デイサービスの雰囲気が好きで、ほんの少し、週に1時間くらいしか行けませんがボランティアに行きます。
利用者さんのなかでも認知症だけれど体はとても元気な人には、ちょっと退屈そうな時間帯には軽いお手伝いをしてもらっているようです。
どこのデイサービスでも同じようにされているのでしょうが、最初に知った時には感動しました。もちろん職員が陰でしっかりチェックして、時には後でやり直さなきゃならなくて職員の二重手間になってしまうこともあるのに、あえて「やってもらうと助かるんだけど頼める?」「洗ってくれたの?ありがとう
」など皆が声をかけて、利用者さんも役に立てた達成感や喜びを感じて進んで手伝っていました。私も職員さんから話があったので
私の仕事と重なってしまった時には「洗ってくださるんですか~?汚れてるのが沢山だから私は後回しにしてたんですよ、申し訳ないわ~」と言うと利用者さんは「ワタシが洗ってあげるから、あなたそこで座って少し休んでなさいよ、ね!」、なんて仰って喜んでやってくれます。
「じゃあ私、拭きますね!」とか私も一緒にゆっくりやりながら世間話したりするのも楽しんでいましたが……
最近行った時もそのようにしていたらその利用者さんの話が愚痴ばかりになったのです。
いつも雑用を沢山頼まれて、職員さんたちはありがとうの一言だけで手伝ってもくれない、というようなことです。
私も、大変と思ったら手伝わなくても大丈夫なんじゃない?みたいに言いましたが、どうしたものか考えてしまいました。
とりあえずその時はおしゃべりしながら楽しく一緒にやりましたが、思えば利用者さんだって同じボランティアってことだもんね……感謝はしてくれても、あんまり大変なことまで頼まれたら愚痴こぼしたくなるよね。と思って、でもそこのバランスが難しいものだなと。
もちろん私が意見を言う立場はないので、また行った時にはその利用者さんが進んで手伝いに来てくれたら感謝しながら楽しく一緒にやることしかできませんが、認知症の人への対応は奥が深いですね……