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2015年10月まで、右半身麻痺で車いす生活だった母を介護しながら、日々の出来事や思いを書き綴っていました。
在宅介護の様子や心の葛藤をできるだけ隠さず書いたつもりです。 もし参考にしていただける部分があればと思い、古い情報になる日記もそのままにしてありますのでお許しください。
母の眠剤は4週に一度 私が代理で心療内科クリニックへもらいに行くんですが、どうも最近、やはり姉が体調を崩したのがショックだったのか そのあたりの頃からいつもの薬を飲んでも寝付きが悪かったり夜中に騒いだりする日が増えた気がします。
先生に相談しに行ったんですが、たまたま私が行った日にいつもの先生が不在で、代わりの先生でした。
そしたら、仕方ないことですが “いつもと同じ薬を出すことしか出来ない(量も)” の一点張り。
介護する家族が苦労してるということを何度も訴えたんですが処方は変わりません。
先生は 『わかるんですよ、 どんな感じかわかるんです。 ワタシも週に二日は老人ホームで診察してるのでね』
わかる なんて言わないで。 老人ホームに行ったって、夜中に寝ない老人を介護したわけじゃないでしょ・・・
常識で考えれば当然の対応でしたけど、そう頻繁に来院することもできない、助けを求めるような気持ちで行った私には残酷に感じてしまって、薬局で薬を待ちながら放心状態になってしまいました。
でも本当に、仕方ないことです。
来月はまた時間を取っていつもの先生がいる日に行こうと思います。 それまで頑張りましょう。
でもひとつ教えてもらって良かったことがありました。
それは 睡眠導入剤は うまく効けば眠れるけど、効き過ぎるとかえって興奮したり妄想が出て暴れたりする作用があるものだそうです。 (睡眠導入剤がそういうものだという意味ではありません。 母が飲んでるものがそういうものということ)
そうなんだ、夜中に別人のようになって騒いだりするのは薬のせいなんだ・・ それがわかったら少し安心しました。 介護が楽になるわけではないけど。
だからもう、夜中に喧嘩を売られても、買わない。 何を言われても、受け取らなければいい、
心に入れずにシャットアウトする、それなら腹も立たない。 それがなかなか難しいんですけどね 傷付くのは同じだし。
もう夜も昼間も私は必要なことだけ喋ることにしました。
母と会話しないでいれば私も傷付く回数が減るんだからいいんです。
姉の病気は、長期戦の様相を呈して来ました。
もう 泊まりの介護は頼めなくなりました。
少し前は もしかしてすぐ良くなるかと希望もあったから、姉から 『調子いいから手伝いに行くよ』 とか言われれば、 私としても姉をアテにしちゃいけないとわかっていても嬉しくなってぬかよろこびして、結局
『ごめん、また調子悪くなったからやっぱり行けない』 と言われると、落胆と心配なのとで体中に痛みが突き刺さるような気分になり・・ これが何度か続くともう精神がズタズタになってしまい・・
もはや頼ってはいけないと頭ではわかっていても、やはり姉が来ることが一番助かるから、頭のどこかで期待しちゃってるんでしょうね。
姉自身、私に負担をかけ続けていることをすごく申し訳なく感じているらしくて、とは言え私もかれこれ ふた月以上のキツイ生活で気持ちに余裕がなくて、ちょっと欝状態で投げやりな気持ちになりました。
べつにもう私が疲れようがどうなろうがどうでもいい、目の前の仕事をやるだけ。 誰とも言葉を交わしたくない。 なんて・・ いけませんよね 今もまだちょっとそんな感じありますが。
それで姉も私を心配して母の留守にこっそり話しに来て、私と話したあと父とも話したようです。
結局、ショートステイは 行って欲しいと思ってるのは姉も父も同じなんだとわかりました。
私からはもう一切、母に提案やお願いを言うのは嫌だから。と言ったら、 父が母を説得する、と言ってました。
前にも何度もそう言ったことあったんですけどね。 父も恐いんですよね。 母が逆ギレするから。
でも私だってこれ以上母と関係悪くなると介護拒否につながるし喋りたくないし。
姉も体悪くてなかなか来られないから、これからは、父の仕事を増やして父がもう限界だと感じるのを促すのがいいかなと・・
でも高齢の人たちを放置するわけにいかないし 実際 介護が大変なのは昼間以外ですしね、
父にやらせるのもまた大変なのです。
そしたら昨日、よりによって私が留守にした晩に、夜中に母が寝たまま軟便が沢山出てしまい、父が一人で母の着ていた物からシーツ一式から布団まで汚れて全取っ替え、 ポータブルを運んで来て排泄させ、 汚れた体を拭いてやったそうです。
しかもその後も興奮して騒ぎ続けて、臭いはすごいし結局朝まで寝られなかったそうで 今日は目が赤くて疲れきった様子でした。
こんなにすごい大変な晩は滅多にはないけど・・
父が一部始終を私に報告しながら、 『眠れなかったのがオレの番で良かったよ・・』 と言ったのには泣けましたね
私も自分の時じゃなくてラッキー♪と思ったけど、やはり少しは いつもムスメに悪いと思ってるんでしょうかね
私は今まで、自分だけが介護しているような顔してて、こうなってみるとどれだけ姉の力に頼っていたかがわかって申し訳ない 今は頼っちゃいけないと思ってるのに・・ と言ったら
姉が 『それはちがうよ、 介護は大変なんだから、これはみんなでやらなきゃいけないことだよ』 と。
そうですよね、いつのまにか抱え込んで私みたいになってしまわないように、介護している皆さんは気をつけてください。
プロの人に任せたりしましょうよね
・・・疲れてしまってる私が言っても説得力ないですね
というわけで、あんまり進展ないですけど またご報告しますね。