息子の体調不良(昨日の続き)

2020年06月14日 | 日記
昨日は実は息子には聞かれないタイミングで、私は病院の先生と話をしている。

診察室から看護師さんが息子を検査室に連れて出て行った時に。

中1の時、部活のことが引き金になって起立性調節障害が強く出るようになり、中学高校と6年間、小児科に通院していたこと、父親が重度のうつ病から統合失調症で長く入院していることなどを聞いてもらった。

すると先生の話はこんな感じだった。

「そうだったんですね。うつ病というのは遺伝性もありますし、身体のあちこちに痛みが現れることもあります。もちろん本当にもしかして体のどこか悪い所があるかもしれませんから、しっかり検査はしておきますが、安定剤も出しておきます」。

ありがたい。。

安定剤と聞いて少し不安だったが、それで気持ちが落ち着くなら。

安定剤っていうのは、私は偏見を持っていたと思う。今の社会、普通に飲んでいる人が多いらしい。

私が今度復職する施設に来る子ども達は、ほとんどの子がそういった薬を飲んでいると社長から聞いている。


そして検査をしてもらった結果、昨日の時点では異常は見つからなかった。

これで今までCTもエコーも血液検査もしてたが異常なしということになった。

ただ、もっと詳しい血液検査の結果が出るのは日にちが少しかかるらしい。

「お守りに安定剤を出しておきますね」と先生は息子に言った。


その後はスーパーに寄って家に帰り、私はダンナの病院に夏物の着替えを持って、今月分の入院費の支払いに行った。

そして家に帰った時、私は息子の様子にびっくりした。

なんと、息子がぽろぽろ泣いているのだ。

その瞬間、とっさに私はどんな事があっても受けとめ、息子を守ろうと思った。

そして「どうしたの?」と聞いた。

「安定剤飲んだら何だか涙が出てきて…」

「そうなんだ…痛みはある?」

「飲んで少ししたら痛みがあまり無くなって、それでどんだけストレスがあったんだろうと思ったら泣けてしまって…」

そうか、そうだったんだ。そういう気づきの安堵感もあり、なんとも言いがたい複雑な心から溢れた涙だったんだ。

ホッとした。


とにかく食欲が戻って元気になって欲しい。

夜は野菜、きのこ、鶏肉、卵と具だくさんのうどんを作った。

まだ食欲は無さそうだったが、それでも昨夜は久し振りに普通に食べていた。