教育が、その国の未来を切り開き決定すると言っても過言ではないでしょう。
今、日本の社会で見られる大人の(若手~壮年層)劣化は、元を辿れば、ここに原因があると思います。
つまり、昔式の教育方法を漫然と繰り返し改善しようとしない状態だと思います。教育学と言う学問を軽視した結果であると思います。
世界を見ると、教育方法は改善と進化の歴史があります。
それに最も成功したのは、フィンランドでしょう。
今、フィンランドの首相は若き女性です。その進化したフィンランドの教育が、生み出したのであろうと思います。
日本の学校では、問題解決能力も批判的思考も養われていない
2023年3月1日(水)11時50分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2023/03/post-100983.php
筆者が、OECD諸国の教育内容を比較して数値化しています。
表のURL
https://img-newsweekjapan.jp/stories/2023/03/01/data230301-chart01.png
OECD(経済協力開発機構)とは、簡単に言うと
先進38か国です。
ほぼ全ての項目で、低いあるいは非常に低い数字が示されています。
大雑把に、このような教育が望ましいというガイドラインも示されています。日本の文部省は、こんなの知らないか無視しているのでしょう。
その結果、世界標準から大きく逸脱し効率の悪い昔ながらの教育が、教育現場で行われているのであろうと思います。
そうでなければ、これほど全ての部分で劣った数字は出てこないと思います。
日本の各分野で一番劣っているのが、教育の分野だと思います。二番目が、国政レベルの政治。三番目が一部の上級国家公務員。
全部、競争や外部との交流の少ない分野です。
教育が劣化していけば、やがてその劣化は社会全体に広がると言う現状を、示しているような印象があります。
昔なら、常識的にあり得なかったことが、今社会のあらゆる層で起こっています。
常識と言うより良識と言うべきなんでしょうね。
良識の失われつつある社会があります。
日本の最も誇るべき部分が、徐々に風化しつつあるのが現状です。
その一番の原因は、教育の劣化と空洞化です。
ペーパーテスト教育の行きついた先にあったのは、教育の劣化でした。教育の在り方を研究する分野を育成し、教育にもっと資金を配分しないと、日本の社会全体の劣化が進行すると思います。
今は、まだ古き良き日本人の精神構造は残っています。
それが、残っているうちに抜根的な教育改革をしなければ間に合いません。