レースの開催は個人的にはウレシイけれど・・・
10月1日付に朝日新聞の報道で・・・・
自転車王国 大会へ加速
◇ツール・ド・フランス冠レース さいたま市が計画
世界最高峰の自転車ロードレースが、さいたま市で開催される可能性が出てきた。その名も「ツール・ド・フランス・クリテリウム・さいたま」。高まるサイクリング熱を追い風に、「自転車王国埼玉」での実現に向け、動きが加速している。
◇新都心の周回方式想定/サッカーに次ぐブランド化
さいたま市が誘致を計画しているのは自転車のロードレース「ツール・ド・フランス」の名を冠したレース。世界のトップ選手を招待し、来秋開催を目指す。実現すれば、フランス以外の国での開催は初めてとなる。
関係者によると、さいたまスーパーアリーナをスタートし、さいたま新都心の高層ビル群の周回コースを走り抜けるクリテリウム方式を想定。首都高埼玉新都心線を組み込む案もある。
<<中略>>
市はすでに、一部の市議に誘致計画を説明した。今後は、開催費用の算定やASO社との具体的な実施要領を詰め、スポンサー探しなどについて検討を進める。また、道路使用について県警とも協議する。
◇時速60キロのスピード感■選手ぶつかる迫力
宇都宮市では2010年から、アジア最高峰の「ジャパンカップ」の前哨戦としてクリテリウムが開催されている。
<<中略>>
さいたま市開催については「都心に近いので多くの人が訪れ、かなり盛りあがるでしょう。世界のトップ中のトップがさいたま市に集結するのはファンにとってはたまらない。サッカーで言ったら、マンチェスター・ユナイテッド(英国)とレアル・マドリード(スペイン)の試合が行われるようなもの」と興奮気味に話した。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
数年前にジロでイタリアを現地で観戦したことがある。レースは勿論素晴らしかったけれど、気になったのは、熱く観戦している若者が意外に少なく、老人に手を引かれた子供(たぶん孫かひ孫だろう)のカップル?が目に付いたことだ。
やはり、同じイタリアの湖水地方のギザロ教会をサイクリングした時に、訪問しているサイクリストの年齢の高さに驚かされた。
これらの現実は二つの問題を提起しているのだが、一つの問題は直接今回言いたいことと関係が無いので触れない。が、ヨーロッパでのサイクルスポーツイベントの人気というのは、このように何世代間にもわたる歴史があること忘れてはいけない。ヨーロッパと比較して、日本で一番欠けているのはインフラ整備だ。ドイツやオランダのサイクリング道路は、専用の標識や信号等のインフラが整備され、通勤等のコミューターとしての利用だけでなく、長距離の移動手段として自転車を活用できることにつながっている。またそれは、結果的にCO2の排出削減にもつながり、間接的には国民の健康増進に役立ち公的社会保険料支出の削減にもつながる。
標識に関しては、群馬県が日本国内の先進国であるが、残念な事に埼玉県は、サイクリング道路はあるものの、マトモな標識は皆無で、この道は何処へ行くのか?あの町までは残り何キロなのか?わからないのが現状だ。
ヨーロッパでは、長年の歴史と素晴らしいこのような環境の中で、レースを含めた自転車文化が時を重ねながら醸成されてきた。
ブームに乗じて?思いつき?レースを開催するだけでなく、もっと広い視野にたって長期的な視点で、きちんとした方向性を定めこの素晴らしい乗り物をどのように生かすか?考えるときに来ている。
参考までに、これはスイスの標識だ。大切な観光客であるハイカーとバイカーのトラブルを避けるために、トレールを別々にしている。悲しいかなマーケティング力の差か!?
10月1日付に朝日新聞の報道で・・・・
自転車王国 大会へ加速
◇ツール・ド・フランス冠レース さいたま市が計画
世界最高峰の自転車ロードレースが、さいたま市で開催される可能性が出てきた。その名も「ツール・ド・フランス・クリテリウム・さいたま」。高まるサイクリング熱を追い風に、「自転車王国埼玉」での実現に向け、動きが加速している。
◇新都心の周回方式想定/サッカーに次ぐブランド化
さいたま市が誘致を計画しているのは自転車のロードレース「ツール・ド・フランス」の名を冠したレース。世界のトップ選手を招待し、来秋開催を目指す。実現すれば、フランス以外の国での開催は初めてとなる。
関係者によると、さいたまスーパーアリーナをスタートし、さいたま新都心の高層ビル群の周回コースを走り抜けるクリテリウム方式を想定。首都高埼玉新都心線を組み込む案もある。
<<中略>>
市はすでに、一部の市議に誘致計画を説明した。今後は、開催費用の算定やASO社との具体的な実施要領を詰め、スポンサー探しなどについて検討を進める。また、道路使用について県警とも協議する。
◇時速60キロのスピード感■選手ぶつかる迫力
宇都宮市では2010年から、アジア最高峰の「ジャパンカップ」の前哨戦としてクリテリウムが開催されている。
<<中略>>
さいたま市開催については「都心に近いので多くの人が訪れ、かなり盛りあがるでしょう。世界のトップ中のトップがさいたま市に集結するのはファンにとってはたまらない。サッカーで言ったら、マンチェスター・ユナイテッド(英国)とレアル・マドリード(スペイン)の試合が行われるようなもの」と興奮気味に話した。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
数年前にジロでイタリアを現地で観戦したことがある。レースは勿論素晴らしかったけれど、気になったのは、熱く観戦している若者が意外に少なく、老人に手を引かれた子供(たぶん孫かひ孫だろう)のカップル?が目に付いたことだ。
やはり、同じイタリアの湖水地方のギザロ教会をサイクリングした時に、訪問しているサイクリストの年齢の高さに驚かされた。
これらの現実は二つの問題を提起しているのだが、一つの問題は直接今回言いたいことと関係が無いので触れない。が、ヨーロッパでのサイクルスポーツイベントの人気というのは、このように何世代間にもわたる歴史があること忘れてはいけない。ヨーロッパと比較して、日本で一番欠けているのはインフラ整備だ。ドイツやオランダのサイクリング道路は、専用の標識や信号等のインフラが整備され、通勤等のコミューターとしての利用だけでなく、長距離の移動手段として自転車を活用できることにつながっている。またそれは、結果的にCO2の排出削減にもつながり、間接的には国民の健康増進に役立ち公的社会保険料支出の削減にもつながる。
標識に関しては、群馬県が日本国内の先進国であるが、残念な事に埼玉県は、サイクリング道路はあるものの、マトモな標識は皆無で、この道は何処へ行くのか?あの町までは残り何キロなのか?わからないのが現状だ。
ヨーロッパでは、長年の歴史と素晴らしいこのような環境の中で、レースを含めた自転車文化が時を重ねながら醸成されてきた。
ブームに乗じて?思いつき?レースを開催するだけでなく、もっと広い視野にたって長期的な視点で、きちんとした方向性を定めこの素晴らしい乗り物をどのように生かすか?考えるときに来ている。
参考までに、これはスイスの標識だ。大切な観光客であるハイカーとバイカーのトラブルを避けるために、トレールを別々にしている。悲しいかなマーケティング力の差か!?
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