「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

ロシア軍がトレツクとチャシブ・ヤールで大きく前進とその他<ウクライナ紛争2025・01・14

2025-01-14 20:11:52 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

航空万能論 2025・01・13
【ロシア軍がチャシブ・ヤール、トレツク、ポクロウシクで重要な成功を収める】
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/russian-forces-achieve-significant-successes-at-chasib-yar-toletsk-and-pokrovsk/

(1)去年の5月から激戦が続いてきたチャシブ・ヤール(Chasiv Yar)ですが、ロシア軍が北側の市街地で大きく前進しました。もう目見当で半分以上制圧しました。その次は南にある狭い市街地の制圧に向かいます。ここまで制圧すると幹線道路T-504に出ます。ここから西の拠点都市コンスタンチノフカ(Костянтинівка)まで10km位です。
次のトレツクもそうですが、ロシア軍はこの方面で兵力を増やして攻勢をかけたのかもしれません。
各地でクリスマス(1月7日)明けの大攻勢が始まった感があります。

(2)トレツク(Торецьк)も北の市街地のほとんどが戦闘地域に入っています。ロシア側RYBARの報告では、ほぼ全域をロシア軍が制圧しています。トレツクは、Googleマップでは、「ジェルジンスク」と表記されています。
このエリアは、ロシア側とウクライナ側の戦況図が一致しません。
その西隣の拠点のシュチェルビニフカの市街地の中央付近まで戦闘地域が伸びていますので、ロシア軍がこの方面を制圧するのは、それほど遠くないでしょう。
制圧後は幹線道路T-0516を北西に進むとコンスタンチノフカです。距離は10km程度。
この先には、要塞になりそうな集落や都市はありません。

(3)大きな地図で見るとチャシブ・ヤールには、南に大きな市街地があります。ここをロシア軍が制圧するのに、どの程度かかるか❓制圧すれば、T-0504を西に6km程度進撃するとコンスタンチノフカの市街地の端に到達します。
3月ごろには、コンスタンチノフカ攻撃が始まりそうな状況です。もっと早いかもしれません。
コンスタンチノフカは、北部ドネツクの要塞群の最初の都市です。

(4)ポクロウシク方面
デイミトロフの東のヴォズドヴィジェンカ(Vozdvyzhenka)付近を制圧したロシア軍は、北西方向にある大物流幹線道路のT-504のジャンクションまで戦闘地域を広げました。もうコンスタンチノフカ方面への物資の輸送は無理だと思います。同時にここにロシア軍が進出するとポクロウシクを三方向から包囲する東の突出部が出来ます。

ポクロウシクの南のシェフチェンコから西に進撃したロシア軍は、1本目の鉄道路線の直ぐ近くまで肉薄しました。更に北に進撃すると2本目の鉄道路線があります。並行して走っている幹線道路のE-50まで進出すると、西のドニプロ市から来ている補給路が遮断されます。こうなるとポクロウシクから東のエリアのウクライナ支配地では、物資の輸送が大きく阻害されます。

そうなればコンスタンチノフカの北のクラマトルクスから補給するしかありません。補給路を変更することは出来ますが、西のドニプロ市から来ていた補給がなくなれば、ドネツク州東部方面の補給が、単純計算なら半分に減ります。
そのような意味で、北にあるE-50と並行して走っている2本目の鉄道路線は、ドネツク州東部の命運を握っていると言えます。ここを遮断されると、ドネツク州は補給量を制限されるという意味で非常に苦しくなります。
(ハルキウ市からクラマトルクスに来る代替ルートは、一応あります。しかし2ルート分の輸送は無理でしょうね。)


(5)ドネツク州南西の拠点のヴェリカ・ノボルシカは、完全に三方向包囲が完成していて、もう撤退するにしても道路がありません。川を超えて北西方向に開けている畑地帯を徒歩で逃げるしかありません。備蓄物資が底を突けば、もうどうにもなりません。一刻も早く撤退を決めないと悲惨なことになるでしょう。
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/1053-days-into-the-invasion-ukrainian-military-claims-unable-to-confirm-fall-of-krahove/
(戦況図の6枚目)

