読売新聞 2024・12・18
『北朝鮮の部隊に数百人の死傷者、「トップに極めて近い者」も・・・米軍当局者が人数に言及』
まあ、ほとんど直ぐそこで目に見える事しか報道がありません。
私が見る処では、ロシアは北朝鮮からわずか1万人少々の援軍が必要なほど兵士が不足しているわけでは、ありません。むしろ余裕があると見るべきでしょう。
私は、最初ロシアで不足している土木・建築・インフラ整備などの労働力を前線に近い場所で得るためかと思っていました。当初は、工兵部隊が多いとの報道もありました。
しかし、ロシア国内で短期間の適応訓練を受けた後、クルスク州に一部配備されました。実際に戦闘に参加して犠牲者も出ています。
普通に考えるならロシアは、NATOとの戦争に備えているのだろうと思います。ゼレンスキーは、懸命にNATOを引きずり込もうとしています。今のところNATOは拒否していますが、NATOの参戦が100%ないとは、言い切れません。そのため北朝鮮軍をNATOとの戦争に備えて実戦訓練をして強化しているのであろうと思います。それは韓国との軍事緊張がある北朝鮮にとっても望ましいことだろうと思います。
実戦を経験した軍隊としない軍隊では強さが全然違います。戦闘に不慣れな北朝鮮軍を、いきなりNATOとの戦闘に投入するより、ロシア領内であるクルスク州で実戦を積み重ねた兵士の方が、格段に強いに決まっています。更には戦闘が従来とは一変しました。ドローンの活用とドローンから身を守るすべを知らない兵士は、役に立ちません。最新の戦闘技術を北朝鮮は学習しながら実戦訓練中なのであろうと思います。
そう考えるとロシアが北朝鮮軍を受け入れている目的は兵力の増強ではありますが、その相手はウクライナ軍ではなくNATO軍であろうと思います。そして実際にNATOとの戦争になれば、桁が一つ増えると思います。1万ではなく10万の単位でしょう。
急には出来ないから、まず1万人から訓練を始めたと言うことであろうと思います。ロシアとNATOの緊張関係が高まれば、どんどん北朝鮮兵が増強されるのでは、ないでしょうか❓
仮にそうならなくてもロシアは、土木・建築・インフラ整備の労働力として活用できます。北朝鮮としては対価として外貨やロシアからの援助を得られます。そして北朝鮮軍が強化されます。
ロシアと北朝鮮に関していうなら、ウイン・ウインです。
(NATOと韓国には、最悪です)
北朝鮮兵に犠牲が出るのは、当然の話です。実戦訓練をすれば、多少の犠牲は出ます。
クルスク州のウクライナ軍は、格好の訓練相手でしょう。
と、言うことをNATOは認識しているのかどうか❓
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「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑦
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