東日本大震災以降、日本の海岸は災害対策と環境保全のジレンマを抱えてきました。
本フォーラムでは、海辺の自然を守ることの意義とその主体としての市民活動に焦点を当て、グリーンインフラ 、保全の主流化、事前復興といったキーワードから読み解くことを目指します。
「東日本大震災の被災後回復を目指す浜」と「全国で保全活動を継続している浜」そして海辺を愛する各地の皆さんをWebで繋ぎ、それぞれの浜の魅力と課題を共有し、海辺の暮らしの今そして将来を考える時間を過ごしたいと思います。
【フォーラム 次第】
第1部 海辺の自然環境を未来につなげるために~ 14:00~15:30
基調講演
清野聡子さん(九州大学)
西廣 淳さん(国立環境研究所)
ディスカッション 司会:松島肇(はまひるがおネット、北海道大学)
清野聡子さん、西廣淳さん、
中村太士さん(北海道大学)
第2部 ピアノ弾き語り
高橋奈緒美さん
第3部 15:50~16:30 各地をつないで
各団体から活動紹介・話題提供
【開催内容】
日時:2020年6月21日(日) 14:00〜17:00
配信:Youtube、Facebook (詳細は下記のとおり 後日録画でも視聴可)
⓪イントロダクション 13:30~14:00 映像配信:防潮堤落語、石狩浜のいま ほか
①第1部 海辺の自然環境を未来につなげるために~ 14:00~15:30
1)趣旨説明
2)基調講演 <事前収録>
清野聡子さん(九州大学)
「どうした!どうする!日本の海岸」
西廣 淳さん(国立環境研究所)
「保全を『普通のこと』にするには」
3)ディスカッション <ライブ配信> 司会:松島肇
清野聡子さん、西廣淳さん、中村太士さん(北海道大学)
②第2部 15:30~15:50 リラックスセッション <事前収録>
高橋奈緒美さん ピアノ弾き語り
③第3部 15:50~17:00 各地をつないで <ライブ配信>
4)各団体から活動紹介・話題提供
・北の里浜から各団体紹介
・現地からのリレー活動紹介(予定)
A) いしかり海辺ファンクラブ(石狩市)
B) 大谷里海づくり検討委員会(気仙沼市)
C) 名取ハマボウフウの会(名取市)
D) 里浜ネットワーク(宮城県)
<参加呼びかけ団体>
(ふるさと海辺フォーラム)
・いしかり海辺ファンクラブ(石狩市)
・石狩浜定期観察の会(石狩市)
・サンクチュアリ・エヌピーオー(浜松市)
・ゆい(茅ヶ崎市)
・名取ハマボウフウの会(名取市) ほか
(はまひるがおネット)
・根浜 ハマボウフウ研究会(釜石市)
・大谷里海づくり検討委員会(気仙沼市)
・前浜おらほのとっておき(気仙沼市)
・いしのまき浜辺のいのち(石巻市)
・仙台新浜・岡田小学校(仙台市)
・仙台荒浜(仙台市)
・里浜ネットワーク
・東北学院大学・平吹研究室(仙台市) ほか
5) 未来につなぐディスカッション
6) まとめ
【配信方法】
Youtubeチャンネル 北の里浜 花のかけはしネットワーク
https://www.youtube.com/channel/UCbMONFmU11YvNnlkGFYTYPQ
Facebookページ 北の里浜 花のかけはしネットワーク
https://www.facebook.com/hamahirugao/
主催:北の里浜 花のかけはしネットワーク(はまひるがおネット)
協力:NPO法人北海道市民環境ネットワーク(きたネット)
趣旨:2011年3月11日に東北地方を襲った津波災害から9年余が経ち、沿岸域の甚大な被害の爪痕が、防災インフラや植物によっても覆われてきました。安全を守るため、いち早く復旧された防潮堤や山土で造成された海岸松林は、一方で海を生活から分断したり自然生態系への影響がさまざまに議論され、今後その検証が必要です。と同時に、出来たものをどうやって日常生活に取り入れていくか、これからの付き合い方を考えていくことが、必要であると私たちは考えます。このことは被災地に限定されたことではなく、さまざまな防災や土地利用に晒されて自然状態を残せなくなっている各地の海岸でも同じことが言えます。
主役は行政でも研究者でもなく、市民です。海辺の自然を守り残そうとする活動、ただ残すだけではなく新たな利用価値を模索する取り組み、地域の自然や歴史を掘り起こしたフットパスツアー、浜で子ども達を遊び育てる活動、海辺の恵みを活用する営み…。
海辺の自然・文化を守り育てることで、持続的に利用していく―それが里浜です。
このたびのWebフォーラムでは、里浜をめぐる様々な活動を多くの市民・団体と共有し、新しい仲間を作り、明日を考えて動き始めることを目指します
配信拠点:札幌のスタジオ(マルチスペース・エフ 中央区南9条西3丁目1-6彩木ビル)