(6)と言う状況で、中部ドネツクはポクロウシク方面の要塞が残っているだけです。
南ドネツクは、もう要塞はありません。後はロシア軍が順番に拠点を制圧していくでしょう。
新年になりロシア軍がクリスマス明けの攻勢を始めて、ウクライナ軍は去年以上に苦しい戦況が続いています。

(7)ウクライナ軍が勝てない理由
Hara blogのX投稿から
<ロシア軍の新兵器>
航空機タイプのモルニヤ-2神風ドローン
TM-62対戦車地雷を設置(この地雷は約8kgの爆薬を含んでいる)
https://x.com/GyotokuShogi/status/1876987947251081549
8kgの爆弾は、すごい威力です。ロシア軍は、これを前線で攻撃に使います。
ウクライナ軍は、同じタイプの自爆ドローンを越境してロシアの後方攻撃に使います。
後方を少々攻撃したところで、前線には何の影響もありません。
兵力と武器の不足が一番大きな理由です。
しかし、武器や兵器の使い方が戦争に勝つための使用ではありません。
あくまでロシアを困らせるのが目的です。考え方が基本的に間違えています。

※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑦
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


イギリスは、何故ウクライナ紛争に深く関与するのか❓<2025・01・14

2025-01-14 20:10:13 | ヨーロッパ

2022年2月ロシアがウクライナに軍事侵攻を開始してからは、イギリスのウクライナ支援と言うより深い関与が非常に目立ちます。西側諸国では突出しています。開戦後、徹底抗戦を煽り立てた国を今考えてみると・・アメリカ、イギリス、ポーランド、バルト3国が中心だったと思います。これらの国々が、西側のウクライナ支援と武器供与を総意として取りまとめたように思います。
このうちポーランドとバルト3国(チェコも)は、アメリカの衛星国と言ってよい国です。
問題は、イギリスです。イギリスが、なぜ徹底して対ロシア戦争を強力に推進するのか❓

ずっと考えてきましたが、今も不明です。イギリス人で最も強硬な戦争遂行を支援するのは、元首相のボリス・ジョンソンです。これは、はっきりしています。なぜか、国内スキャンダルで失脚しました。しかし、イギリスの国としての政策は不変でその後の保守党首相、政権交代後の労働党政権にもこの政策は、引き継がれて今も変わりません。
イギリスが経済的に豊かで財政に余裕があれば、これも納得できます。しかし、イギリス財政は2022年から「火の車」状態で今もひっ迫したままです。戦争支援の負担をイギリス国民に押し付け、生活苦のイギリス国民を放置してきました。そこまでして、何故ウクライナ支援にのめりこむのか❓
分かる人が、いたら教えて欲しいと思います。
プロパガンダの部分は、簡単に分かります。
イギリスが、プロパガンダを作成してそれが西側の共通のプロパガンダです。
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Newsweek 2024年11月14日
『トランプがウクライナ支援を減らすならイギリスが軍隊を送る必要がある── ジョンソン英元首相』
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2024/11/524360.php
以下、ボリス・ジョンソンの主張(GBニュースとのインタビュー)
「なぜ我が国がウクライナを支援しなければならないのか。(支援しなければ)ロシアが復活してヨーロッパのあらゆる地域に脅威がもたらされ、私たちの集団的安全保障が大きく損なわれることになるからだ」
「そのときこそイギリスは、多大な費用を負担してウクライナに軍隊を派遣し、防衛せざるを得なくなるだろう」
「(ウクライナが敗退すれば)われわれの国境、そしてロシアと接するヨーロッパ大陸のあらゆる民主主義国家の国境に、さらに大きな脅威がもたらされる」
<英自由民主党のエド・デイビー党首>
「トランプが権力を握ったからというだけの理由で、ウクライナをプーチンに任せて見捨てる訳にはいかない」
「ヨーロッパ諸国を団結させ、ロシアの凍結資産を財源としてウクライナへの支援をさらに増やしていくことができるはずだ」
「迅速な行動が必要だ」
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2022年から普遍のイギリスのロシア用のプロパガンダです。しかも、2024年になってもイギリス第3政党の自民党まで同じことを主張しています。(日本もほぼ同じです。これも不思議です。)
イギリスは、西側のプロパガンダの製造元であり、最大の拡散元です。
ロシア潰しは、イギリスの【国是】になっているようです。
だから、イギリス国民を放置してウクライナ支援を継続しなければ、ならない・と言うことのようです。

