の席に座っていたので、太平洋岸の景色が地図の形で見えた。

新幹線で台中に向い、ホテルにチェックイン
この時期、滞在した台中のホテルは、欧米の自転車関係者がけっこういる。ユーロバイクやインターバイクに出す新製品の最終的な詰めといったところか?

 その他に理由がもうひとつある。実は先月、欧州のスポーツバイク業界内には大きな事件があった。あるイタリアの自転車向けカーボン材料製造のメーカーが突然廃業してしまったのだ。(倒産ではないらしい。オーナーは相当の大金持ちかつ資産家と聞いている)ここは金型を自社工場内で造り、オートクレープの真空釜をイタリアとルーマニアで稼動させていた唯一のメーカーだった。数年前に訪問して見学させて頂いた。
 実は、世界の炭素繊維需要(他産業を含めて)の70%以上を実は日本企業が供給している。こと自転車に関しては、そのほとんどがTORAY(東レ)だ。物流コスト点から日本から遠いイタリアでは不利だ。さらに決定的なのは人件費。ルーマニアの稼働率を高めたところで焼け石に水だろう。にもかかわらず中国生産製品との対抗上かなりリーズナブルな価格提供をしていた。結局、ビジネスの旨みが無くなって止めたのかもしれない。 数多くの有名ブランドがお世話になっていたメーカーだ。この情報は直ぐに台湾にも届いて、品質で評判の良いいくつかのカーボン材料メーカー工場は、新しいオファーをゲットしたようだ。この件を見越して?!かどうかわからないが、深セン(香港の対岸の中国本土の工場)の生産キャパがオーバーしているので、内陸にさらに大きな工場を建設中らしい。(台湾の有力カーボンメーカーの工場は、多くが中国の深センに工場をもっている。政治と経済はまったく別なのだ)

..........なんて話が毎晩の宴席で話題になったりする。
酒の弱い私には苦痛(嘘&笑)だが、アッセンブラー・ハブメーカー・フレームメーカー・その他のメーカーが同席してこのようないろいろな情報交換ができるのが台中の強みだ。全世界のスポーツバイク需要のほとんどが、台中とその周辺の大甲・彰化地区
の企業に直接・間接に関わりをもっているので、いろいろなメーカーから業界情報をとる事ができるのだ。でも肝臓が強くないと潰されるので覚悟が必要。


取引先の打合の移動途中で、肉マン屋に立ち寄る。絶品!安い!日本では味わえない・・・
感激!


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