「北の山・じろう」日記

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3月2日 東部戦線の各戦場の戦況(アウデイーイウカ、バフムト)<ウクライナ紛争2024.3.2

2024-03-02 22:06:38 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

2024.03.2
アウディーイウカ方面の戦い、ベルディチに対するロシア軍の攻撃は失敗
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/battle-of-audiiuka-russian-attack-on-berdici-fails/

アウディーイウカ西の戦闘は、ロシア人軍事ブロガーの進軍ラッパが鳴っていたようで現在は、ウクライナ軍が予定してた防衛ラインが機能してもみ合いのようです。
北から順にベルディチ、セメニフカ、オルリフカ、トネネキーです。
一応急造だとは思いますが防衛ラインは準備していたようです。
ただし従来の補給ラインは、ほぼ使えませんので迂回して補給する必要があります。その点を考えても後方の陣地を強化して防衛ラインを整備する時間稼ぎのように思います。
既に書いた北西方向~湖西側に防衛ラインを準備出来れば、そこで取り敢えずの防衛戦は可能だと思います。

航空万能論GFは、記事も役に立ちますがコメント欄に時々詳しいコメントがある場合があります。管理人もカバーできる部分は限界がありますから、それを補足してくれます。
それによると・・・
『ただロシア側の情報で現状真偽は不明ですが、ノボバフムティフカ近郊の線路合流地点にロシア軍が到達したという話も出てきているため、低地での不利な反撃にかまかけている間にオケレタイン方向から回り込まれるのではないかという懸念が…』

現在の戦闘地域に北側線路沿いの拠点のノボバフムテイフカNovobakhmutivkaの事を言っています。この付近に北から回り込まれると、現在の戦闘地域は北から大きく包囲されます。

仮にそうなっても西のソロヴィオーヴェSolovioveやウマンスキーUmans'keに撤退できますからそれほどウクライナ軍が困るわけではありませんが、現在の戦闘地域での抵抗は短くなるかもしれません。

他の戦場でも戦闘は続いていますが今、かなり緊迫してきているのがバフムト西の戦場です。
これまでチャシブ・ヤールChasiv Yarの南東側の補助拠点だったイワニフスキーの市街全域が戦闘地域になり、かなりロシア軍に押し込まれています。
ここから完全にウクライナ軍が駆逐されると、いよいよチャシブ・ヤールChasiv Yar攻撃が本格化すると思います。
チャシブ・ヤールChasiv Yarの北東方向にある軍事拠点のボタニフカを攻めながらルートO-0506沿いを西に攻撃します。
徐々にチャシブ・ヤールChasiv Yarの激戦が近付いてきました。

クピャンスク方面では、それほど大きな動きはないようですからチャシブ・ヤールChasiv Yarが、ロシア軍の次の優先目標ではないか・と思います。

南部ザポリージャ戦線では、ロボティネ村Robotyne付近で互角の攻防が続いています。ウクライナ軍は一時期その南のノボプロコピウカ村Novoprokopivkaまで押し込んでいましたから、やや北に押し返されています。

今のところ各戦場では、互角かロシア軍押し気味の戦いが続いています。

しかし、総司令官がシルスキー総司令官に交代してからは援軍の派遣も行われるようになりましたし、各戦線とも落ち着きを取り戻している気配があります。
ロシア軍の都合を言えば大統領選挙に向けて大きな戦果を挙げたので、目先一服しているのかもしれません。
前任のザルジニーは、ほぼ何もしていなかったことが分かります。そんな人間がウクライナでは英雄です。誰が何の目的で作り出したのか❓
(推測は出来ます。スペアの確保です。)

CNN
四輪駆動バイク攻撃・3Dプリントドローン・弾薬不足――ウクライナ南部前線の内側
2024.03.02 Sat posted at 18:30 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35215982.html



※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次②
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27



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