「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

2024大相撲3月場所>優勝した尊富士の記録ぶりと強さと尊大時代

2024-03-25 08:23:11 | スポーツ

まあ、凄いですね。史上最多か最多タイ記録が多いです。

1914年(大3)5月場所の両国(元関脇)以来110年ぶりとなる新入幕優勝
両国の11場所を上回る所要10場所の史上最速V
ちょんまげ力士の優勝は、日本相撲協会によると初めて
新入幕連勝記録11、史上最多タイ(同数・大鵬)
新入幕最多勝ち星13、史上最多タイ
新十両優勝の次の場所で新入幕優勝(ないと思います)

信じられますか❓
去年の12月場所は、幕下です。
1月場所で新十両優勝。
3月場所で新入幕優勝。

本人の強さと幸運もあると思います。
何しろ15日制の相撲が2場所目です。
中日を過ぎたあたりから結構、疲労していたと思います。それが14日目の取り組みでのケガにつながったと思います。
しかし出られる状態だったので強行出場して自力で優勝を勝ち取りました。
精神力の強さも並外れたものがあります。
「心技体」
全部、揃っての優勝でした。

丁度よいライバルがいます。
大の里です。
大の里もずば抜けて強いですが、今場所は尊富士が凄すぎたので、すっかり影が薄くなりました。
しかし、現時点では互角の強さだと思います。

二人は、どれほど強いか❓
幕内上位戦の結果です。
【霧島】(5勝10敗)
大関・在位5場所で陥落決定(在位中優勝1回)
【豊昇龍】(11勝4敗)大関・在位4場所
〇大の里〇尊富士
【琴ノ若】(10勝5敗)
●尊富士〇大の里
大関・在位1場所
【貴景勝】(8勝7敗1休)
大関・在位28場所
●大の里

関脇・大栄翔(6勝8敗)
●大の里
関脇・若元春(9勝6敗)
●大の里●尊富士
小結・阿炎(9勝6敗)
●尊富士●大の里

二人合わせた小結関脇戦。
5勝0敗。(全部勝ちました)
大関戦。
5戦2勝3敗。(1つ負け越しですが、来場所はどうなることやら❓)

大の里と尊富士の現時点での実力は、大関相当関脇と言ったところでしょう。大関よりはやや弱く、小結関脇には圧倒的に強い。
適正な番付は、関脇です。
この二人が幕尻(東前頭17)と前頭やや上位(西前頭5)にいたのですから、他の力士にしてみると❓
「勘弁してくれ!」
と言うほど強かったと思います。
星の差は、直接対決の勝敗です。
大の里が勝っていれば同点です。
大の里が対戦していない役力士は、ボロ負けした大関の霧島と小結の錦木だけです。他の6人全員と対戦しています。

尊富士は番付が幕尻ですから役力士との対戦は4人だけです(これでも少し多いです)。
二人の勝ち星の差になって表れたのは、対戦相手の強弱です。同じ対戦相手なら、少し大の里の勝ち星の方が多かったと思います。

それは、こんな例を見ると分かりやすいと思います。
前頭二桁勝利
西6豪ノ山(10勝5敗)
西8高安(11勝4敗)

豪ノ山の対戦相手のうち強い相手
大関・豊昇龍、大の里、尊富士
高安の対戦相手のうち強い相手
小結・阿炎だけ。
高安が豪ノ山と同じ強敵と対戦したら負けが3つ増えていたと思います。そうすると、精々8勝です。
実力比較したら、豪ノ山10勝高安8勝くらいの違いがあります。

大の里と尊富士に当てはめると尊富士は強敵との対戦が2人増えます。2敗すると勝ち星は同じになり、直接対決の結果が逆だと大の里が優勝します。

つまり❓
尊富士はずば抜けて強いのは事実ですが、番付に恵まれての優勝と言えます。強い力士2人分少ないハンデイをもらっていました。

二人の番付が上がって上位の方で小結・関脇程度に接近した時にやっと対戦相手が同じになり、どっちが強いかの判定が出来ます。
現時点では、大の里の方がやや実力上位と言えます。
もっともこの差は、今年残り4場所二人が相撲を取る中で簡単に逆転できる程度の微差です。
今の予想は、もう少し(2場所程度)すると互角のいい勝負になると思います。


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