「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

フランスが百里基地で、ドイツ・スペインが千歳基地でそれぞれ自衛隊と共同訓練<2024/07/19

2024-07-19 19:12:15 | ヨーロッパ

①仏空軍が空自と共同訓練 百里基地にラファール戦闘機など飛来 インド太平洋へ関与強化
2024/7/19 16:24
https://www.sankei.com/article/20240719-FGCGU5SILZJSXA3Q22E654OE2I/
②日本・ドイツ・スペイン国内初の共同航空機訓練
7/19(金) 17:22配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/2568fe28543768fa6281408a30209640b3e2361d

近年になってNATO各国が東アジアへの関与を強めています。単にその一環なのか❓
頭の体操で、裏読みしてみます。

既に航空自衛隊は、イギリスと共同で時期補助戦闘機を開発することが政府間で合意しています。
その後、なぜかイタリアも参加することになり、その後イギリスはサウジも引き込もうとしています。
もう既にグチャグチャと言っていいと思います。
大体、組む相手が悪すぎます。
工業製造力と技術の衰えが著しいイギリスでは組む相手として頼りないです。そこにおよそ戦闘機製造など出来そうもないイタリアが参加したことで、この計画はとん挫することが見えていると思います。

2024.07.19
英新政権のGCAPに対する立場、国防政策の見直し完了まで何も約束しない
https://grandfleet.info/european-region/uk-governments-stance-on-gcap-no-commitments-until-defence-policy-review-is-complete/

この共同計画は、イギリスの保守党政権時代に決まりました。今回の総選挙で労働党が絶対過半数を獲得し、これまでの政策の見直しをするようです。
日本との戦闘機の共同開発計画も事実上、保留の方向になりそうです。

これを踏まえると①と②の記事の意味が違ってきます。
日本が次世代補助戦闘機の開発パートナーを求めているのは、変わりません。
フランスとドイツは、戦闘機製造においてイギリスよりはるかに優れた技術を持っています。
日本の次世代補助戦闘機の開発パートナーになれば、日本の戦闘機市場に食い込めます。

実は、ドイツ・スペイン・イギリスが共同開発したユーロファイターは、航空自衛隊の導入機種の候補でした。
条件が折り合わず破談になった経緯があります。
現在のユーロファイターも機種更新の時期に来ています。
イギリスの代わりに日本を加えることは、ドイツとスペインにもメリットがあります。

フランスは戦闘機に関しては独自路線で、ラファール戦闘機を自国で開発し実戦配備しています。
しかし戦闘機開発の開発費は巨額なものになりました。
開発費を負担してくれるパートナー国が欲しいところです。自衛隊は格好の提携相手と言うことです。

こう裏読みしてみると、スペイン・ドイツ組とフランスがそれぞれ同時期に戦闘機を日本に派遣した意味には、単なる訓練とは違う意味があると思います。

スペイン・ドイツ組
『きょうとあすの2日間、ドイツとスペインの戦闘機や輸送機など合わせて26機・330人ほどが参加して千歳基地とその空域周辺で戦術訓練が実施される予定です。』

相当気合が入っているみたいですね❓


※関連記事目次
項目「ヨーロッパ」の目次②
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/70484af7010580642c91d2a502a7002d



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