雲上快晴

プーさん爺じが、何の変哲もない日々を綴る

告別式

2010年01月29日 | 徒然
 昨日、後輩の奥さんの告別式に行ってきた、享年47歳、癌だった。
 2年半前に癌が見つかってから、「奇跡を起こす」と言って病魔に立ち向かっていたという・・・だが奇跡は起きなかった・・・

 大学生の長女、高校生の長男、中学生の次男、早過ぎる母親の死。

 職場の同僚の女性が、終始泣きながら弔辞を読み上げていた、「○○ちゃんの花嫁姿も見たかったろうし、まだまだ子供達のお弁当も作りたかったろうし・・・・」

 最後に喪主である後輩がお礼の言葉を述べた。
 故人が生前係わってきた全ての人達への丁寧なお礼の言葉から始まり、闘病生活の様子、故人の人柄等々、理路整然と毅然としたあいさつで、「この日の覚悟が出来ていたんだろうな、辛いだろうに立派なあいさつだな」と感じていたら、突然、悲鳴のような声で、「妻は我が家の太陽でした・・・」
 あとは嗚咽の中で懸命に言葉を絞りだすしか術がなくなって、とても後輩の顔を見ることが出来なかった。

 家に帰ってきて家族揃っての夕食、家族全員で【今】を共有できている自分と共有できなくなってしまった後輩を思いながら・・・