(1)イギリスは、(落ち目の)落日の元「七つの海を支配した大帝国」です。第2次世界大戦後までは、その力は残っていました。今や栄光の影すらないほど落ちぶれ果てました。
かつて世界の覇権を競い合った旧ロシア帝国の末裔のロシアを、叩き潰したいのか❓
(抱き合い心中❓)
ロシアを叩き潰して、何の利益があるのか❓
⇒ロシアの資源・エネルギーを西側が分割支配します。
★これは、英米の狙いの大きな理由でしょう。
何しろイギリス人の遺伝子には、「ロシア潰し」が刻み込まれているはずです。
ボリス・ジョンソンは、チャーチルに傾倒しています。
ロシアをナチスドイツに見立て、プーチンをヒトラーに見立てれば、「ドイツ第4帝国=ロシア」を叩き潰して、21世紀のチャーチルになる願望を秘めているのかもしれません。
「プーチン氏がヒトラーになりたがっている」と言う虚構を作り出して、実はボリスが「チャーチル」になりたがっているのかもしれません。
イギリスのウクライナへの・のめり込みの合理性のなさを考えると、このボリスの野望も否定できないところです。

(2)ドイツ(EU)叩き
イギリスは、強引にEUから離脱しました。ドイツともイギリスは「不倶戴天の敵」の関係にあります。
EUを離脱した以上、EU=ドイツが弱体化するのは、イギリスにとっては好ましいことです。
アメリカもウクライナ紛争を利用してドイツ叩きをやっているように見えます。
メルケル時代にドイツは、随分アメリカに逆らいました。メルケルは、トランプにも逆らいました。
だからアメリカに便乗してドイツ叩きを、やるのは一つの目的かもしれません。

(3)などなど考えても、どうも今一つピンときません。
そこでイギリスが世界の中心からユーラシアの西の果ての島国になるイギリスの恐怖について考えてみます。
大英帝国の栄光は、ヨーロッパが世界の中心でありヨーロッパの中でイギリスが覇権を確立したところにあります。
その時から今までの地図は大西洋が中心であり、大西洋を制した者が覇者であったと言えます。
だからイギリスにとっては、大西洋がヨーロッパが世界の中心である必要があります。

最近、トランプ氏はグリーンランド買収の話を持ち出して拘っています。
【バイデン後に動き出した次期トランプ政権、ロシアと北極海戦略<2025・01・13】
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/898f0dc9097cee35ed256081f5d35a5d
<北極圏を中心に置いた地図>
https://www.nipr.ac.jp/aerc/map/Arctic%20Region_2015oct_low.pdf

この地図を見るならイギリスの地政学的な重要性は劇的に低下します。
更にイギリスにとって許す事の出来ないことがあります。
【21世紀は太平洋の時代】
【21世紀はアジアの時代】

【2024年】世界の購買力平価(PPP)GDPランキング (IMF)
https://sekai-hub.com/statistics/imf-gdp-ppp-ranking-2024
イギリスは、現時点で10位まで後退しています。

『PwC、調査レポート「2050年の世界」を発表 先進国から新興国への経済力シフトは長期にわたり継続‐インド、インドネシア、ベトナムが著しく成長』
https://www.pwc.com/jp/ja/press-room/world-in-2050-170213.html
2050年のGDP予測では、主要先進国で上位に残っているのはアメリカだけです。
上位にいるのは、アジアの国々です。
「中国、インド、インドネシア、米国」これだけで世界のGDPの多くを占める予想です。
今から25年後、世界経済の中心が何処にあるかは、既に予想されています。
ランキング10位くらいにウロウロしているのが、イギリス・ドイツ・フランス、もっと下がってイタリア・スペイン。

