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2015年10月まで、右半身麻痺で車いす生活だった母を介護しながら、日々の出来事や思いを書き綴っていました。
在宅介護の様子や心の葛藤をできるだけ隠さず書いたつもりです。 もし参考にしていただける部分があればと思い、古い情報になる日記もそのままにしてありますのでお許しください。
またご無沙汰してしまいました。
月日が経つのが速いことに圧倒されますね。 もっと年を取ればもっと速く過ぎてしまうのでしょうか。
私は相変わらず実家と畑の管理に通ったり(往復だけで3時間は体力にこたえてきました)
前回も書きましたが、月1回、地域で親御さんを介護する家族の会に参加したり、月1回「認知症カフェ」に顔を出したり、週に1~2回、近くの老人ホームへ傾聴ボランティアに行ったりしています。
親御さんを介護する人といってもほとんど、というか今のところお会いしたすべての人が初期の認知症の親御さんとの対応に悩む人で、私なぞは親の介護をしていたと言っても身体介護がほとんどでしたから、参加していていいものだろうか・・と最初はチョット思いましたが、いろんな人といろいろお話ししていると、認知症の人の介護の話でも何でも、出る話題すべて語れてしまう自分に気づきました。 認知症状というのは診断を受けた受けないにかかわらず共通なんだなぁ・・とわかります。 実際には介護にとどまらず親子関係、嫁姑関係、夫婦関係、きょうだい関係、など密接に関わってくる問題ですから、悩みは万人共通、というか、平等なんですね・・・
認知症カフェは、まだ1度しか行ってなくて、認知症の人の家族の方や地域の訪看さんやボランティアの大先輩の方々とお話しして楽しく過ごしてしまいました。
傾聴も、依頼が来たのが今月になってからですからまだ数回しか行ってませんが、高齢の方の話を聴く貴重な体験をさせてもらっているだけでも有難く、大切に聴きたい話ばかりです。 もうかなり年を重ねてしまった私たちでも、まだ生まれてもいない時代のこと、映画の中でしか知らない世界を、リアルに生きてきた人たちなんです。 いつの日か、聞いた話を何かに残せないかと考えてしまうくらいです。 いけないことですが。
歌が好きな方とは一緒に歌います。 このオンチな私がですよ!! 笑っちゃいますよ。 でもとても喜んでいただけます。
・・・自分の親には、どうしてこんなふうに優しく接してやれなかったんだろう? と思います。 カフェに行って、看護師をしている人たちにそう話したら、「それでいいのよ。それが役割分担なのよ!」と言われ、 ・・あ、そうだったのか、自分が介護していた時にもケアマネさんに「役割分担しましょう」と言われたことがあったけれど、今になって初めて意味がわかりました。 介護経験のあるボランティアの先輩達は、「自責の念を感じるなら、まだ傾聴はやめときなさい」と言います。 喪失の悲しみや自責の念は何年経っても消えることはないけれど、いつかは平気で話せる時が来るそうです。
でも母と一緒の時間を過ごしてきたおかげで、高齢の方の話が理解しやすいし、昔の流行歌もたくさん知っているので会話の助けになります。 いずれにしても思い出してしまうってことですけど。 でも楽しいので続けるつもりです。
2019年が皆様にとって幸多き年になりますように・・・