トホホおやぢのブログ.....

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スポーツバイクマーケットにおける流通変革はあるのか?

2012-04-06 20:15:00 | 自転車事情
 先月の22日トヨタ自動車の豊田章男社長は、不振にあえぐ電気メーカーの現状にふれ、電機業界で不振おびただしい企業の多くは、テレビの安売りを招いた流通構造に 苦境の原因があるとの見方を示した。(日経新聞)流通側は過去最高の増収増益傾向でいながら、製造側が疲弊する構図は、以前のママチャリビジネスにおける商業型の自転車メーカーと流通大手の構図を彷彿させる。いくつかの老舗のブランドがいつの間にか無くなっていったことを思い出す。

「適正価格が維持されない限り製造側はとてもつらい、そうならないように・・・・」とトヨタ社長が系列販売の維持とアフターサービスを含めてのブランドの価値を熱弁したそうだ。系列販売云々の件については、そのまま自転車業界にイコールとは考えにくいが、

http://love.ap.teacup.com/applet/steelbikes/201202/archive


それ以外については、意見を同じくする。


 今日の日経新聞に、大手流通の繁栄を裏付けるような記事が、

セブン&アイは過去最高益を前期に記録!
イオンモール最高益!
ABCマート経常益最高(ジョギング向など好調)

なんて、掲載されていた。流通大手は、なかなか景気がよさそうだ。

 昨年の話になるが、2011年6月30日イオングループは、2016年をメドに1000店のショップの設置と年間800億~900億のスポーツバイクの売上を目指すことを発表した。資金力にものをいわせて、このままスポーツバイクの販売チャネルもママチャリ同様に大手流通が牛耳ることになるのだろうか?
 2月には人材募集の広告が専門誌に掲載されていた。密かに人材を引き抜く動きがあるとも聞く。人材育成についてもそれなりに投資するらしい。


 でも、新聞記事の中で、上記のABCマートがショギングむけのシューズが好調らしい。でも、私の仲間のランナーやトライアスリートが、この手のショップで買うという話を聞いたことが無い。なんちゃってランナー(初心者)が相当多いのだろう。現在のところ、スポーツバイク市場もまだ同じだ。が、少なくとも、”それなり”のユーザーは、”それなり”のグレードのバイクを欲しがり ”それなり”の専門店で買いたいという購買動向を示す。
 問題は、”それなり”の中身だ。その中身を研究して実行できるとすれば、ドラスティックな流通変革もありうるかもしれない。

 P&A(パーツ&アクセサリー)のビジネスを大幅に縮小する中小のプロショップが増えてきた。確かに、昨今のボーダレスなユーザーの購買動向を 店主の魅力だけで繋ぎとめるのは難しい。でもP&Aを辞めたらますますショップの魅力が無くなってしまう可能性もある。反対に流通大手は、P&Aも充実させるとの方針と聞く。P&Aの分野に関して言えば流通変革は既に始まってしまったようだ。

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