2050年頃には、確実に太平洋の時代と東南アジアの時代がやってきます。
ヨーロッパは、ユーラシア大陸の西の果てにある貧乏な地域になります。その貧乏大陸の西にくっついている島国がイギリスです。
(20世紀、ここは地の果てアルジェリア・・⇒21世紀、ここは地の果てイギリス・・・)
(★一応説明、この歌の当時アルジェリアは日本から見ると地球の裏側にあり、「地の果て」と言う語感がぴったりだったのでしょうね❓⇒実は地理的には、日本から見るとイギリスも大して変わりません・・・)
【カスバの女】 エト邦枝 1955年(昭和30年)
(私の生まれる前の曲です)


ロシアを叩き潰して世界の関心をヨーロッパに集めたいのでしょうね❓
だから、イギリスにとってはウクライナ紛争が激化して長期化するのが望ましいわけです。

イギリスは、世界の中心が大西洋から太平洋に移行するのを妨げようとしているのかもしれません。
かつて、七つの海を支配した栄光の大英帝国の最後の抵抗であるのかもしれません。
私の眼には、歴史の巨大なローソクが燃え尽きる前の最後の揺らめきのように見えます。

【大英帝国に栄光あれ!】

☆以上、考えてみましたがはっきりとした理由は不明です。しかし、政権が変わろうとイギリスのウクライナ政策が変わらない以上、余程大きな理由が隠されていることは確かだと思います。

※直接は関係ありませんが、通説的な見解を書いた資料を挙げておきます。
プロパガンダ的要素は、ばっちりです。しかし、ロシア・ウクライナ問題の経緯を知るには良い資料だと思います。ただし、プロパガンダ・スパイスは、「ばっちり!」効いています。その部分はパスした方が、いいと思います。
・・・・・・・・・・・・
SSDP 安全保障・外交政策研究会
ロシア=ウクライナ戦争とイギリスの対応、2014-2023年 細谷雄一 慶應義塾大学法学部教授
http://ssdpaki.la.coocan.jp/proposals/125.html
日本国際問題研究所
第2章 ロシアによるウクライナ侵略と各国の対応
https://www.jiia.or.jp/strategic_comment/pdf/StrategicAnnualReport2022jp02.pdf


※関連記事目次
項目「ヨーロッパ」の目次②
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/70484af7010580642c91d2a502a7002d


韓国の「戒厳令」布告問題の裏側にあるのは❓(北朝鮮の左派工作)<2025・01・14

2025-01-14 20:08:52 | 中国と東アジア

どうも、今一つ納得のいかない韓国の「戒厳令」布告問題。
日本のマスコミは「民主主義が勝利して良かった」と、大体こんな論調が多かったように思います。

産経新聞 2025/1/13 20:37
『「困った時の友が真の友」岩屋外相のソウル訪問を韓国側評価 日韓外相会談で協力関係確認』
https://www.sankei.com/article/20250113-AKA4LIVCNRIVPHYHN2NBYXBLW4/
時事通信 2025年01月14日07時06分
『日韓連携に不透明感 政治混乱、トランプ政権控え』
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025011300300&g=pol

日本政府は、大統領派を支持したのと同じです。マスコミの論調を見ると、「なんか、おかしくね❓」と思いませんか❓
隣の韓国の事すらロクに知らない日本のマスコミの「音痴」ぶりが見えてきます。

そもそも尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が戒厳令の布告を決意したのには、相当の理由があったと思います。「戒厳令しか手段がない」と考えたのでしょうね。
その理由は、2024年4月の韓国議会選挙にあります。
『国会議員選挙は野党が勝利、尹政権は苦しい政権運営続く(韓国)』
https://www.jetro.go.jp/biznews/2024/04/b3b5a646c3048334.html
300議席中、与党「国民の力」は108議席の獲得に終わり、野党勢力が圧倒的多数を占めるに至りました。以後、韓国国会は空転が続き、野党勢力は与党派閣僚などへの「弾劾決議」攻勢をかけています。
ほとんど、国会野党勢力と大統領府の政治闘争になっていました。
これだけなら、よくある捻じれ国会でまあ、それほど問題があるとは言えないでしょう。
ところが❓

