「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

18日NATO会合に見る現実乖離度合い❓<ウクライナ紛争2024・12・19

2025-01-12 20:36:02 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

最近のNATO会合の記事
産経新聞
2024・12・19
①『ウクライナとNATO、米政権発足へ意思統一図る、ゼレンスキー氏ら出席』 
2024・10・18
『NATO国防相会合、ウクライナの加盟で温度差 ゼレンスキー氏の戦勝計画、前途多難』

①は、米新政権抜きの会合と言えます。NATOはアメリカ抜きでは、ほぼ無意味と言えます。アメリカが参加してNATOでありアメリカが離脱すれば、まあロシアと対抗するなど不可能でしょうね。
記事を見るとゼレンスキーの言い分を一方的に掲載しているだけです。
ルッテ事務局長のコメント
「ウクライナが和平交渉を決めた場合に、最善の立場で交渉に臨めるようにしなければならない」

フランスのマクロンは、相変わらず実現の可能性が薄い提案をしてスタンドプレーです。
ロイタ
『仏大統領ウクライナ派兵案、協議継続=ゼレンスキー氏』
(停戦後の停戦監視団の話です)

この停戦監視の話もトランプ氏側から出た話です。しかも「アメリカは停戦開始にはアメリカ軍を派兵しない」と言っています。「ヨーロッパ側だけでやれ」と言うことです。

何回か日記で書いていますが、米民主党とヨーロッパNATOは絶対戦争継続が、これまでの主張です。トランプ大統領就任後も、何とか戦争継続を目論んできました。
しかし、ウクライナ軍はもう限界になりつつあり戦場によっては敗勢になっています。もう停戦する以外に道はありません。

今度は、ロシア有利の停戦はダメだと言い始めました。しかし戦争に負けつつあるウクライナ側の主張をすれば停戦など無理です。結論は、「戦争を継続するべきだ」と言う話になります。

約2年前のCNNの記事があります。ウクライナ軍の反撃作戦が成功してロシア軍が劣勢に見えたころです。
①2022・10・04
『戦争の代償、ロシアが「耐えられないものに」 仏首相』

https://www.cnn.co.jp/world/35194082.html
②2022・10・11
『フィンランド大統領、プーチン氏は「敗北」を受け入れる能力がない』

https://www.cnn.co.jp/world/35194394.html

NATO側の言いたい放題です。しかし、これが現在はゼレンスキーとヨーロッパNATOにピタリと当てはまります。
ロシア⇒ウクライナ、プーチン⇒ゼレンスキー
こう置き換えると今の記事になります。
こういう調子で、この時点から2年戦争を継続してきてウクライナが敗勢になりつつあります。
双方の犠牲者数は、アメリカの見積もりで最低100万人以上です。
勝敗の決まっている戦争をこれ以上継続する意味は、最早ありません。
昔の陸軍独裁内閣やナチス・ドイツと同じです。始めてしまった戦争を止めることが出来ません。
軍隊を維持するための戦争になっています。ウクライナの場合は、ゼレンスキーの権力です。
ヒトラーが、ゼレンスキーに重なって見えます。
日本は、かろうじて本土が戦場になる前に無条件降伏して戦争を止めました。
そうできなかったナチス・ドイツは、首都ベルリンが陥落してやっと戦争が終わりました。

ヨーロッパNATO首脳の頭の中は、戦争継続でループしているのだろうと思います。もう思考停止状態ですね。ゼレンスキーは、もっとひどく「自分の世界」にいます。「戦争を続ければウクライナが勝利する」という空想の世界です。

トランプ氏は、「場合によってはアメリカはNATOを離脱する」と言っています。これは第1次政権時代からです。今も同じです。どうも見ているとトランプ氏を舐めているとしか思えません。トランプ氏は、自分が発言したことを実行するタイプの人間です。プロパガンダを言って後は何もしないバイデンさんとは全然違います。
ウクライナとヨーロッパNATOを、まとめて切り捨てる場合も十分ありうることを理解していないようです。
ヨーロッパは、東西冷戦型思考から抜け出せないようです。お荷物だと思えばトランプ氏は、ヨーロッパを切り捨てるでしょう。
【お得意の決め台詞】
「お前は!首だ!」

どう転ぼうとロシアの不利は、ありません。
ジタバタしてトランプ氏に逆らえば、ウクライナとヨーロッパNATOの条件は、切り下がると思います。
最悪、「ドニプロ川の東はロシア領、西はアメリカ(の傀儡)」で折り合う可能性があります。
(面倒な時の解決法は、同じで「足して二で割る」方式になります)
それがいやなら、さっさとトランプ氏の停戦提案を受け入れるべきでしょうね。

まあ、進歩がないですね。
トランプ前とトランプ後は、時代が変わったことをまだ理解できていないようです。

 

※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑦
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


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