トホホおやぢのブログ.....

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庚申塔・・・

2020-07-08 14:03:00 | 旅 (自転車)
 サイクリングしながら、この由来を知るまでは、薄気味悪い石仏だと漠然に思っていた・・・・何もしらなかったら気持ち悪いもんねぇ



さらに閻魔大王だって!?地獄へ裁判官じゃないの!?


 どう考えても、よらぬ方がいい、まして写真なんてとったら、何か魑魅魍魎が写っているかもしれない・・・・なんて漠然とおもっていた。

 実は、これはおおいなる誤解で、ほほえましいというか、良い時代というか、実はサイクリング仲間の蕎麦処【孤丘】の杉田氏が、この庚申塔については造詣が深くいろいろ教えてもらった。
 庚申信仰なるものが江戸時代にあって、元々は道教から来ているらしいのだけれどそれに神教や仏教がごちゃごちゃ絡み合った信仰で、身体の中の虫が、天帝(道教)か閻魔大王(仏教)に、日ごろの悪さを告げ口にいくのを阻止するために、3年18回徹夜で講(要は宴会らしい)を達成した記念にこの石碑を作ったという話だ。

 最初の写真には宝永八との文字が読み取れる。たぶんこれは宝永8年につくられたものらしい。1711年ですよ!!309年前!? ちょっとすごくないっすか?しかも18回も宴会やった記念ですよ~~楽しいですねぇ!でも、僕らが学んだ、宝永の時代といえば、富士山や浅間山が噴火して、大変な世の中だったらしいし、綱吉が生類憐みの令だして、住みにくい世の中だと思っていたのだけれど、3年間に18回も宴会できる世の中だったとは知らなんだ(笑)

 さらにこの石碑には道標の意味をもたせているらしく、さいたま市の上峰交差点にあるこの庚申塔には、



『これより加う志う(こうしゅう=甲州)みち』

と比の横にはあり、反対側には・・・・
『これより江戸道』とある


区画整理や道路建設で移動している庚申塔も多いのですが、昔ながらの旧道には、そのまま残ってしっかりと道標として存在しているのを見つけると、なんか楽しい。旧道って、意外と車の通りも少なく自転車で走りやすいところもあるので、最高ですね。
サイクリングしていて、庚申塔をみつけるとついつい、チェックをしてしまう今日この頃であります。



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