時事通信
『北朝鮮、反日感情を扇動 韓国内秘密組織に指令文』
2025年01月12日19時02分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025011200296&g=int

記事を読むと分かりますが、北朝鮮は相当労働組合を始めとする左派勢力に浸透しています。当然、その影響は一部の野党議員にも及んでいることは、容易に想像できます。今は、連絡手段がメールなどの電子媒体になり、余程確かな証拠がない限り、国会議員に対する強制調査には踏み切れないと思います。「怪しい!」と疑われている野党議員は、結構いるのではないか・と思います。

韓国で左派勢力が一定の支持を得ているのは、軍政から民政に移行する過程で左派が果たした役割が大きいからであろうと思います。
【光州事件】1980年5月
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%89%E5%B7%9E%E4%BA%8B%E4%BB%B6

韓国の人々にとっては思い出したくない悲惨な過去です。このような事件を経て韓国の民政移行が達成されました。
この時の舞台が、全羅南道です。今も左派勢力の牙城です。
一方、軍政を行ってきた保守派の地盤は慶尚道大邱広域市です。朝鮮戦争当時、臨時首都になった保守派の牙城と言えます。当然、知日派・親日派の多い土地柄です。
産経新聞 2016/5/29 11:15
『日本の蔑称・倭館がなぜ地名に残っているのか? その歴史を紐解くと驚きの事実が…』
https://www.sankei.com/article/20160529-UONSMOKDQNK2DGOBDGDEDVRYOA/

だから韓国左派は、極端な反日政策に走るケースが多いです。それで支持率を増やします。
一方、保守派の代表的な政策は、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領がその好例だと思います。
親日・親アメリカを外交の基本として、北朝鮮と対抗しようという考え方です。
つまり、今の韓国政府を支えると言うことは、保守派を支える意味があります。

このまま大統領選に突入して左派系の大統領が誕生すれば、韓国は大統領、議会とも左派が占めることになります。当然北朝鮮の影響の大きい政権になります。
反日・反米、親北朝鮮色の濃い政権になると思います。
例えば、米軍基地の追い出し運動でも始めたらどうなります❓

韓国の激しい反日運動の陰には、北朝鮮がいます。それを実行するのは韓国の左派勢力です。
東アジアの安全保障にも好ましくありません。
普通に考えるなら、アメリカ・韓国・日本は3か国安全保障条約を結んでも、全然おかしくありません。むしろ、そうするべきでしょう。それを妨害してきたのが、北朝鮮の影響を受けている韓国の左派グループまたはその一部です。
韓国の左派グループが、がちがちの政権を樹立するのは、日本の安全保障にとっては最悪に近いことです。

【日本のマスコミは「民主主義が勝利して良かった」】
などと単純に喜ぶべき場合ではありません。反対に左派が、がちがちの政権を作る方を心配するべきです。
そうなれば、更に北朝鮮の影響が強まるでしょう。左派政権が長く続けば、北朝鮮と一体化する恐れまであります。特に保守派の韓国人には、想像もしたくない世界だと思います。

その際どい政治状況に韓国は、置かれていると認識するべきでしょう。
当然、日本政府はそれを認識していると思います。

共産主義には、日本で一番厳しい産経新聞。2025/1/12 13:00
『「韓国の成熟した民主主義」トンデモ幻想を振りまいてきた日本のメディア 室谷克実』
https://www.sankei.com/article/20250112-NJNODUQLXNEMDO3SEZPOUT45VI/?outputType=theme_weekly-fuji

なるほど、産経新聞が必要な場合があることが分かりました。
この記事の主張の通りだと思います。

※更に言うなら❓
北朝鮮は、軍事境界線に沿って塹壕を掘り地雷を埋めています。
これが単に防御だけを目的としたものであるとは限りません。
相手が戦争の準備をしているようなら、細心の注意が必要だと思います。
左派を利用して韓国の政治空白を作り出し・・・
何事かを意図しているのであれば❓

