きたネット★環境情報Blog

北海道の環境を守り育てる活動を支援する、「北海道市民環境ネットワーク」事務局から、北海道の環境活動情報を発信しています。

5/21 きたネット春の活動交換会 報告(1)

2006-06-01 | KITA-NET イベントレポート
きたネット事務局からの報告です。

「KITA-NET Studies 2006 きたネット春の活動交換会」が5/21に行われ、無事終了いたしました。
晴天に恵まれ、五月晴れという言葉がぴったりの1日でした。

今回の交流会は以下のプログラムで開催いたしました。
・プログラム1「春の自然観察会 帰化植物の現状を知る」
・プログラム2「札幌の街のごみを拾おう ラブアース・クリーンアップin北海道」
・プログラム3「山の自然保護活動を学ぶ」

ご参加・ご協力をいただいたみなさまにお礼を申し上げます。
ありがとうございました。

まずは、プログラム1「帰化植物の現状を知る」について、ご紹介します。

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◇プログラム1「春の自然観察会 帰化植物の現状を知る」

旭川帰化植物研究会 塩田 惇 さんをガイドにお招きし、北海道大学農学部付属植物園にて自然観察会を行いました。
植物園内を散策しながら、塩田さんに園内に生育している帰化植物についてお話をして頂きました。


   中央でお話されている方が塩田 惇 さんです。



   よく見かけるセイヨウタンポポも有名な帰化植物です。


セイヨウタンポポやヒメオドリコソウなど様々な帰化植物の紹介、帰化植物の定義や歴史まで幅広くお話を聞くことができました。
さらにオオハンゴンソウなどの外来生物についても、その現状や対策を解説して頂きました。
実際に手で触る、写真を使って見比べる、ホワイトボードに絵を書いて説明する。
塩田さんのバラエティに富んで面白く分かりやすい解説に、参加者のみなさんは熱心に耳を傾けていました。
質問もたくさん上がり、塩田さんと参加者のみなさんが積極的に意見交換を行いました。
<text by 畑下陽介(ジョニー)>


   近くでじっくり観察。



   塩田さんと、サポートをしてくれた畑下くん。


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○きたネット事務局から○
塩田さんからは、帰化植物は生命力や繁殖力が強いため、在来種が育てないくらいに繁殖してしまったり、在来種が駆逐されてしまうこともある、というお話がありました。
また、昨年6月に施行された「外来生物法」についても触れ、外来種への関心が高まっているというお話もありました。

「外来種対策」について詳しく知りたい方は、環境省ホームページの「自然環境・自然公園」の「外来生物対策関係」に、「外来種(移入種)対策について」というページがありますので、ご覧ください。


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