機体重量100g以上のドローンは、明日、6月20日から無人航空機扱いになります。現時点では無人航空機は200g以上、それより軽いものはおもちゃドローンとして、航空法の対象外です。明日になると100gから199gまでのドローンが、「格上げ」になって、無人航空機として扱われ航空法の対象になるというわけです。そうなると、リモートID(自動車でいうナンバープレートのようなもの)の搭載が義務付けられ、機体情報を機体に表示するだけでなく、機体情報を電波で発信する(識別措置=リモートID)がことになるのです。これまでに出荷、購入された機体には重量に関係なく、もともと仕組みとしてのリモートIDがないわけですから、発信器を外付けしなければならなくなります。そこで、19日までに機体登録の申請をした場合は、リモートIDを発信する仕組みは免除されるということになっています。
私は、100g超200g未満のおもちゃドローンを2台持っています。機体登録をしなければ6月20日以降飛ばせないというニュースを知り、「それでは機体登録をしなければ…」と思ったのです。登録には機体番号が必要らしいということがわかってきたものの、しかし、おもちゃドローンには機体番号が記されてありません(おもちゃですから当然かも)。そこでメーカーに尋ねて機体番号を送ってもらいました。これで登録作業ができるとは思ったのですが、どうも気持ちがしっくりこない。
登録には手数料がかかりますが、自分が持っている機体は、登録しなきゃならないような立派な!機体なのかと考えてしまいます。隠れて飛ばせばいいと考えているわけではなくて、航空法に該当するほどの機体なのかということです。100g超だとはいっても、そこはおもちゃ。DJIの製品群と一緒にはなりません。コントローラーから機体への信号にはスマホに使うWi-Fiを使っているわけですから、せいぜい数10m程度しか電波が届かないはず。一方リモートIDの発信器は300mくらいの距離まで信号が届くものが必要らしい。大空へ飛び出せるだけの能力はなく、結果的に狭いところで遊んでぶつけて墜落!(もちろん操縦者がヘタクソだからですが)を繰り返しているような機体に、航空法もリモートIDもないやないか。個別の機体の能力を無視して目方だけで「格上げ」は理に適っていないのではないかとも思います。
そういや最近YouTubeを見てみても、かつてあれだけあった、おもちゃドローン関連の動画はほとんど見かけません。みんなどこへ行ったんだろう?おもちゃドローンの愛好家?たちは宗旨替えしたのかな?
もちろん人々の安全や安心のために、ルールや法律ができることを反対するつもりではありません。それで思い切ってこの法律改正を機会に、思い切ってドローンとはサヨナラしようと考えるに至ったのでした。
「グレートトラバース」というNHKの番組を見て、ドローンなるものの存在を知りました(それまで知らんかった)。そして一応撮影のできるおもちゃドローンを2台購入して遊びました。しかし、動画撮影をしたいと考えるならおもちゃではだめだとも気づきました。機体登録の期限が近づくにつれ、DJI Mavic MiniはAmazonでは値下がりをし始めたので、そいつを買おうかとも思いました。
2,3か月前はコンボが29%offで売っていた。
6月19日時点で、AmazonではDJI Mavic Miniを販売している(機体単体の価格)。しかし今日中の機体登録には間に合わないはずなのに。
しかし、結局手が出なかったのは、「それ買うて、どこで飛ばせるん?」ということです。無人航空機の仲間入りする100g超の機体はこれから機体登録だけでなく、国交省へ飛行の申請をして、それから土地の所有者に伺いを立てて…。仕事で使うならともかく、そんな手続きは踏んでられんと思うのでありました。
で、100g超の2台を捨てるとしたら、手元に残るのは1000円ほどで買った、カメラもついていない「ドローン野郎」一機だけになります。
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