母と子

動物写真は回数と運に左右されます。
動物の様子を見ていて構えてはチャンスを逃します。
私はできる限りファインダーからチャンスを狙い続けます。
手持ちですと限界があり、疲れてカメラを降ろしてチャンスを逃すことが何度もあります。
前川氏の講演で1日に10,000ほど撮ることもあり、0の時もあるそうです。
前川氏の大型類人猿4種（ゴリラ・チンパンジョー・ボノボ・オランウータン）の写真を拝見すると広角レンズでの接写が多いのです。
ここが真似できないところです。ゴリラと数十センチのところでシャッターを切るなんて考えられません。
ですから迫力のある訴える写真になり、生息環境もよくわかる素晴らしい作品になるのでしょう。
我々は動物園等でしか撮影できません。動物たちの表情を捉えるのは35ｍｍ換算で500ｍｍ以上ないとしっかり撮れません。
私は動物写真はEOS7Dmark2+EF100-400ｍｍF4.5-5.6で撮影します。（35mm換算640ｍｍ）
ピンはスポット1点で目に合わせます。望遠で合わせるのは慣れが必要かもしれません。
この写真は640ｍｍで撮影後PhotoshopCCで3：2を5：4に、トリミングを少ししています。
母親の優しい目と子供のキラキラ輝くやんちゃそうな目がなんとも子供らしい視線です。
チンパンジーは3歳位までは母親は絶対手を放しません。