朝鮮半島からキナ臭い臭いが漂ってくるように感じます。
台湾より余程危ないと、個人的には思います。


カリフォルニア大規模火災の原因の一つ⇒ユーカリの木❓<2025・01・14

2025-01-14 20:07:54 | アメリカ合衆国

※これは学術的に検証された結論ではありません。あくまで説の一つです。そして原因は他にも気象変動なども考えられています。
Newsweek
2025/01/14
LA近郊大規模火災に油を注ぐオーストラリアのユーカリ
https://www.newsweekjapan.jp/worldvoice/hirano/2025/01/post-115.php

ブロガーは、オーストラリア在住の日本人です。オーストラリアの大火災との類似性を考えたようです。感覚的にピン!と来たのでしょうね❓

2020.01.14UP
オーストラリア史上最悪の森林火災はなぜ起きたか-地球の息吹を感じるオーストラリアの旅先案内-
https://econavi.eic.or.jp/ecorepo/go/564

カリフォルニアと似た気象条件は、当然あります。
火災を拡大した原因にオーストラリア特有の「ユーカリの木」があります。
油を多く含み、「火に油」状態になるようです。
引用
『(ユーカリの木は)カリフォルニアへは1853年に持ち込まれた後、1800年代半ばのゴールドラッシュ時に伐採された森林を補う目的もあり、1870年代に商業向けの大規模な植林が行われたそうだ。そして、ユーカリで儲けた富豪が現れ、1900年代初頭までにユーカリ産業に携わる企業が急増。当時100 社以上はあったと推定されるという。』

この大規模植林によりカリフォルニアでは、ユーカリが普通に自生するようになりました。むしろ多く生えている木かもしれません。

引用
『 しかし、1991年に米カリフォルニア州オークランドヒルズで起きた、3,000以上の家屋が焼失した大規模森林火災について調査したところ、この火災で放出されたエネルギーの約70%がユーカリによるものと推定された、という調査結果もある。この結果を受け、被災地区周辺では、ユーカリの木々を残すべきか、それとも撤去すべきかの議論が交わされていたようだ。(参照)
 もともとカリフォルニアに自生する樹木自体にも可燃性の高いものがあると言われ、カリフォルニアで発生する森林火災の原因がユーカリに限定されるわけではないが、オークランドヒルズ火災ではユーカリが大きな要因になっていたのは事実。』
(参照の記事)
After 1991 fire, Oaklanders debate growth of Eucalyptus
Casey Capachi on October 31, 2011
https://oaklandnorth.net/2011/10/31/after-1991-fire-oaklanders-debate-growth-of-eucalyptus/

実際に地元では、ユーカリを撤去するべきかどうか議論されたようです。
ユーカリは、オーストラリアから持ち込まれたものであり仮に撤去しても自然環境への影響は無いでしょう。
西海岸で、これほど頻繁に大規模山火事が起きるのであれば、その原因を除去するのは望ましいと思います。もちろん、これが全部の原因ではありません。しかし、「火に油を注ぐ」ことになっているのは、事実のようです。

そもそもアメリカの森林は火災が広がりやすいと言われています。そこに更に可燃物そのもののユーカリが沢山自生していれば、余計に危険度が増します。
ちょっと、考えさせられますね。

CNN
米LA消防トップ、市当局による予算削減を批判 山火事対応に支障と訴え
2025.01.11 Sat posted at 15:55 JST
https://www.cnn.co.jp/usa/35228185.html

AFPBB
消防機に違法ドローン衝突で機体に穴 飛行停止に 米LA山火事
2025年1月11日 16:31 発信地:ロサンゼルス/米国 [ 米国 北米 ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3557694?cx_part=top_topstory&cx_position=2

おまけにロサンゼルス市当局は、消防予算を削減して乏しい消火機材を更に乏しくしているようです。
火災現場にドローンを飛ばして消火活動の妨げになっている者もいます。
全部、合わせてアメリカ人は、よく考えてみるべきだと思います。
(普通の国の人は、アメリカ人とは反対の事をすると思います)


※関連記事目次
項目「アメリカ合衆国」の目次③
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/6ea78b12b6512e36fbdc6eebd50f97ce