雲上快晴

プーさん爺じが、何の変哲もない日々を綴る

守破離

2009年06月23日 | 卓球
 仏教や武道の世界での弟子の成長段階を表している言葉だ。

 まずは「守」、師匠の教えや型をしっかりと頭と身体に浸透させ己のものとしていく。


 次が「破」、守で築き上げたものに自分なりの創意工夫を付け足し自分流を創り出す。


 そして「離」、師匠の元を離れ一人立ちしていく。



 先日、それまで延ばし延ばしにしていた弟子との真剣での立ち合いをして、ものの見事に打ち破られた。

 私に多少の雑念があったことも否めないが、それを差し引いたとしても、想定外の捌き(破)についていくことが出来なかった。



 「守」を身に着けることさえ中途半端で終わってしまう子達が多い中で、短期間で「破」まで辿り着くとは、なかなかの「傾奇者」だな。

 どこまで傾き通せるか、とくと拝見させてもらおう。。。(笑)
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負けの報告二連発

2009年06月14日 | 卓球
 福島に戻ってきて、焼酎を飲みながらテレビを観ていたときに携帯が鳴る。

 あるクラブの監督さんからの電話、「ホープス団体負けてしまいました」と。

 その2時間くらい後、また携帯が鳴って、「インターハイ予選ダメでした」と親御さんからの報告。

 監督さんも親御さんも、その負けに対して自分を追い込んでいたけれど、一番に悔しく思っているのは選手達そのものであって、そしてその悔しさの表現はそれぞれ区々なのであるから、大人の立場としては、個々の選手達の発奮を信ずるしかないと思うんだ。

 でも、子供たちの勝ち負けを正面から接することの出来る指導者・親っていいよね、子供たち幸せだよね。

 インター予選で負けた子に、電話してお父さんの思いを伝えたら、泣き出しちゃったよ、いい子じゃないか、卓球が強い弱いなんてことより、人間として成長してるよね。

 俺のほうがウルウルきちゃって、いつもより酔いが回ってきちゃったよ。

 大好きな子達、俺は信じてるよ。
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最後の練習

2009年06月13日 | 卓球
 インターハイ予選を来週に控えた隣県高校生との実質上の最後の練習。
 いつもと同じ気持ちでボールを出そうと思っていたのだけれど、知らず知らずのうちに気持ちが入ってしまって、声を張り上げてしまう場面もしばしば・・・

 練習が終わってから、囲炉裏の部屋でお母さんも交えてのトークタイム、昔話や他の子達の近況などなど、取り止めの無い話しに花が咲いた後、最後にミスタージャイアンツ長嶋の話を。
 長嶋選手は、打席に向かうときにホームランやタイムリーを打って拍手喝采を浴びる姿をイメージしていたという話しを。

 どんな結果になるのかは神のみぞ知るところだけれど、せめて試合への入り方が少しでも楽になればと思って。

 卓球だけでなくスポーツ全般に言えることだと思うけれど、普段の練習の時は選手を追い込むことも必要かもしれないけれど、大会の直前には選手がポジティブな気持ちで臨めるようなアドバイスをすることが大切だと考えている。

 親は往々にしてネガティブな部分しか見えないから、指導者がそこのところをフォローしてあげるものだと。

 これからの若い指導者に解ってもらいたい心。

 最後の練習で、こころの中では「来てくれてありがとう、お前が居てくれたお陰で、俺は卓球と繋がっていることができた」と感謝の気持ちで一杯だった。

 頑張らずに頑張れよー。。。何を言ってるのだろうか・・・
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神指(こうざし)城と高瀬の大木

2009年06月04日 | 徒然
 直江兼続が、会津鶴ヶ城に変わる城として築城していたのが「神指城」、その大きさは鶴ヶ城の2倍以上もあったとか。

 結果として、この築城が家康からの詰問のきっかけを作り、兼続があの有名な「直江状」によりきっぱりと家康の難癖を撥ね返したために、家康の上杉討伐・小山評定・関が原の合戦に繋がっていくのである。

 家康の上杉討伐の旗揚げによって築城は中断され、関が原の戦いで東軍が勝ったことにより上杉家は米沢に移封されたために、ついに完成を見なかった幻の城。。。。

 その神指城の北東端に悠然と立っているこのケヤキが、国の天然記念物にも指定されている「高瀬の大木」、樹齢500年以上も経っているそうだ。

  その大木の脇に立って、いくつかの「もしも」を想像してみる。

 「もしも、この城が完成していたら・・・」

 「もしも、徳川と上杉が戦っていたら・・・」

 「もしも、小早川が東軍に寝返らなかったら・・・」

      Back to the future
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